「職場での人間関係が大きなストレスになっている」
「職場の人間関係が少々めんどくさい…」
「職場でのストレスが原因で、食事も喉を通らない…」
というあなたに、
今回は、「職場の人間関係によるストレスを解消する3つの方法」をご紹介いたします。
会社が掲げたビションを実現するために、会社が定めたミッションを遂行する場所が「職場」であることを考えると、職場では仕事に支障を来さない程度の「必要最低限の人間関係」さえあれば問題ありません。
和気藹々と楽しく仕事をすることも大切ですし、同じ職場の仲間に思いやりを持って接することも大切ですが、いろんな性格や価値観を持った人間が集まっているわけですから、相性がよくない人もいますし、考え方が真逆の人もいます。
なので、無理をして、話が噛み合わない人とは仲良くなる必要もありませんし、職場にいるすべての人に好かれようとする必要もありません。
職場の人間関係によるストレスを解消するためには、まずはじめにそのことを理解する必要があります。
その上で、もしあなたが何らかの原因で、職場の人間関係にストレスを感じているのであれば、これからご紹介する3つの方法をぜひお試しいただきたいのです。
私も前職で大きなストレスを抱えながら仕事をしていた経験があります。
身体的にも頭痛や手足の痺れ、動悸や下痢といった症状が現れ、数年にわたって職場のストレスと格闘しながら、いろんな本を読みあさり、いろんな方法を試しました。
その結果、最終的に辿り着いたのが、これからご紹介する3つの方法です。
それでは早速みていきましょう。
職場の人間関係によるストレスを解消する方法
職場の人間関係によるストレスを解消するための、3つの方法をご紹介いたします。
これら3つの方法に共通して言えることは、「自分が変わる」ということ。
周りの環境を変えようとしたり、誰かに期待するのではなく、自分自身が変わることで、職場の人間関係によるストレスを解消する方法です。
3つの方法を実践したからといって、周りの状況が変わるわけではありませんが、今までストレスに感じていた他者の言動がだんだんと気にならなくなり、ストレスを感じにくいメンタルを身につけることができます。
職場の人間関係によるストレスを解消する3つの方法
- 割り切る、開き直る、そして、自分を最優先に考える
- 他者を変えようとせずに、自分の考え方を変えてみる
- ストレスの原因を冷静に分析し、今できることをする
それではひとつずつ見ていきましょう。
自分を最優先に考える
職場の人間関係によるストレスを解消する方法、ひとつ目は「自分を最優先に考える」です。
自分が必要としているものは、他人が必要としているものと同じように重要だ
出典:ジェリー・ミンチントン(2013)『うまくいっている人の考え方 完全版』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
職場の人間関係にストレスを抱えている人の多くは、皮肉なことに、真面目で几帳面、細かいところに気が付いて、他者の意見を尊重するタイプが多いと言われています。
そんな方の性格を、根本的に変えることは難しいかもしれませんが、職場においては、もう少しドライに考えるべきでしょう。
具体的には、
- 仕事の目的や自分の役割をを果たすために、時には人間関係を割り切って考える
- 決断を下すときは、仕事の目的を最優先に考えて、周りの反応を気にせず開き直る
- 他者と同じくらい、自分の意見や考え、自分の仕事における成果も大切だと考える
何がなんでも自分の意見や考えを貫き通すような、自己中心的な人間になる必要はありませんが、常に他者の意見を尊重しているような人は、自分のことを最優先に考えるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
自分の考え方を変える
職場の人間関係によるストレスを解消する方法、2つ目は「自分の考え方を変える」です。
われわれは「どう見ているか」という主観がすべてであり、自分の主観から逃れることはできません。
今、あなたの目には世界が複雑怪奇な混沌として映っている。
しかし、あなた自身が変われば、世界はシンプルな姿を取り戻します。
問題は世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか、なのです。
出典:岸見一郎 古賀史健(2013)『嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え』ダイヤモンド社.
今あなたが見ている職場の人間関係は、あなたというフィルターを通して眺めている「あなただけの現実」と言えます。
つまり、「あなただけの現実」が大きなストレスになっていて、その現実を変えたいのであれば、あなたというフィルターを交換する、つまり、あなたの考え方を変える以外に方法はありません。
では、具体的にどのような考え方に変えたらいいのか?
職場という状況を考えると、あなたが職場にいる目的や役割をあらためて見つめ直し、他者や周りの環境が変わらないことを前提として、その上で、仕事の目的や役割を果たすためにはどうすればいいか?と考える。
あとは、自分が出した答えを信じて行動する他ありません。


できることを実行する
職場の人間関係によるストレスを解消する方法、3つ目は「できることを実行する」です。
「できることを実行する」だなんて、そんなことは当たり前なのでは?
と、思われるかも知れませんが、大きなストレスを感じているときは冷静な判断ができず、何をするにも消極的になり、行動を起こさなければいけないことが頭では理解できても、いざ「やろう」とすると足がすくんでしまいます。
そのため、職場の人間関係に対して少なからずストレスを感じているときは、いったん冷静になって、客観的に状況を把握することがとても大切です。
イライラせずに、落ち着いて、自分が置かれている状況をあらためて整理すると、
「ストレスの原因は何なのか?」
「なぜ自分は苦しんでいるのか?」
が、なんとなく、そして、少しずつわかるようになります。
人間が「恐れ」を抱くときは、得てして、
- 原因がわからない時や状況が掴めないとき
- 理由がわからない時や自分の理解を超えているとき
と言われています。
つまり、
ストレスの原因さえはっきりすれば、具体的な対策を立てることができる
というわけです。
具体的な対策を立てることができれば、あとは自分ができることを実行するのみ。
必ずしも良い結果が出るとは限りませんが、行動しなければ状況が変わることはありませんし、たとえうまくいかなかったとしても、行動することで、あらためて気づくこともあります。
そして、行動した結果は、必ず次につながります。
まとめ
今回は、「職場の人間関係によるストレスを解消する3つの方法」を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
職場の人間関係によるストレスを解消する3つの方法
- 割り切る、開き直る、そして、自分を最優先に考える
- 他者を変えようとせずに、自分の考え方を変えてみる
- ストレスの原因を冷静に分析し、今できることをする
職場の人間関係によるストレスを解消する最大のポイントは何か?
と聞かれたら、私は迷わず「自尊心を高めること」と答えるでしょう。
自尊心とは何か?
簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。
出典:ジェリー・ミンチントン(2013)『うまくいっている人の考え方 完全版』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
「自分には、幸せになる権利がある」
そう強く思うことができれば、
「目の前のストレスに悩んでいる場合じゃない!」
と、客観的に自分を直視することができるのではないでしょうか。
自分を客観的に直視することができれば、自分の性格や考え方をはじめ、周りの状況やストレスを与える相手の言動を冷静に受け止めることができますから、感情に心を乱されることなく、自分にとって最適な考え方や行動を選択することも容易にできます。
自尊心を高めるために、少し時間を割こう。
その見返りとして、あなたは自信を身につけ、素晴らしい人間関係を築き、楽天的な人間になれることだろう。
しかし、いちばん大きな見返りは、新しいセルフ・イメージ(自分自身について抱いているイメージ)である。
なぜなら、そのとき、あなたは人間的に大きく成長し、はるかに幸せな自分に変身しているからだ。
出典:ジェリー・ミンチントン(2013)『うまくいっている人の考え方 完全版』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
ストレスを解消するための考え方や行動も大切ですが、同時に、自尊心を高めるための良書を読んだり、心から好きと思えることに時間を使ったり、自分が得意なことを活かした仕事を探すなど、「今、ここにある幸せ」を感じる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)
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