「転職活動の休止を考えている」
「転職活動をやめるときに注意すべきことは?」
「転職活動を一年以上続けている…」
というあなたに、今回は
- 転職活動を途中でやめるときの注意点
- 転職活動を中断するときの注意点
について、わかりやすく解説いたします。
転職活動を途中でやめたとしても、いつ何時、再び転職活動を始めるかわかりませんから、次に転職活動を始めようと思ったときのことを考えて、スムーズに動き出せるようにしておかなければなりません。
転職活動を中断する場合はなおのこと、次に転職活動を再開するための準備は必須です。
上記のことから、転職活動を途中でやめるとき、中断するときの注意点とは、まさに「転職活動をスムーズに再開するためのポイント」と言い換えることができます。
それでは早速みていきましょう。
転職活動を途中でやめるときの注意点
転職活動を途中でやめることになったとしても、何ら問題はありません。
転職活動を行う中で、何かをきっかけに自分の考えが変わることもあるでしょうし、自分のほんとうの気持ちに気付くこともあるでしょうし、今働いている会社やプライベートで状況が大きく変化することもありますから、転職活動を途中でやめる人も一定数いらっしゃいます。
ただし、転職活動を途中でやめるときは、いくつか注意すべき点があります。
転職活動を途中でやめるときの注意点
- 転職エージェントに登録している場合は、担当のキャリアアドバイザーにいち早く連絡して、転職活動を途中でやめるに至った経緯と詳細な理由を正直にお伝えする。
- 面接日が確定している場合や内定をもらっている場合は、相手先の会社に対して、辞退することになった理由を正直かつ誠実にお伝えするとともに、心からお詫びをして、丁重にお断りする。
- 転職サイトを利用している場合は、登録しているすべての転職サイトにおいて、退会の手続きを行う。
上記の他にも、転職の相談に乗ってくれた方やサポートしてくれた人たちに対して、できるだけ早く転職活動をやめることになった旨を、その理由とともにお伝えしておきましょう。
それともうひとつ。
転職活動を始めた理由が根本的に解消されたことによって、転職活動を途中でやめることになった場合は問題ありませんが、別の理由で転職活動をやめることになった場合は、また同じ理由で転職したいと思い始める可能性が高いため、転職活動を「やめる」のではなく、期間を設定して、ひとまず「中断」することをおすすめいたします。
例えば、今の仕事にやりがいが感じられなくなったことが理由で転職活動を始めたものの、今と同じ年収や待遇の求人が見当たらないことが原因で転職活動を途中でやめた場合、「今の仕事にやりがいが感じられない」という問題自体は解消されていませんから、また同じ理由で転職したいと思うようになります。
そんなときは、転職活動をいったん中断して、1年間は今の会社で仕事のやりがいを見つけ出すように努め、1年経っても仕事のやりがいを見出すことができなければ、その時は転職活動を再開すると良いでしょう。
期限が設定されることによって、「1年間は頑張ってみよう」という気持ちになれますから、仕事に対するモチベーションを極端に下げることなく、今の仕事を続けられるというわけです。
転職活動を中断するときの注意点
転職活動を中断するときの注意点について解説いたします。
転職活動を中断するときの注意点
- 転職エージェントに登録している場合は、担当のキャリアアドバイザーにいち早く連絡して、転職活動を中断したい旨を正直にお伝えするとともに、転職活動を再開するタイミングが決まっている場合は併せてお伝えしておく。
- 面接日が確定している場合や内定をもらっている場合は、相手先の会社に対して、転職活動を中断することになった理由を正直かつ誠実にお伝えするとともに、心からお詫びをして、丁重にお断りする。
- 転職サイトを利用している場合は、登録しているすべての転職サイトにおいて、退会の手続きを行ってもかまいませんが、「スカウト機能(スカウトサービス)」を活かしたままにする場合は、オファーを検討してくださる企業にご迷惑がかからないように、転職可能な時期(転職活動を再開する時期)を明確に記載しておく。
転職活動を中断する理由は、
- 転職活動中に、何らかのきっかけで自分の気持ちに変化が生じた
- 今のお仕事が単に忙しくなってきた、あるいは、面白くなってきた
- 転職活動を始めることになった理由が、少しずつ解消されてきた
など、今の仕事や生活の変化に起因するものが大半を占めますが、転職活動が思ったように進まないことで、転職活動を中断する方もいらっしゃいます。
例えば、
- 転職活動を始めて数ヶ月経つが、内定はおろか、書類選考で落とされることも増えてきた…
- やりたい仕事に就くために転職活動を始めたが、だんだん自分でもわからなくなってきた…
- 今の仕事や職場の人間関係から逃れたい一心で転職活動を始めたが、なかなか前に進まない…
など、次の転職先を探す際の「軸」が定まっていない場合です。
そんなときは、迷わず転職活動(求人探し・応募)をいったん中断して、まずは自分を知ること(自己分析)から始めてみましょう。
長期間にわたって転職活動を中断する必要はありませんが、これからの生き方や働き方、ありたい姿やなりたい姿、身につけたいスキルや経験したい職業、キャリアプランや理想のライフスタイルなどがある程度はっきりするまでは、闇雲に動かない方が賢明です。
まとめ
今回は
- 転職活動を途中でやめるときの注意点
- 転職活動を中断するときの注意点
について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
転職活動を途中でやめるときの注意点
- 転職エージェントに登録している場合は、担当のキャリアアドバイザーにいち早く連絡して、転職活動を途中でやめるに至った経緯と詳細な理由を正直にお伝えする。
- 面接日が確定している場合や内定をもらっている場合は、相手先の会社に対して、辞退することになった理由を正直かつ誠実にお伝えするとともに、心からお詫びをして、丁重にお断りする。
- 転職サイトを利用している場合は、登録しているすべての転職サイトにおいて、退会の手続きを行う。
転職活動を中断するときの注意点
- 転職エージェントに登録している場合は、担当のキャリアアドバイザーにいち早く連絡して、転職活動を中断したい旨を正直にお伝えするとともに、転職活動を再開するタイミングが決まっている場合は併せてお伝えしておく。
- 面接日が確定している場合や内定をもらっている場合は、相手先の会社に対して、転職活動を中断することになった理由を正直かつ誠実にお伝えするとともに、心からお詫びをして、丁重にお断りする。
- 転職サイトを利用している場合は、登録しているすべての転職サイトにおいて、退会の手続きを行ってもかまいませんが、「スカウト機能(スカウトサービス)」を活かしたままにする場合は、オファーを検討してくださる企業にご迷惑がかからないように、転職可能な時期(転職活動を再開する時期)を明確に記載しておく。
人はいろんな経験を重ねる中で、何かをきっかけに考え方や価値観が変わったり、今行っていることが間違いだと気付く瞬間があります。
「自分の中で一度決めたら、それを最後までやり通す」
何かを貫き通すことが決して悪いとは言いませんが、途中で「何かが違う」と感じたなら、そのサインを見逃すことなく、まずはいったん立ち止まって
「ほんとうにこれでいいのか?」
「ほんとうにこのままでいいのか?」
と自分に問いかけることも大切です。
目先の損得で「答え」を出すのではなく、自分の心の声に耳を澄ませて、ほんとうの自分から目を逸らさずに、問題と真正面から向き合って、ぜひほんとうの「答え」を見つけていただければと思います。
転職活動を再スタートするのは、それからでも遅くはありませんから。
検証のプロセスにおいて間違いはつきもので、百八十度方向転換してもいい、と許容することが肝要です。
出典:勝間 和代(2021)『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』株式会社KADOKAWA.
最後にもうひとつ。
もしあなたが
- いくら考えてもやりたい仕事が見つからない…
- 将来の「ありたい姿」や「なりたい姿」のイメージが湧かない…
- 自分の強みや向き不向き、得手不得手がわからない…
など、これからの生き方や働き方に迷っているのであれば「キャリアコーチングサービス」の無料カウンセリング(無料相談)を利用すると良いでしょう。
上記の通り、キャリアコーチングサービスでは相談者に寄り添った転職支援をはじめ、マンツーマンのコーチングやメンタルケアなど、相談者の利益を優先したサポートが受けられます。
無料カウンセリングを利用した結果、正式に利用する場合は有料となりますが、キャリアコーチングサービスを利用することで自分の生き方や働き方が明らかになり、人生100年時代を迷わず進むための「自分の軸」を見つけることができれば、利用する価値は十分あるでしょう。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)