新商品開発のポイントは、適任者を見つけることが9割

京都府北部 天橋立 撮影者:うさやん

「新商品の開発を誰に任せるべきか?」

「新商品を開発する際のポイントは何か?」

「新商品を開発したが思うように売れない…」

そんな悩みを抱えていらっしゃるみなさまに、今回は、新商品の開発に適した人材を社内で発掘する「とっておきの方法」をご紹介いたします。

新商品がヒットするかどうかは、新商品を開発する「担当者次第」と言っても過言ではありません。

しかし、社内にいる人間の中で、

「新商品の開発に向いている人間は誰か?」

を見分けることは至難の技…と思いきや、実は新商品の開発に適した人物を簡単に見分ける方法があるのです。

それでは早速見ていきましょう。

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新商品開発のポイント

新商品開発のポイントは何か?

先ほど申し上げた通り、

適任者を見つけること」が新商品の開発における最重要ポイントとなります。

「どんな新商品を開発するか?」

も大切ですが、つまるところ、新商品の開発は担当者次第ですから、

「新商品の開発を誰に任せるか?」

の方が重要です。

新商品や新サービス、新たな事業を成功に導くためには、他社との差別化はもちろん、利用するお客様のニーズやウォンツを探り当て、自社独自の強みを見出す必要があります

つまり、

「オリジナリティを出せるかどうか?」

が成否を分けると言っても過言ではありません。

その他にも、

  • 段取り上手であること
  • 仕事に対する責任感がある
  • 他部署との話を円滑に進めるコミュニケーション能力
  • 結果を予測するシュミレーション能力

など、さまざまなスキルが求められます。

そして、「新たな価値を創造する」という点においては、誰に言われるでもなく、自ら描いたビジョンを実現へと導く人物が適任です。

経験や実績が豊富なスタッフに任せる場合もあれば、あえて経験を積んでもらうために、会社の未来を担う若いスタッフに任せる場合もあるでしょう。

あるいは社長自らが先頭に立って進める場合もありますし、最近では社外のクリエイティブディレクターをリーダーに据えて、新規プロジェクトを進めることも少なくありません。

では具体的に、どのような人物に新商品の開発を任せるべきか?

実は新商品の開発に優れた人材には、「共通点」があります。

その共通点とは何か?早速みていきましょう。

新商品の開発に適した人とは?

新商品の開発に適した人の共通点は何か?

それは彼や彼女らが職場で使っている「身の回りの品」にヒントが隠されています。

新商品の開発に適している人間は、今あるものを何の疑いもなく使うのではなく、常日頃から

「もっと便利なものはないか?」

「もっと良い方法はないか?」

といった疑問を自分に投げかけて、

自ら行動を起こしてより良いモノやより快適な方法を模索する傾向があります。

例えば、会社から支給されたキーボードやマウス、文具やデスク小物、初期設定されているパソコンのブラウザなど、仕事で毎日使う身の回りの物に注目して見ると、新しいものを生み出す人は会社から支給された(設定された)もの使い続けるのではなく、ある時点から

自らが選んだもの

を好んで使いっています。

キーボードはタイピングしやすいものに、

マウスは手が疲れにくいものに、

事務用の安価なボールペンは自分に適した握りや書き味のものに、

筒状のシンプルなペンたてはいろんな文具が小分けできる機能性重視のものに、

パソコンがMacの場合は初期設定のサファリではなく、

利便性が高いChrome(クローム)に変更するなど、

会社から支給されたものは見当たりません。

自分にとって便利で使いやすい、快適で気分が上がるものにチェンジするということは、つまるところ

「どうすれば仕事のパフォーマンスが上がるのか?」

「どうすればより早く、より正確に、より良い仕事をすることができるのか」

「もしかしたらもっと他に良いアイテムがあるのではないか?」

を追求することに他なりません。

そのために多少コストがかかったとしても、面倒な手間がかかったとしても、用意したものが期待するほどの効果を得られなかったとしても関係ありません。

リスクをかえりみず、まずは試してみる、そのために行動する

彼や彼女らは

「費やした時間やコストはいずれ回収できる」

という未来から逆算した考え方や、これは単なる消費ではなく

「自分のパフォーマンスを上げるための投資

と考えていて、むしろ現状を維持することにデメリットを感じているようにも見てとれます。

おそらく未来の姿を見据えて、自ら変化を起こす方が、自分にとってメリットが大きいと感じているのでしょう。

そう考えると、私がこれまでに出会った数少ない「優秀な開発担当者」「クリエイティブな人」は、仕事のパフォーマンスを上げるための投資は厭わず、積極的に新しいものを取り入れていたように思います。

対照的に「アイデアを出すのが苦手…」という人は会社から支給されたものを使っていることが多く、身の回りの持ち物にも別段こだわっているようには到底見えません。

新商品の開発に欠かせない資質

新商品の開発をはじめ、新しいアイデアを出す人間に必要な資質は何か。

それは、既にあるものを目の前にしながら、独自の視点でそれを眺めてみて、新たな気づきや発見を得ることができる「洞察力」です。

科学技術が進歩している今日、エジソンが白熱電球を作ったような、世紀の大発明はなかなか望めません。

であるならば、今あるものを新たな視点で捉えなおす「洞察力」は、新商品や新サービスを企画・開発する上では欠かせない資質であり、その「洞察力」を日頃から無意識に使っている人は、新しいものを生み出す可能性が高いと言えます。

ちなみに私自身もこれまで数々の商品やサービスを企画・開発してきましたが、あらためて自分のデスクを眺めてみると、会社から支給された物はほとんどなく、すべて自分が使いやすいと思って揃えたアイテムばかりでした。

例えばシャープペンは「STAEDTLER(ステッドラー)」の製図用シャープペンシル。

適度な重量とアルミ製のボディやグリップがとても握りやすくて使いやすく、4mmのパイプ(ペン先)は視界を広く保ってくれるので文字だけでなく、ラフデザインを描くときも重宝しています。

ペン立ては無印良品。

アクリル製で見やすく、高さや仕切りの数が絶妙、しかも頑丈でどんなデスクにも馴染みます。

マウスパッドは400×750mmのビッグサイズで、どれだけ上下左右にマウスを動かしてもはみ出すことはなく、常にストレスフリーです。

他にもいろいろありますが、どれも

「最高のパフォーマンスを発揮するためには?」

「ストレスを最小限に抑えて快適に仕事をするためには?」

という視点から、仕事に使う道具を選んで、気に入ったものはすぐに導入するようにしています。

「使ってみたけどイマイチだった…」

というアイテムも中にはありますが、それはそれで

「何が合わなかったのか?」

「次に選ぶときは何を基準に選べばいいのか?」

「自分は何を重視する人間なのか?」

が明確になるので、別のアイテムを選ぶときに過去の経験を生かすことができます。

そうするとだんだん失敗が減ってくるんですよね。

発明家エジソンが

私は失敗したことがない。ただ、1万通りの、うまくいかない方法を見つけただけだ。

という名言を残しているように、

たとえ失敗したとしても、捉え方によっては「前進している」と受け止めることができますし、失敗することよりも、やってみないことのほうが後悔することになります。

ちなみにエジソンが残した名言の中で、私が特に感銘を受けたものは以下の3つです。

私たちの最大の弱点は諦めることにある。

成功するのに最も確実な方法は、常にもう一回だけ試してみることだ。

ほとんどすべての人間は、もうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だというところまで行きつき、そこでやる気をなくしてしまう。

勝負はそこからだというのに。

売れないものは発明したくない。

売れることが実用性の証明であり、実用性が成功を意味する。

どれも心に響くメッセージで、諦めない気持ちを奮い立たせてくれます。

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まとめ

今回は、新商品開発のポイントとして、「社内で適任者を見つける方法」についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?

新商品の開発に適している人を社内で探すときは、スタッフがデスクから離席している時、怪しまれないようにデスクの上をチェックしてみてください。

きっといろんな発見があると思いますよ!

新商品の開発とは、お客様のニーズやウォンツを察知して、直感や創造を働かせながら、売れる商品を具現化することです。

市場調査や現状分析からも多くのヒントを得られますが、競合他社も同じように市場調査や現状分析を行っていますから、最終的にはオリジナリティ溢れるアイデアを出せるかどうか?が命運を分けると言っても過言ではありません。

だからこそ「誰がやるか?」が重要となりますし、開発した商品が市場に受け入れられて、売れ続けることを考えると、新商品開発やマーケティングの経験が豊富な人間に頼ることも選択肢のひとつであり、そこに投資する価値は十分にあると思います。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)

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