仕事ができないのにできると思っている人の特徴と対処法

鳥取県 大山の登山道 撮影者:うさやん

「仕事ができないのにできると思っている人との接し方がわからない」

「仕事ができないのに評価される人が腹立たしい」

「仕事ができないのに出世している人を見ると、やる気が失せる」

というあなたに、今回は「仕事ができないのにできると思っている人との正しい付き合い方」について、わかりやすく解説いたします。

本題を取り扱うにあたり、まずは「仕事ができる人とはどのような人を指すのか?」を明確にしておかなければなりません。

仕事ができるというのは、僕の考えはごくシンプルで、状況にかかわらず「人に頼りにされる」ということなんじゃないかなと思う。

つまりバイネームで「あ、山口さんだったら大丈夫だ」とか、「もう山口さんじゃなきゃダメなんだ」とか。

この人だったら大丈夫、どうしても必要とされているという状態が人として仕事ができているということです。

(楠木 建 氏のコメントより)

出典:楠木 建 山口 周(2019)『「仕事ができる」とはどういうことか?』株式会社宝島社.

「仕事ができる人」の定義については人によって様々でしょうし、賛否両論あるかと思いますが、上記の引用からも「仕事ができる人」とは、一緒に仕事をする上で

  • 心から信頼できる人
  • 安心して任せられる人
  • 常に期待を超える人

と言えるのではないでしょうか。

そう考えると、「仕事ができないのにできると思っている人」はとても厄介で残念な人であると同時に、「あまり信頼されていないし、安心して任せられないし、期待もされていない…」とということになりますから、実は「かわいそうな人」なのかもしれません…。

とはいうものの、「仕事ができないのにできると思っている人」は自分でも気がつかないうちに周りの人を不快な気分にさせたり、一緒に仕事をする際に悪影響を及ぼすことがあるため、事前に特徴を把握するとともに、正しい対処法を身につけておく必要があります

特徴や対処法さえ知っていれば、「仕事ができないのにできると思っている人」はこちらにとって好都合となるケースもあるので、この後お話しする内容を参考に、しっかり備えていただければと思います。

それでは早速見ていきましょう。

スポンサーリンク

仕事ができないのにできると思っている人との付き合い方

「仕事ができないのにできると思っている人との正しい付き合い方」について、わかりやすく解説いたします。

仕事ができないのにできると思っている人から余計なストレスを感じることなく、できるだけ良好な関係を築くには、大前提として、

  1. 仕事ができないのにできると思っている人の特徴を理解して、いちいち反応しない
  2. 仕事ができないのにできると思っている人を刺激せずに、冷静かつ適切に対応する

ことが求められます。

仕事ができないのにできると思っている人の中には、

  • 仕事ができないのに威張る人
  • 仕事ができないのに自分の考えを主張する人
  • 仕事ができないのに出世する(評価される)人

など、真面目に働いている人の感情を刺激するような方もいらっしゃいますが、こちらが感情的になって腹を立てたところで、彼や彼女らの振る舞いが改善されるわけではありません。

それどころか、仕事ができないのにできると思っている人たちは、こちらの感情を逆撫でするかの如く、いつもの調子でいつも通りの言動を繰り返しますから、前述した通り、まずは仕事ができないのにできると思っている人の特徴を正しく理解し、彼や彼女らを刺激することなく、冷静かつ適切に対応することが肝要です。

それでは「仕事ができると勘違いしている人の特徴」から見ていきましょう。

仕事ができると勘違いしている人の特徴

仕事ができないのにできると思っている人との付き合い方、ひとつ目は、「仕事ができると勘違いしている人の特徴を理解して、いちいち反応しないこと」です。

仕事ができないのにできると思っている人には、主に5つの特徴があります。

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴

  1. 仕事が雑で、いつも場当たり的
  2. 横文字や専門用語を使いたがる
  3. 声は大きいが、行動力に欠ける
  4. 得意ではない仕事を引き受ける
  5. 上から目線で肩書きを欲しがる

上記の「仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴」をあらかじめ把握しておくことで、彼や彼女らが目の前でそのような言動をとったとしても、敏感に反応することなく「あ、いつものアレか」と冷静に受け止めることができるというわけです。

別の見方をすると、日頃から上記の言動をとる人は、仕事ができるように見えて、実は仕事ができない人である可能性が高いと言えます。

それでは、「仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴」を、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

仕事が雑で場当たり的

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴、ひとつ目は「仕事が雑で場当たり的」です。

仕事ができないのにできると思っている人は、細かいところまで目が行き届かないので、仕事が雑になりがちで、その結果、小さなミスやトラブルも多く、周りの人に迷惑をかけるケースが多々あります。

ご本人は自分の至らなさに気がついていないため、「なんでダメなの?」「それくらい大丈夫」と言って気にもとめない様子ですが、その言動が火に油を注ぐように、周りの人の感情を逆撫ですることも…。

横文字や専門用語を使う

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴、2つ目は「横文字や専門用語を使いたがる」です。

仕事ができないのにできると思っている人は、「わかりやすく伝える」ことよりも、「仕事ができることをアピールしたい」という気持ちの方が勝っているため、話す相手を選ばず、横文字(アルファベット)や専門用語(カタカナ語)を多用する傾向があります。

例えば、

  • CPA(顧客獲得単価)
  • LTV(顧客生涯価値)
  • ROI(投資利益率)

といった、アルファベット3文字で表すビジネス用語や、

  • アサイン(任命する、割り当てる)
  • エビデンス(証拠、根拠、形跡)
  • スキーム(計画、体系、枠組み)

といった、カタカナで表す専門用語などを、明らかに相手が理解できないとわかっていても、流暢にそれらの言葉を使って自身の優越感に浸るのです。

もしほんとうに自信を持っていたら、自慢などしません。

劣等感が強いからこそ、自慢する。

自らが優れていることを、ことさら誇示しようとする。

そうでもしないと、周囲の誰ひとりとして「こんな自分」を認めてくれないと怖れている。

出典:岸見一郎 古賀史健(2013)『嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え』ダイヤモンド社.

意見するだけで行動しない

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴、3つ目は「声は大きいが、行動力に欠ける」です。

仕事ができないのにできると思っている人は、他の人に比べて仕事に対する自信があるため、会議やミーティングの場で自分の意見や考えを、声を大にして主張する傾向があります。

しかしながら、「では誰がやるのか?」という話になると、その責任が重ければ重いほど、自ら率先して手を上げることはありません。

その他にも、

  • 批判はするが、具体的な改善策は提示しない
  • トラブルが起きた際は、必要以上に騒ぎ立てる
  • プレゼンはするが「絵に描いた餅」で終わる

など、仕事ができることを口でアピールするだけで、行動で示すことはほぼありません。

苦手な仕事も引き受ける

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴、4つ目は「得意ではない仕事を引き受ける」です。

仕事ができないのにできると思っている人は、自分の得手不得手を正確に把握できていないため、得意ではない仕事を振られた場合でも、あっさりとその仕事を引き受けてしまいます。

それだけならまだしも、始末が悪いことに、「このままでは締め切りに間に合わない」とわかった時点で、なんだかんだと理由をつけて、他の人に平気でその仕事を任せようとするため、最終的には周りの人間が仕方なく手伝うこともしばしば…。

仕事ができると勘違いしている人ほど、仕事ができない原因を自分以外のものに結びつけようとする傾向が強く、「どうすればできるのか?」と考えようとせずに、「どうすればできない理由を上手く説明できるのか?」と必死で考えます。

上から目線で肩書き大好き

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴、最後は「上から目線で肩書きを欲しがる」です。

仕事ができないのにできると思っている人は、根拠のない自信を持っているため、本人が意識しているかどうかに関わらず、やや上から目線で話を進める傾向があります。

さらに、出世欲も強く、周りの人から見て明らかに実力が伴っていなくても、肩書き(役職)を欲しがり、必要以上に自分をよく見せようとする努力や、上司への「ごますり」が得意です。

その行為は社内だけでなく、お客様や取引先にまで及び、自分の立場とはあまり関係がないお仕事であったとしても、「地位のある人」や「名が知られている人」に会いたがり、平然と同じ立場であるかの如く振る舞います。

仕事ができると勘違いしている人の対処法

前項では、仕事ができないのにできると思っている人の主な特徴を知ることで、「いちいち反応することなく冷静さを保つ」という付き合い方をお伝えしましたが、この項では、仕事ができると勘違いしている人を上司・同僚・部下」という3つのケースに分けて、それぞれの対処法を解説いたします。

それでは早速見ていきましょう。

上司への対処法

自分の上司が「仕事ができると勘違いしている」場合は、むしろラッキーです。

仕事ができる上司は部下を見る目が厳しくなりがちなので、高評価を得るのは簡単ではありませんが、仕事ができない(できると勘違いしている)上司は、自分とって有利にはたらく部下であれば高く評価してくれます

なので、仕事ができないのにできると思っている人が自分の上司である場合、高評価を得るために、「心を許して信頼できる部下」「仕事を任せられる部下」となるように行動しましょう。

上司の仕事を全面的にサポートすることはもちろん、先回りして仕事に関する資料を提供したり、上司が苦手な仕事や面倒な仕事を引き受けたり、プライドを傷つけないように助言やアドバイスをするなど、「上司の手柄」のために尽力するのです。

そうすることで評価はグングン上がり、ひいては昇給や昇進につながります。

同僚への対処法

自分の同僚が「仕事ができると勘違いしている」場合は、できるだけそっとしておくことです。

ご本人は周りの同僚よりも仕事ができると思っているので、こちらが良かれと思って仕事を手伝ってあげたり、アドバイスや助言を行うと、場合によっては気分を害してしまう恐れがあります。

さらに、仕事ができると勘違いしている同僚は、同期入社の人間に対して少なからずライバル意識を持っているため、「昇進」や「抜擢」など、同期入社の中から誰か一人だけ選ばれることになった場合、目の敵にされることも考えられます。

とは言うものの、

一緒に仕事をする仲間なので、時には助け合い、協力することも必要ですが、自分のペースを乱されないように一定の距離を保ちながら、相手の感情を刺激しないようにしましょう。

部下への対処法

自分の部下が「仕事ができると勘違いしている」場合は少々厄介です。

上司よりも自分の方が仕事ができると思っている人は、上司からの仕事の指示を無視したり、同僚と協力的に仕事を進めることができないなど、扱い方を間違えると、職場の輪を乱す「問題社員(モンスター社員)」へと成長する恐れもあります

基本的な対処法としては、(上司との)対話を通じて「気づき」を与え、自分の能力や足りないものについて自覚してもらう他ありません。

具体的には、

  1. 目標を設定する際、上司ではなく、本人(部下)に目標を設定させる
  2. 対話を通じて目標達成に必要とされる「スキル・知識・考え方」に気づかせる
  3. 部下が自発的に行動するように、自尊心を傷つけないようにサポートする

というステップを踏むと効果的です。

スポンサーリンク

まとめ

今回は「仕事ができないのにできると思っている人との正しい付き合い方」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

忘れないように、もう一度「仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴」をおさらいしておきましょう。

仕事ができると勘違いしている人の5つの特徴

  1. 仕事が雑で、いつも場当たり的
  2. 横文字や専門用語を使いたがる
  3. 声は大きいが、行動力に欠ける
  4. 得意ではない仕事を引き受ける
  5. 上から目線で肩書きを欲しがる

この記事の冒頭で、仕事ができる人とは

  • 心から信頼できる人
  • 安心して任せられる人
  • 常に期待を超える人

と言いましたが、最後にもうひとつ、別の要素を付け加えておきます。

仕事ができる人の思考の軸足はインサイド・アウトです。

完全な未来予想はできない。

情報は不完全でも、まず自分なりのロジックやストーリー、自分なりのハッピーエンドみたいなものが見えている。

(楠木 建 氏 のコメントより)

出典:楠木 建 山口 周(2019)『「仕事ができる」とはどういうことか?』株式会社宝島社.

つまり、仕事ができる人とは、

明るい未来を描いて、自分なりのストーリーを歩める人」

という見方もできます。

私が目にしてきた「仕事ができる人」も同様に、他の人には見えない何かが見えていて、よそ見することなく、惑わされることなく、真っ直ぐ前を見つめて、自分の信じた道を一歩ずつ前へと進む人たちでした。

ものごとの本質を見極め、困難に立ち向かい、転んでも直ぐに立ち上がる…そんな「仕事ができる人」を見ていると勇気をもらえますし、「まだまだやれる!」と思えるから不思議です。

そう言う意味においては、仕事ができるようになるためのいちばんの近道は、仕事ができる人のすぐそばで、一挙手一投足を見ながら仕事をすることかもしれませんね。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^

もしあなたが、転職すべきか今の会社に残るべきか、ほんの少しでも迷っているなら、引き続き、以下の記事をご一読ください。

「迷いがなくなる」とまでは言いませんが、あらためて自分の気持ちを整理する上で、ご参考にしていただけるはずです。

スポンサーリンク

転職すべきか残るべきか迷っているなら

人は歳をとりますし時間も有限ですから、仕事にやりがいや楽しさを感じることができなかったり、人間関係で大きなストレスを抱えていたり、何よりも、今の会社で「自分という人間を活かしきれていない」と感じるならば、転職を考え始めた方がいいでしょう。

とはいうものの、転職するとなれば、別の不安や悩みも出てきます。

何か新しいことにチャレンジするとき、未知なる領域に足を踏み入れるとき、人はワクワクやドキドキと同じくらい、まだ起きていないことを想像しては、不安や悩みを抱くものですから…。

以下の記事は、転職を考え始めた皆様が抱く不安や悩みを解消するための、有効な考え方や気持ちの持ち方、具体的な対処法やおすすめのサービスについて綴ったものです。

転職すべきか残るべきか…迷っている方はぜひご一読くださいませ。

▶︎転職するべきか悩む人と、迷うことなく転職活動を始める人

▶︎転職を考えるタイミングはこの8つ!該当する人は心の準備を

▶︎転職したいけど何がしたいかわからないとき最初にすべきこと

▶︎キャリア相談おすすめサービス3選!30代や40代も利用中

▶︎キャリアコーチングとは?おすすめ3サービスの特徴と料金

タイトルとURLをコピーしました