商品企画とはどんな仕事?必要なスキルは?やりがいは?

夜明けの大峯奥駈道 撮影者:うさやん

「商品企画の具体的な仕事内容が知りたい」

「近い将来、商品企画の仕事がしたいので、今から準備したい」

「商品企画の仕事をする中で、やりがいを感じる時は?」

というあなたに、今回は

  • 商品企画とはどんな仕事
  • 商品企画に必要なスキル
  • 商品企画のやりがい

について、

過去に10年以上、中小企業で商品企画の実務経験があり、商品企画を担う部署のリーダーを任され、部署の採用活動も行なっていた筆者が、わかりやすくお伝えします。

「商品企画=商品を企画するお仕事」と言っても、どんな性格の人が向いていて、毎日どのような仕事をして、どんなことにやりがいを覚え、就職活動の際にどんなスキルを持っていれば有利なのか…商品企画のお仕事をなさったことがない方は、「わからないことだらけ」だと思います。

それもそのはず、商品企画のお仕事は、会社が扱っている商材によって仕事内容や必要なスキルも異なりますし、やる気やモチベーションの拠り所も、担当する業務内容によってまちまちだからです。

今回お伝えする内容は、私の実体験から得た情報をもとに、あらためて

「商品企画とはどのようなお仕事か?」

という質問を自分にぶつけながら、体系的にまとめた「商品企画の本音」です。

商品企画に関心がある方は、ご参考にしていただければ嬉しく思います。

それでは早速見ていきましょう。

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商品企画とはどんな仕事か?

商品企画とはどんな仕事か?

商品企画とは、世の中の役に立つ商品、人々に幸せを感じさせる商品、不安や悩みを取り除く商品などを考えて、形にする(商品化する)までのロードマップを描く仕事です。

中小企業や小さい会社では、商品の販売戦略や販促企画を考えたり、営業やマーケティング活動に携わることもあります。

具体的な仕事内容は、会社の規模や方針にもよりますが、

  1. 商品企画メンバーのチームビルディング
  2. 商品化につながる企画のアイデア出し
  3. 競合する他社商品のリサーチや市場調査
  4. 商品のコンセプトやターゲットの設定
  5. 商品企画から開発までのプランニング
  6. 商品開発部や協力会社との交渉・連携
  7. 商品のネーミングやプライシング
  8. キャッチコピーやリードコピーの作成
  9. 商品のデザインやパッケージデザイン
  10. マーケティング戦略や販促企画の策定

などがあります。

ちなみに、私の場合、前職のネット印刷でマーケティング部に所属しながら商品企画を行なっていたため、上記の仕事に加えて、自社のホームページに設置するランディングページや注文ページのディレクションをはじめ、Webページに掲載するすべてのテキストを作成(Webライティング及びセールスライティング)していました。

印刷商品はオーダーメイド商品なので、商品のデザインやパッケージデザインを行うことはありませんでしたが、今振り返っても、ほんとうに多岐にわたる仕事をこなしていたとつくづく思います。

なので、

「商品企画の仕事がしたい」

「商品企画の部署に異動したい」

「商品企画に興味がある」

という方から

「商品企画とはどんな仕事ですか?」

と聞かれたら、正直なところ、一概に「こんな仕事です」とはなかなか言えません…。

「この会社で商品企画のお仕事がしたい」

という場所が具体的に決まっているのであれば、あるいは、商品企画を担っている部署への異動を考えている場合は、希望する会社の採用担当者や部署の所属長に、

「商品企画の仕事内容を具体的に教えていただけませんか?」

と直に聞いてみるか、あるいは、上記のリストをお見せして、該当する仕事内容を教えていただいた方が確実でしょう。

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商品企画に必要なスキルは?

商品企画に必要なスキルにはどのようなものがあるのか?

前項でリストアップした「商品企画の仕事内容」から考察すると、

  • 商品開発部や協力会社との交渉・連携
  • 商品企画メンバーのチームビルディング

 → コミュニケーション能力交渉力プレゼンテーション能力

  • 商品化につながる企画のアイデア出し
  • 商品のネーミングやプライシング
  • 商品のコンセプトやターゲットの設定

 → 企画力アイデア発想力想像力と創造力(イメージ→形に)

  • 商品企画から開発までのプランニング
  • マーケティング戦略や販促企画の策定
  • 競合する他社商品のリサーチや市場調査

 → シュミレーション能力論理的思考能力分析力洞察力

  • 商品のデザインやパッケージデザイン

 → デザイン力(Illustrator・Photoshopのデザインソフトの操作)

  • キャッチコピーやリードコピーの作成

 → セールスライティング・Webライティング・コピーライティング

となるでしょうか。

ただし、いずれも「商品企画を行う上で絶対に必要なスキル」というわけではありません。

小さい会社や商品企画をスタートしたばかりの会社では、商品企画をひとりで行うこともありますが、大抵は数人で行いますから、各メンバーが自分の得意なスキルを持ち寄って、メンバー内でスキルを補い合うことができれば問題ないでしょう。

そもそも、上記のスキルをすべて兼ね備えている人など滅多にいませんから…。

近い将来、商品企画のお仕事をしたいとお考えの方は、いろんなスキルを満遍なく磨こうとするのではなく、自分が得意なスキルをさらに伸ばすことをオススメします。

商品企画に必要なスキルの中で、

「この人に任せておけば間違いない!」

というスキルをひとつでも持っていれば、「替えのきかない存在」として重宝されますし、商品企画の他のメンバーに教えることもできますから、ぜひ「これだけは誰にも負けない!」というスキルを、まずはひとつ身につけておきましょう。

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商品企画の「やりがい」は?

商品企画の「やりがい」は何か?

「やりがい」とは、「事に当たる際の充足感や手応え、張り合い」という意味だそうです。

では、あらためて商品企画の仕事を行う際に感じる充足感や手応え、張り合いは何か?

人によって多少の違いはあれど、大きくは以下の3つではないでしょうか。

商品企画のやりがい

  • 考える楽しみ、カタチにする醍醐味
  • 目で見てわかる、世の中への貢献度
  • ヒットしたときの「してやったり感」

商品企画とは、世の中の役に立つ商品、人々に幸せを感じさせる商品、不安や悩みを取り除く商品などを考えて、カタチにする(商品化する)までのロードマップを描く仕事です。

そのため、何かを考えてカタチにすることが好きな人にとって、商品企画ほど張り合いを感じる仕事はなかなか見当たりません。

そして、自分が企画した商品が現実のものとなり、それを必要とする人や、商品に魅力を感じた人の手に渡ったとき、販売数量や売上という明確な数値で世の中への貢献度を知ることができます

さらに、商品が大ヒットでもしようものなら、その時の「してやったり感」は尋常ではありません。

逆に言うと、自分企画した商品がまったく売れなかったときの「がっかり感」も、これまた尋常ではありません…。

商品化に協力してくださった方々に申し訳ない…という気持ちに押し潰されそうになり、会社にも貢献できず、世の中にも貢献できない自分が、悔しくて、情けなくて、まさに「穴があったら入りたい」という状況を自ら招くことになります…。

私も何度かそんな経験をしましたが、そんな時は

「イチロー選手でも4割は打てないんだから…」

と自分を慰めながら、

「前を向くしかない!」

と気持ちを切り替えて、新たな商品企画にチャレンジしていました。

実際のところ、企画した商品が大ヒットすることは稀ですし、そもそも商品開発の本来の目的は

  • 世の中の役に立つ
  • 人々に幸せを届ける
  • 不安や悩みを取り除く

ことですから、それらの目的を見失うことなく、商品企画を続けることが大切です。

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まとめ

今回は、

  • 商品企画の仕事内容
  • 商品企画に必要なスキル
  • 商品企画のやりがい

について、お伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

商品企画の仕事に華やかなイメージを持っている人は少なくありません。

私の過去の経験からも、自分が企画した商品が好調に売れているときは、上司や部下をはじめ、他部署のスタッフからも注目されます。

しかし、企画した商品の売れ行きが悪いときは、上司から追及されたり、社内の批判的な意見が耳に入ってくることもあり、実際のところ、ある程度のメンタルの強さや、「こういう商品を作りたい!」という情熱がなければ、続けられる仕事ではありません。

すべてのお仕事に共通して言えることですが、結果が目に見えてわかる仕事は、良くも悪くも評価がはっきりしますから、良い結果のときは奢らず、悪い結果の時は正面から受け止める勇気が必要です。

そういう意味においては、商品企画のお仕事に必要な「スキル」と言っていいかわかりませんが、

  • 立ち直りの早い人
  • 気持ちの切り替えが上手な人
  • 悔しさをバネにできる人

は、商品企画に向いていると言えるでしょう。

ただし、勘違いしてはならないのは、「立ち直りが早い」のと、「鈍感で打たれ強い」のとは、少し違います。

鈍感で何事に対してもあまり気にしない人は、小さな変化に気づけないことが多いため、「微差が大差を生む」商品企画にはあまり向いていません。

どちらかというと、「細かいことが気になる人」の方が、商品企画には向いています。

最後にもうひとつ。

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ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)

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