「自分なりに頑張ってはいるけど、なかなか転職先が決まらない…」
「人に自慢できるようなスキルや資格もないので、スムーズに転職できる気がしない…」
「前職と同じ業界で転職活動しているが、過去の経験が通用しない…」
というあなたに、
今回は「転職できる気がしないときに問うべき3つの質問」をご紹介いたします。
転職できる気がしないまま転職活動を続けてしまうと、提出書類や面接の様子から、採用する側(求人企業)も求職者の不安や焦りを少なからず感じ取るため、マイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
社会人経験が少なかったり、書類選考で何社も落とされたり、あと一歩のところで内定を逃すことが続くと、自分に自信が持てなくなることもあるでしょう。
でもご安心ください。
以下の通り、自分に自信が持てないのはあなただけではありませんし、自信が持てないのはごく当たり前のことなのです。
はっきりいって、自信なんてそうそう持てるものではありません。
「私は何に対しても自信満々です」などという人は、この世でもっとも信頼できない人。
私だって、世の中のほとんどのことについては自信がない。
当たり前の話です。
なぜなら、自分が知っていることに比べ、世の中には「知らないこと」の方が圧倒的に多いからです。
~中略~
だから、自信がない人はまず安心してください。
自信がないのは当たり前。
「自信が持てない」と悩む方が、むしろおかしいのです。
出典:アルボムッレ・スマナサーラ(2012)『一生、仕事で悩まないためのブッダの教え』株式会社三笠書房.
とはいうものの、転職活動がうまくいかないということは、何かが間違っているということ。
転職に対する考え方なのか…気持ちの持ち方なのか…具体的なやり方なのか…人によって異なるので一概には言えませんが、今までと同じ考え方や、今までと変わらないやり方を続けると、同じ結果しか生まれないということだけは言えます。
では、具体的にどうすればいいのか?
自らの意思で変化を起こすために、3つの質問を自分に投げかけてみてください。
必ずしも転職できるという確約はできませんが、今までと違うやり方で新たな一歩を踏み出す「きっかけ」になることをお約束いたします。
それでは早速みていきましょう。
転職できる気がしないときに問うべき3つの質問
転職できる気がしないとき、自分に問うべき3つの質問をご紹介します。
転職できる気がしないときに問うべき3つの質問
- 今の自分を正しく理解しているか?
- 視野を広げて情報収集しているか?
- 自分ひとりで抱え込んでいないか?
上記3つの質問を自分に問いかけることで、
- ありのままの自分を受け入れること
- 自分の未知なる可能性を信じること
- 他の誰かにサポートしてもらうこと
ができたなら、「転職できる気がしない…」と思っていたことが嘘のように、曇っていた心の中が一気に晴れ渡ることでしょう。
「転職できる気がしない…」と思っているのは他の誰でもなく、あなた自身です。
心の持ち方を変えることは簡単ではありませんが、「きっと転職できる!」と思うのも、「転職できる気がしない…」と思うのも自分次第なので、「きっかけ」さえあれば、今すぐにでも心の持ち方を変えることはできます。
3つの質問によって心の中に潜む「不安感」を取り除くことができたなら、もう「転職できる気がしない…」と思うことはないでしょう。
それでは、「転職できる気がしないときに問うべき3つの質問」をひとつずつ見ていきましょう。
今の自分を正しく理解しているか?
転職できる気がしないとき自分に問うべき3つの質問、ひとつ目の質問は
「今の自分を正しく理解しているか?」です。
「転職できる気がしない…」
と考えてしまう人ほど、自分のことを低く見積もっている傾向があります。
- できることよりも、できないこと
- 得意なことよりも、苦手なこと
- やり遂げたことよりも、挫折したこと
が気になってしまい、周りの人と比べたとき、自分が劣っているように感じてしまうのです。
しかし、実際は、どんなに優秀な人でも、
できることもあれば、できないこともありますし、
得意なこともあれば、苦手なこともありますし、
やり遂げたこともあれば、挫折したこともありますから、
わざわざ自分のマイナス部分にフォーカスする必要もなければ、人と比べる必要もありません。
できないことは、できる人にやってもらえばいいし
苦手なことは、得意な人に代わってもらえばいいし
挫折した経験は、次に活かすことができれば、それでいいのです。
淡白な言い方かもしれませんが、転職とは「自分の活かしどころを再発見して、自分が活躍できそうな場所へと移動させる行為」に他なりません。
そして、「自分の活かしどころ」を探すには、自分という人間を客観的に正しく理解することが極めて重要となります。
自分のことを正しく理解できたなら、自分という人間を活かせる場所(仕事や職場)を転職サイトで探す、あるいは、自分一人で探し出す自信がない場合は、転職エージェントを利用するとよいでしょう。
視野を広げて情報収集しているか?
転職できる気がしないとき自分に問うべき3つの質問、2つ目の質問は
「視野を広げて情報収集しているか?」です。
「転職できる気がしない…」と考えてしまう人ほど、これまで経験した業界や職種に強いこだわりを持っている傾向があります。
転職サイトで求人情報をチェックすると、決まり文句のように「経験者優遇」という文言を見かけるので、未経験の業界や職種よりも、過去に経験したことがある業界や職種の方が転職に有利と考えるのは自然なことです。
しかし、時代の変化に伴って必要とされる経験やスキルも変わるため、「過去の経験が活かせない」、あるいは「業界全体が衰退している」場合もありますから、どんな業界や職種でも経験者が優遇されるというわけではありません。
その場合、同じ業界や職種だけに目を向けるのではなく、これまで経験したことのない業界や職種まで、もっと視野を広げて転職活動を行う必要があります。
人口減少や人手不足が叫ばれる今日においては、未経験の方でもひと通りの業務ができるように、しっかりした教育制度を設けている企業も徐々に増えていますし、異業種での経験が活かせるお仕事も、探せばきっとあるはずです。
業界や業種のフィルターを外して情報収集することで、自分でも驚くほど意外なお仕事に興味が湧いたり、「こんな仕事がやりたかった!」と思えるお仕事に巡り合うこともあるでしょう。
「未経験のお仕事の探し方がわからない…」
「どんなお仕事が自分に向いているかわからない…」
という方は、転職サイトのスカウト機能(スカウトサービス)を積極的に利用して、「オファーを受けた企業」を応募の選択肢に加えるという方法もあります。
自分ひとりで抱え込んでいないか?
転職できる気がしないとき自分に問うべき3つの質問、3つ目の質問は
「自分ひとりで抱え込んでいないか?」です。
「転職できる気がしない…」と考えてしまう人ほど、転職の不安や悩みを誰にも相談せずに、自分ひとりで抱え込んでしまう傾向があります。
転職活動は自分の将来を左右するビッグイベントなので、最終的には自分の頭で考えて決断しなければなりませんが、
- 転職が初めての方や、自分に自信がない方
- やりたいことがなかなか見つからない方
- 自分がどんな仕事に向いているかわからない方
は、無料で転職を支援してくれる「転職エージェント」の利用をおすすめします。
転職エージェントでは、転職ノウハウを持つキャリアアドバイザーが、客観的な視点から最適な求人を紹介してくれるだけでなく、
- 履歴書や職務経歴書の添削指導
- 面接のアドバイスや日程の調整
- 入社日や希望条件の交渉を代行
など、あらゆる角度から転職の成功を支援してくれるので、「誰かに転職活動をサポートしてほしい…」とお考えの方には「至れり尽くせり」のサービスと言えます。
とはいえ、転職エージェントも商売ですし、キャリアアドバイザーも人間ですから、
- 転職できそうな人
- 転職に意欲的な人
- 真剣に向き合える人
に対しては、積極的に求人を紹介してくださったり、細かいところまで転職活動をサポートしてくれますが、
- 人まかせで、やる気が感じられない人
- レスポンスが遅く、約束を守らない人
- 言葉遣いが悪く、横柄な態度をとる人
に対しては、「この方の転職の成功を支援したい!」という気持ちには到底なれませんから、十分なサポートを受けるのは難しいでしょう。
まとめ
今回は「転職できる気がしないときに問うべき3つの質問」をご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
忘れないように、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
転職できる気がしないときに問うべき3つの質問
- 今の自分を正しく理解しているか?
- 視野を広げて情報収集しているか?
- 自分ひとりで抱え込んでいないか?
今回ご紹介した3つの質問とは別に、「転職できる気がしない…」と思っている方にもうひとつ自分に問いかけていただきたいことがあります。
それは、
「行動する前に尻込みしていないか?」
ということです。
「転職できる気がしない…」と考えてしまう人ほど、失敗を恐れるあまり最初の一歩が踏み出せない、あるいは、行動量が圧倒的に少ない傾向があります。
どれほど多くの情報を集めたとしても、
どれほど参考になる本を読んだとしても、
どれほど良いアドバイスをもらったとしても、
それらを行動につなげなければ、まったく意味がありません。
行動する前にスケジュールを立てたり、しっかりと準備することは決して悪いことではありませんが、どれほど綿密な計画を立てても、どれほど入念な準備をしても、すべて計画通りに進む可能性はゼロに等しいでしょう。
とりわけ、何か新しいことを始めるときは、必ずと言っていいほど想定外の出来事が起こります。
だからといって、行動することをためらっていると前へ進むことはできませんから、ある程度は失敗することも想定して、目の前の出来事に対して臨機応変に対応しながら勇気をもって行動する。
そうすることで、自分の新たな一面を発見することもあれば、やり方が間違っていることに気づくこともあれば、思わぬ偶然から良い方向へ進むこともあります。
いずれにしても、自らの意思で行動を起こさない限り、現状を変えることはできませんから、まずは小さなことから少しずつ、着実に歩を進めることが大切です。
やることなすこと、すべて思いどおりにいかないとき、ともすれば、私たちはすてばちになりがちだ。
でも、そこでちょっと踏みこたえてほしい。
それまでが悪くても、ある日、状況が変わって、よくなることがある。
何とかなると思ってがんばっていれば、その希望で力づけられ、さらに先へと進んでいけるはずだ。
いつも前を見て、倒れるときも前のほうに倒れる。
そんな生き方を理想に、生きていきたい。
出典:やなせたかし(2012)『やなせたかし明日をひらく言葉』株式会社PHP研究所.
最後に、大切なことをもうひとつ。
もしあなたが、今現在
- 今の仕事に興味が持てない…やりがいを感じられない…やる気が出ない…
- 自分の仕事に自信が持てない…仕事を心から楽しめない…
- 仕事で大きなストレスを感じている…会社に行くのが嫌になった…
と感じていて、誰かに悩みを聞いて欲しい…解決策について相談したい…気持ちを落ち着かせたい…という場合は「オンラインカウンセリング」の利用をおすすめいたします。
オンラインカウンセリングとは、臨床心理士や国家資格を持つカウンセラーと1対1で約50分程度、オンライン上で気軽に悩みを相談できるサービスです。
具体的には、
- 自分の感情を素直に表現し、悩みを打ち明けることによって気持ちを落ち着かせる
- 日頃から抱えている悩みや問題をカウンセラーと一緒に考えて、解決の糸口を見出す
- 心の中にしまっていた気持ちを話すことで、今置かれているの自分の状況を整理する
- カウンセラー(専門家)の話を聞くことで、客観的な視点から自分の考えを認識する
ことによって、
ひとりで抱え込んでいた不安や悩みを和らげ、心の健康を取り戻す効果が期待できます。
私がそうであったように、心の不調が身体的な症状(心身症)に発展すると、心と体が健康な状態に戻るまで数ヶ月~数年かかることも珍しくありません。
なので、今現在、仕事による強いストレスに悩まされていて、大きな不安を抱えていらっしゃる方は、自分の心と体を最優先に考えて、オンラインカウンセリングに限らず、心のケアやリフレッシュ、あるいは、ストレスの原因から距離を置くことを検討してみましょう。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)