値上げのお知らせの例文3パターン!メールや書面での告知に

八ヶ岳連峰の赤岳 撮影者:うさやん

「値上げをお知らせする際の文面が思い浮かばない」

「値上げのお知らせの例文を探している」

「値上げのお知らせをメールで送信したい」

というあなたに、今回は、

  • 値上げのお知らせの例文 3パターン
  • 値上げのお知らせを行う際のポイント
  • 値上げに対する正しい考え方

をご紹介いたします。

「値上げするとお客様が離れてしまう」

「値上げすると商品が売れなくなる」

と、ついつい値上げをネガティブな行為として考えてしまいますが、そんなことはありません。

今回は、「値上げのお知らせの例文」をご紹介するとともに、値上げをポジティブな行為として捉えていただくための「値上げの正しい考え方」もしっかり解説いたします。

ぜひ値上げに対する考え方をアップデートして、値上げをチャンスに変えていただければ幸いです。

なお、今回ご紹介する「値上げのお知らせの例文」は、

  • 商品やサービスの値上げ
  • 会費や定額料金の値上げ
  • 送料や手数料の値上げ

など、さまざまな値上げをお知らせする際に使える、「万能型の例文」となっております。

それでは早速見ていきましょう。

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値上げのお知らせの例文

お客様やお取引先に「値上げのお知らせ」を行う際の例文を、3パターンご紹介します。

値上げのお知らせの例文 3パターン

  1. コスト増に伴って値上げを行う場合
  2. 人手不足に伴って値上げを行う場合
  3. 利用者増に伴って値上げを行う場合

値上げのお知らせを行う際のポイントは、

  • お客様にご納得いただける、明確な理由を記載する
  • 値上げを決断するまでの努力や取り組みを記載する
  • 丁重にお詫びしつつ、お客様への理解を呼びかける

です。

お客様や取引先様にとって値上げは受け入れ難いものですし、すべての方に心からご納得いただくことは難しいかもしれませんが、一人でも多くの方に自社の商品やサービスを引き続きご利用いただけるように、言葉の使い方や文章の表現を工夫しながら伝えましょう。

商品やサービスの値上げをご検討中の方は、以下の「値上げのお知らせの例文」を自由にカスタマイズしてお使いいただければ幸いです。

それではひとつずつ見ていきましょう。

コスト増に伴う値上げ

コストが増大したことによる「値上げのお知らせの例文」をご紹介いたします。

日頃より、株式会社〇〇をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

この度、商品の価格を一律○%(税抜き)値上げすることになりましたのでお知らせいたします。

主な理由は、原材料費の高騰をはじめ、外注費や流通コストの増加によるものです。

製造コストの増加は過去にも何度かございましたが、これまではお客様のご負担が増えないように、販売価格を変えることなく努めてまいりました。

しかしながら、今回ばかりは自社の許容範囲を超えており、弊社としましてもたいへん心苦しいのですが、販売価格を変更せざるを得ない状況です。

お客様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますが、上記の理由から、何卒ご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

人手不足に伴う値上げ

人手不足や人件費の高騰に伴う「値上げのお知らせの例文」をご紹介いたします。

日頃より、株式会社〇〇をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

みなさまもご存知の通り、近年、労働人口の減少による人手不足が社会的な問題として、多くのメディアに取り上げられています。

弊社におきましても、数年前から深刻な人手不足の影響によって、従業員への負担はますます増え、一部の社員からは待遇の改善や積極的な採用活動の声があがっていました。

これまでは仕事の効率化やコスト削減をはじめ、従業員の献身的な努力によってやりくりして参りましたが、改善の目処が立たないため、この度、止む無く価格改定を実施することにいたしました。

お客様にはご不便とご迷惑をおかけいたしますが、上記の理由から、何卒ご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

なお、価格改定の詳細につきましては、添付いたしました資料をご覧くださいませ。

利用者増に伴う値上げ

利用者が増大したことに伴う「値上げのお知らせの例文」をご紹介いたします。

日頃より、株式会社〇〇をご愛顧いただき誠にありがとうございます。

この度、商品の価格を改定することになりましたのでお知らせいたします。

実はこちらの商品を開発する段階ではもう少し高い価格設定だったのですが、

「まずはより多くのお客様に一度使っていただきたい」

という考えから、当初予定していた価格よりも大幅に価格を下げて、現在の価格で販売しておりました。

お求めやすい価格も手伝って、おかげさまで発売して間もなく少しずつお客様に選ばれるようになり、○年経った今では多くのお客様に認知され、当初の目的は果たせたという認識です。

これまでご利用いただいていたお客様にとっては「値上げ」となりますが、今後もより良い商品をお届けするために、引き続き既存商品の改善や新商品の開発に努めてまいりますので、何卒ご理解ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

当ブログに掲載している例文やテンプレートは、中小企業や小さい会社の「売れる仕組みづくり」に貢献するために、「少しでも考える時間や作業時間の短縮につながれば…」という思いから作成したものです。そのため、以下のルールを守って、一人でも多くの方に正しくお使いいただければ嬉しく思います。

  • 当ブログに掲載している例文をご使用いただく際は、内容をよくご確認いただき、ご自身の判断と責任においてお使いください。
  • 例文の内容につきましては、十分に吟味した上で作成しておりますが、正確性や確実性を保証するものではございません。
  • 当ブログに掲載している例文は、予告なしに内容を変更・削除する場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
  • 当ブログの例文に関するトラブルにつきましては、一切の責任を負いかねます。ご理解ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 当ブログに掲載している例文を無断で転用したり、転載することを固く禁止します。

(※)文章中の「例文」とは、「例文・文例・テンプレート・定型文」などを含みます。

  • プリンターのランニングコストを下げたい
  • チラシやDM、お手紙の印刷料金を下げたい
  • 最近、プリンターや複合機の調子が悪い

という方は、

インクやトナー、プリンタや複合機、印刷会社を見直してみてはいかがでしょうか。

価格だけでなく、サービス内容やサポート体制など、印刷に関することで少しでも現状に不満や疑問をお持ちの方、とりわけ、3年以上同じ商品やサービスを利用している方は、以下の記事をチェックして、今使っているモノやサービスと比較してみましょう。

▶︎印刷コスト削減方法!インク・プリンタ・印刷会社の見直しを

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値上げの正しい考え方

値上げの正しい考え方を解説します。

値上げすると、

「既存客が離れてしまう…」

「販売数量が下がり、売上が減ってしまう…」

そうお考えの方が大半ではないでしょうか。

しかし、現実は違います。

値上げを行うと、実は…

  • 既存のお客様に感謝されます
  • 顧客満足度がますます上がります
  • 商品の完成度が高まります

そして、時間が経てば、今まで以上に売上を伸ばすことも可能です。

「いやいや、そんなはずはないでしょう」

とやや厳しいツッコミが入りそうですが、これはほんとうの話です。

既存客に感謝される

値上げすると、既存のお客様に感謝されます。

それはなぜか?

値上げは「値段を上げる」という側面と、「正しい値段に再設定する」という側面があります。

後者の「正しい値段に再設定する」というメッセージをお客様に伝えることができれば、

「今までこんなお値段で提供してくれてありがとう」

と、お客様から感謝されるというわけです。

そのためには、常に「お値段以上の価値を提供する」ことを意識して、商品やサービスを作ることが求められます。

顧客満足度が上がる

値上げをすると、顧客満足度が上がります。

それはなぜか?

値上げが原因で離れていくお客様のほとんどは、商品を選ぶ際、値段を最も重要視しています。

対照的に、「自分にとって最適なものは何か?」という基準で商品を選んでいるお客様は、商品の価格が多少上がっても、その商品を買い続けてくれるでしょう。

つまり、「値段が安いから」「お得だから」という理由で商品を選んでいたお客様が離れ、自ら好んで商品を選んでいたお客様だけが残るということは、相対的に見ると顧客満足度が上がることになります。

商品の完成度が向上

値上げをすると、商品の完成度が飛躍的に向上します。

それはなぜか?

値上げを行うと、誰もが

「お客様が離れてしまうのでは?」

「販売数が減って、売上が下がるのでは?」

と考えます。

でもやっぱり値上げをする、となると、

  • どうすればこの値段でも売れるだろうか?
  • 何か改善すべき点はないだろうか?

と、自然に考えるようになります。

その結果、従来の商品に改善が加えられ、新たな付加価値を生み出し、それが原因となって新たなお客様を引き寄せる…。

そう簡単にいくかどうかは別にして、「なんとかしなければ!」と、お尻に火がつくことだけは間違いありません。

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まとめ

今回は、

  • 値上げのお知らせの例文 3パターン
  • 値上げのお知らせを行う際のポイント
  • 値上げに対する正しい考え方

について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

値上げする機会というのは、そうそうあるわけではありません。

私も初めて値上げをするときは、伝えるタイミングや伝え方、お知らせする内容について頭を悩ませたことも多々ありました。

しかし、何度か経験するうちに

「誠意をもってお伝えすればお客様もわかってくださる」

と思えるようになり、その考えは今も変わっていません。

私が考える最も理想的な値上げは、多くのお客様から

「ぜひその商品を買わせてください」

と言われるほどに商品の魅力を高めてから、これまでに費やした商品への投資を真摯な態度でご説明して、お客様のご理解を得ながら値上げするというものです。

この方法がお客様にすんなり受け入れられるかどうかは別にして、外部要因による値上げを除けば、それが最もシンプルで筋の通った値上げではないでしょうか。

なぜなら、魅力溢れる商品は、他社の商品に比べて多くの価値を提供していることになりますから、それ相応の価格で販売して然るべき商品だからです。

プライシングに正解はありません。

だからこそ、明確な目的を持って価格を設定、あるいは再設定することが、結果として正解を呼び込むことになるのかもしれませんね。

最後にもうひとつ。

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Webマーケティングとは?

マーケティングとは、商品やサービスの魅力を効果的に伝える仕組みを構築し、集まった見込み客に他社との違いや自社の強みを伝え、顧客自らが商品を購入あるいはサービスを利用するまでの「一連の流れ」を意味します。

そして、Webマーケティングとは、Webサイトやランディングページ、ブログやSNS、メールマガジンやWeb広告など、Webを中心に行われるマーケティング(活動)を指します。

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ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)

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