社是と社訓の作り方を、4つのステップでわかりやすく解説

南アルプス 仙丈ヶ岳にて 撮影:うさやん

「従業員の気持ちをひとつにするために、社是を作りたい」

「社訓の決め方や、作成する際の手順が知りたい」

「従業員も増えてきたので、社是と社訓をセットで掲げたい」

というあなたに、今回は、

  • 社是の作り方 4つのステップ
  • 社訓の作り方 4つのステップ

をご紹介いたします。

社是や社訓を作る際のポイントは、

  1. まずは自分の頭で考えてみる
  2. 有名企業の事例を数多く触れる
  3. 語感や読みやすさも重視する

ことです。

社是や社訓は社内の人間だけが目にするものではありません。

お客様やお取引先様をはじめ、新卒の学生や転職者、地域社会やマスコミも、会社の情報を調べる際は必ずと言っていいほど目にすることになります。

人々の共感を呼ぶ社是や社訓は、企業イメージの向上につながるだけでなく、従業員が会社に対して誇りと愛着を持つようになり、お客様や取引先からも親しまれ、求職者とのマッチングにも一役買ってくれるでしょう。

会社の存在意義を明確に示すために、従業員に正しい道を示すために、そして、ブレない経営を実践するためにも、社是や社訓の存在が力になってくれるはず。

この記事がきっかけとなり、素晴らしい社是や社訓が生まれることを期待します。

それでは早速見ていきましょう。

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社是の作り方

社是の作り方を解説いたします。

その前に、社是とは何か?社是の意味について、あらためて確認しておきましょう。

社是とは、「会社が正しいとする考え方や価値観」です。

会社の理想像や目指すべき姿、会社の誓いや宣言、と言い換えることもできるでしょう。

社是の大半は創業者の考え方や価値観が反映されており、会社経営の目的や、従業員が共有すべき会社の理念を、短い言葉や文章、箇条書きで記したものが目立ちます。

それでは早速、「社是の作り方」を見ていきましょう。

社是の作り方

  1. 自身が昔から大切にしている価値観や、ものごとを判断する際の軸となる考え方を、思いつく限り書き出す
  2. 有名企業や気になる会社の社是または経営理念を見て、心から共感できる言葉やフレーズを書き留める
  3. 1.と2.をもとに、「社是を明文化するときのポイント」を押さえながら、自分の言葉で短い言葉や文章、箇条書きにする
  4. 語感や読みやすさを意識しながら繰り返し音読することによって、言葉を入れ替えたり、文字数などを調整する

社是を明文化するときのポイント

  • 日常会話に登場するような、誰にでもわかる平易な言葉をつかう
  • 道徳的に正しく、すべての従業員に心から理解される内容とする
  • 従業員をはじめ、関わるすべての人の幸せにつながる内容とする
  • 経営者の価値観や信念を注入し、会社経営の目的を明らかにする
  • 社是の意味や目的、具体的な行動を、説明できるようにしておく

くどいようですが、社是は会社が正しいとする考え方や価値観であり、会社経営の目的となります。

そして、たとえ経営者が変わっても、社是は変わることなく守り続けるべき会社の理念です。

それを念頭に置いた上で、確固たる信念を持って、時代の変化に流されない会社の存在意義を、選び抜かれた言葉で綴っていただければと思います。

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社訓の作り方

社訓の作り方を解説いたします。

その前に、社訓とは何か?社訓の意味について、あらためて確認しておきましょう。

社訓とは、一言で言うと、「会社で働くすべての従業員が順守すべき行動規範や行動指針」です。

あるいは、創業者の教えや戒めを記した教訓、または心構えと言っても過言ではありません。

社訓は、短い文章を箇条書きで記したものが多く、従業員を諭すように、語尾は「~べし」「~たれ」「~する」「~(する)こと」という表現が目立ちます。

それでは早速、「社訓の作り方」を見ていきましょう。

社訓の作り方

  1. 自社が正しいとする、あるいは大切にしたい考え方や価値観を、社是または経営理念として明文化する
  2. 社是や経営理念を実践するために、日頃から心がけておくべき考え方や、具体的な行動について、「社訓を導き出す4つの質問」を参考にしながら、自分の頭で考えて明文化する。
  3. 有名企業や気になる会社の社訓を見て、心から共感できる教訓やメッセージ、言葉や文章を書き留める
  4. 2.と3.をもとに、語感や読みやすさを意識しながら、言葉を入れ替えたり、文字数などを調整する

社訓を導き出す4つの質問

仕事の向き合い方は?

目の前の仕事に対する姿勢や考え方、仕事の意味や心の持ち方は?

お客様との接し方は?

お客様や取引先の存在をどのように捉えるか?接し方や付き合い方は?

社会との関わり方は?

どのような形で、あるいは、どんなことを通じて社会に貢献するのか?

人としてのあり方は?

道徳的な観点から、ひとりの人間として大切にすべきことは何なのか?

社訓を掲げるには、まずはじめに社是や経営理念を定め、会社が大切にする考え方や価値観を明確に示さなければなりません。

社是や経営理念は

「なぜ社訓を遵守しなければならないのか?」

という問いに対する「明確な答え」となり得ます。

逆に言うと、社訓は

「社是や経営理念を実践するには具体的にどうすればいいのか?」

という問いに対する回答です。

もちろん、いずれか一方を掲げるだけでも問題ありませんが、従業員から

「なぜ?」

「どうすれば?」

といった質問に対する明確な回答を、必ず用意しておきましょう。

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まとめ

今回は

  • 社是の作り方 4つのステップ
  • 社訓の作り方 4つのステップ

をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

社是や社訓は、作って掲げるだけでは意味がありません。

そのことについて、伊那食品工業株式会社の最高顧問を務めておられる塚越寛(つかこし ひろし)氏は、著書で以下のようにおっしゃっています。

理念や社是を正しく掲げても、経営者の行動が伴わなければ、それは机上の空論でしかありません。

経営者は理念の実現に向けて、不断の努力を重ねていく必要があります。

参考文献 塚越 寛(2019)『末広がりのいい会社をつくる 人も社会も幸せになる年輪経営』サンクチュアリ出版.

社是や社訓を軸とした「ブレない経営」が、社員やお客様の信頼を集め、ひいては社会的な信用を生むことにつながっていきます。

そして、信頼や信用は、ビジネスを継続する上で、お金よりも大切な、何にも変えがたいものであることは言うまでもありません。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^

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