イノベーションを生み出す取り組み!最初にすべきことは何?

赤岳から富士山を望む 撮影者:うさやん

「イノベーションを生み出すために、まずはじめにすべきことは?」

「イノベーションを生み出すための、具体的な取り組みとは?」

というあなたに、今回は、

イノベーションを生み出す具体的な取り組みとして、まず最初にすべきこと

について解説いたします。

イノベーションは目的やゴールではなく、問題を解決する際の画期的な「手段」であることを踏まえると、イノベーションを生み出す最初の取り組みは、個々の社員が持っている個性的な考えや、独自の視点を表に出してもらうことです。

言葉にするのは簡単ですが、今まで隠し持っていた物を「さあテーブルの上に出して!」と言われたところで、大事にしまっていたものを、素直に懐から取り出す人は誰もいません。

では、何から始めるべきか?

早速見ていきましょう。

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イノベーションを生み出す取り組み

イノベーションを生み出す取り組みとして、最初にすべきことは何か?

イノベーションを生み出す環境を整えることや、イノベーションが生まれやすい組織風土を根付かせることも大切ですが、イノベーションを生み出す具体的な取り組みとして、最初にすべきことは、

理由なき同調を排除して、全員一致を疑う視点を持つこと

です。

イノベーションを生み出す方法や仕組み、イノベーションを生み出す人や組織の作り方を論じる方もいらっしゃいますが、それらの方法や仕組み、人や組織は多種多様であり、一律に同じやり方を当てはめようとしても再現性が乏しく、大抵はうまくいきません。

イノベーションは課題や問題を解決する際の「画期的な手段」であり、その方法は人によって異なりますし、それぞれの会社によって組織の作り方も異なります。

ではなぜ、「理由なき同調を排除して、全員一致を疑う視点を持つこと」が、イノベーションを生み出す最初の取り組みとして最適と言えるのか?

詳しくみていきましょう。

理由なき同調が会社を蝕む

同調とは他人の意見や主張に賛同し、同じ態度や行動をとることを言いますから、「理由なき同調」は、「理由もないのに同調すること」という意味になります。

つまり理由なき同調」とは、自ら考えることを放棄して、心から賛成しているわけでもなければ反対しているわけでもなく、(周りの空気を読んで)他人の意見や主張に賛同し、同じ態度や行動をとることを意味します。

では、会議やミーティングで「理由なき同調」が常態化するとどうなるか?

積極的に自分の意見を口にする人がいなくなり、上司の顔色を見ながら発言する人が増え、斬新な考えや画期的なアイデアも生まれなくなることは想像に難くありません。

イノベーションを生み出すためには、これまでの常識や前例を疑い、積極的に変化を受け入れ、未来に向けて新たな一歩を踏み出す行動力が求められますから、「理由なき同調」が大きな障害となることは明白です。

では、なぜ「理由なき同調」が生まれるのか?

どうすれば会議やミーティングの場において「理由なき同調」を無くし、自由闊達な意見交換や、会社の未来を切り開くような提案が生まれる雰囲気を作り出すことができるのか?

まずは「理由なき同調」が生まれる原因について考えてみましょう。

理由なき同調が生まれる原因

「理由なき同調」が生まれる原因は何か?

断定はできませんが、過去から脈々と受け継がれている「組織風土」をはじめ、幹部や役職者、長く勤めている社員の考え方や価値観が大きく影響していると想像します。

「理由なき同調」が常態化するということは、「社員が考えることを放棄している」状態です。

「考えることが苦手」なのか、「考えても意味がない」と思っているのか、あるいは「考えなくてもいい」と思っているのか、理由はいろいろあるでしょうが、いずれにしても、そのような状況を生み出している原因を探り、取り除く必要があります。

誰もが「これはおかしい」と思っていることが放置され、誰もが不便に感じている方法がいつまでたっても改善されない…みなさんもそんな経験が1度や2度はあるのではないでしょうか。

残念ながら、私もそんな現実を目の当たりにした経験があります。

良かれと思って提案しても、

「以前もそうだったから」

「また考えておきます」

など、意味のわからない理由をつけて却下され、改善に取り組む素振りすらなく、場合によっては逆ギレされることも…辛かったというより、当時は「面食らった」というのが正直なところです。

何度かそんな経験をすると、

この人たちには何を言っても変わらない

と思うようになり、私の場合、最終的には

「自分の権限で変えることができる範囲だけでも少しずつ変えて行こう」

という考え方にシフトしていきました。

今思うとそれが正しい方法だったのか疑問に感じる部分もありますし、別の方法もあったのかもしれませんが、その時の自分はそれが精一杯だったのでしょう。(まだ若かったですし)

私は「考えること」が好きだったので、上司に却下されても自分のできる範囲で勝手にちょこまかと動いていましたが、「考えることが苦手」な社員が上記のような経験をすると、大半の人は

「自分が考えても意味がない」

「提案するだけ時間の無駄」

「周りの先輩や上司に合わせよう」

と思うでしょう。

本来は社員を教育することで、社員の成長とともに会社も成長しなければならないのですが、これでは成長どころか衰退の一途を辿ります。

では、「理由なき同調」を排除するためにはどうすればいいか?

全員一致を疑う視点を持つ

「理由なき同調」を排除するために、まずは「全員一致を疑う」ことです。

「誰もが賛成すること」は「誰もが知っていること」である場合が多く、「誰もが知っていること」は既に「他の誰かが行っていること」が大半です。

そのため、すんなりと全員一致するような意見や考えの中に、斬新なアイデアや画期的な考えは1ミリたりとも存在しないと思った方がいいでしょう。

ではどうすればいいか?

まずは社長や幹部社員が

安易な全員一致を良しとしない

と肝に銘じ、全員一致を疑う視点を持つことから始めるのです。

社長や幹部社員が中心となって「全員一致を良しとしない」とする方向に舵を切り始めると、ありきたりな意見よりも個性的な意見が重宝されます。

これまで考えることを放棄していた社員も「理由なき同調」を続けることができなくなり、必然的に全ての社員が自分の頭で物事を深く考えなければならなくなるでしょう。

自分の頭で考えることに対して、プレッシャーを感じる社員も出てくるでしょうが、これまで自分の頭で考えることをしないまま、コンフォートゾーンで快適に仕事をしていた社員にはちょうどいい刺激になります。

自分の頭で考える社員が増えて、しばらくすると好循環が生まれます。

これまで当たり前のように行っていた仕事に疑問を持つようになったり、社員間のコミュニケーションが増えたり、業務の見直しや商品のリニューアル、サービスの改善などが活発に行われるなど、少しずつ会社の雰囲気が良い方向に変わることを実感できるでしょう。

そして、自分の頭で考える社員が増えると、イノベーションが生まれる可能性が飛躍的に高まります。

個性的な考えや斬新な発想を発言しやすい環境が生まれることで、自分だけが持っているものを表現する機会が与えられ、自分にしかできないことを実行に移す可能性が開けると、これまで思いもつかなかった画期的な商品やサービス、仕組みや方法が現実のものとなります。

その中から、イノベーションと称されるものが誕生しても、何ら不思議ではありません。

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まとめ

今回は、

「イノベーションを生み出す具体的な取り組みとして、まず最初にすべきこと」

について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

会社や組織が生まれ変わるためには、まず影響力の高い人から変わらなければなりません。

つまり、社長や幹部、役職者や先輩社員です。

まずは先を歩く人間が、前例を作ること。

言葉にするのは簡単ですが、実際に勇気を持って実行することは容易ではありません。

ここでご紹介した方法以外にも、イノベーションを生み出すための取り組みはいろいろあるでしょうが、詰まるところ、「考えること」が習慣にならなければ、いつまで経っても「前例を作る」ことはできないでしょう。

「全員一致を疑う」という視点は、「考えること」を社員に求めるきっかけとなり、会社が変わる分岐点となり得ます。

いろんな情報が簡単かつ瞬時に手に入るようになった今日、情報の価値が下がっている時代だからこそ、深く考えた先にある個性的なアイデアの価値は高く、貴重です。

これまでの常識を覆すような商品や、新たな前例となるサービスは、天才と呼ばれる一部の才能ある人間だけが生み出すことができると思われがちですが、そんなことはありません。

彼らと同じくらい深く、そして粘り強く考え抜くことができれば、彼らほどではないにしても、私たちにもそこそこ画期的な商品やサービスは生み出せる…はず。

そのために会社がすべきことは、社員が自分の頭で考えるための土壌を作ること。

あとは社員を信じるのみ。

シンプルにそれだけでいいのかもしれません。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^

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