「チラシの反応率をなんとしても上げたい!」
「パンフレットを最後まで見てほしい…」
「ランディングページ(LP)の滞在時間を増やしたい」
というあなたに、今回は、チラシやパンフレット、ランディングページの反応率を上げる「タイトルの付け方のコツ」をご紹介します。
私も実践している、とっておきのコツをお伝えいたしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
この方法を意識するだけで「伝える力」が確実にアップデートされますよ!
タイトルの付け方のコツ
結論から申し上げましょう。
タイトルの付け方のコツは…
本文で説明している内容を簡潔にまとめた「要点」を、タイトルや見出しに入れる
ただこれだけです。
つまり「今から〇〇についてお話しますよ〜」と先に言っておくということですね。
「え、そんな単純なことで解消できるの?」
と思われるかもしれませんが、この方法が驚くほど効果を発揮します。
タイトルの付け方が具体的で簡潔にまとめられていると、それに興味を持ったお客様は「もっと詳しく知りたい」と思い、前のめりになってその内容を読み進めてくれる可能性が高まります。
もちろん、そうでない方は離脱します(読むことをやめてしまいます)。
それを踏まえて、世の中にあるチラシやパンフレット、ECサイトの商品紹介ページやWebサイトのランディングページを見てみると、本文の内容を簡潔にまとめたタイトルや見出しがどれほど少ないことか…。
例えば、次のような見出しはどうでしょうか。
これまでにない新機能を備えた最新型の○○がついにリリース!
とにかく新しいことはわかるのですが、具体的な機能はおろか、何がどう新しくなったのかが一切明記されていないので、読み進めていかなければ内容は伝わりません。では要点や特徴を入れてみましょう。
ヒートショック対策に最適!人感センサーを備えたセラミックヒーターが新登場
何のために役立つのか、誰のための商品なのか、どんな機能が備わっているのか、タイトルを読んだだけである程度わかりますよね?
そして、興味がある人はそのまま本文を読み進める確率が高いと予想されます。
もうひとつ例を挙げましょう。
これで解決、パソコンの不具合はもう怖くない
これもパソコンの不具合を解消する方法であることはわかるのですが、何をどうやって解消するのか?具体的な内容については触れていませんので、サービスの概要すらわかりません。
では要点や特徴を入れてみましょう。
24時間365日いつでも電話サポート!急なパソコンのトラブルもご安心ください
どのようなサービス内容なのか一目でわかりますよね?
お客様が求めているサービスであるかどうか?
はこのタイトルを見るだけで判断できるでしょう。
上記の通り、タイトルに要点入れるだけでこれから話す内容がある程度わかり、プロローグや目次のような役割を果たしてくれます。
言われてみれば当たり前…大切なことは大抵そのようなものです。
タイトルの付け方も同じ。
コツがわかれば大したことはないのです。
効果的なタイトルのメリット
効果的なタイトルや見出しは、お客様にいろんな恩恵をもたらします。
そしてお客様を本文へとスムーズにナビゲートしてくれます。
案内されたお客様は引き続き本文に目を通してくれるので、ほとんどの方が細部まで読み込んでくれますし、場合によっては資料請求や会員登録を、あるいは見積もり依頼や即購入していただけるなど、反応率の向上にもつながります。
お客様にとっても、欲しかった情報が先に(タイトルや見出しに)明記されていることで、取捨選択がスムーズに行われ、購買までの時間を短縮できるというメリットが生まれます。
つまり販売する側とお客様、双方にとってメリットが生まれるのです。
商品やサービスの要点はタイトルや見出しに入れると言いましたが、説明文や解説文のような「内容をわかりやすく伝えることを目的とした文章」を書く場合もこの法則が当てはまります。
文章の冒頭で結論や要点を先に伝えて、その後に詳しい内容を続けると読了率(最後まで読んでいただける確率)が高まるため、
「文章を書くのが苦手…」
「分かりやすい文章を書きたい」
という方は、ぜひお試しくださいませ。
なお、小説や物語などは情景や描写から伝えたり、会話文から始まることで雰囲気や世界観を出すことが多いため、この方法は当てはまりません。
推理小説の冒頭でいきなり犯人がわかってしまうと面白くありませんからね…。
ただし、例外もあります。
「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」はこのセオリーを逆手にとって、ドラマの前半であえて犯人がわかるようにして、中盤でその動機や手口を徐々に解き明かし、後半で犯人を追い詰めていくという組み立てがなんとも絶妙です。(この展開がたまりません!)
ここでは詳しく語りませんが、とっても面白い人気ドラマなので、刑事ドラマやサスペンスがお好きな方はぜひご覧いただければと思います。
話を戻しましょう。
すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、実はこのブログもタイトルや見出しに本文の要点を注入するよう心がけています。
あなた様が今まさにこの文章を読んでくださっているということは、もしかしたらタイトルの付け方が影響しているのかもしれませんね。
「要点を先に言ってから後で説明」
この流れを意識することで、自社の商品やサービスの特徴を先に伝えて反応率や成約率(コンバージョン率)を高め、お仕事のお見積りやお問い合わせ、さらに販売やご契約につなげていきましょう。
些細なことかもしれませんが、小さな行動の積み重ねが売上を上げる近道になりますので、ぜひ今日から実践してくださいね。
まとめ
今回は「タイトルの付け方のコツ」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
自社の商品やサービスの特徴をしっかりとお客様に伝えることって、簡単そうで難しいですよね?
お客様にとって興味がある商品や、お客様がすでに利用することを決めているサービスであれば、それらの解説を隅から隅まで読んでくださいますが、発売したばかりの商品や他社と比較検討しているサービスであれば、細部まで説明を読んでいただくことは簡単ではありません。
自分のことに置き換えてみるとおわかりいただけると思いますが、ほとんどのお客様が先にタイトルや見出しを確認して、
「自分にとって必要な情報であるか?」
「興味があるかないか?」
を判断します。
目の前にいるお客様と対面で話すときは、多少なりともこちらのお話を最後まで聞いていただけますが、チラシやWebサイトで商品やサービスを紹介する場合は、お客様ご自身で読み進めていくため、そういうわけにはいきません。
チラシやWebサイトにしっかり記載していたとしても、後になって
「あれ?○○はできないの?」
「確か○○の機能がついていたように思うんだけど」
なんて言われたりすることも…。
記載していた旨をお伝えすると「ここに書いてあったのか」と、ご理解いただける場合もありますが、「わかりにくい」「気づかなかった」などといったご指摘を受けることも少なくありません。
そのことが原因で商品の返品やサービスのキャンセルもあり得ますし、それ以上のことを求めてくるお客様も稀にいらっしゃいますので、そうならないためにも商品やサービスのことを、特に大切なポイントをしっかり伝える必要があります。
タイトルの付け方って、ほんとうに大切ですね。
最後にもうひとつ。
- 今以上に読みやすくてわかりやすい文章を書きたい
- 誤字や脱字がないか?をスピーディーにチェックしたい
- 文章力を上げるために、表現の幅を増やしたい
という方に、とっておきの文章作成アドバイスツール【文賢】をご紹介いたします。
文章作成アドバイスツール【文賢】とは、文章の読みやすさやわかりやすさを高めるために、
- 改善点がないか?(推敲:すいこう)
- 誤字や脱字はないか?(校正)
- 間違った日本語を使っていないか?(校閲:こうえつ)
を自動でチェックしてくれる、とっても便利なツールです。
上記の他にも、文章の中で登場する「感情や行動を表す言葉」に対して、関連性が高い「おすすめの表現」が自動で表示されたり、チーム内での「辞書の共有」や「独自ルールの設定」、高度なセキュリティ対策など、便利な機能や安心して利用できる仕組みが整っているので、
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は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)