仕事に自信が持てない、今の仕事が向いてないと思ったら…

滋賀県 武奈ヶ岳の紅葉 撮影者:うさやん

「仕事に自信が持てないときはどうすればいい?」

「自分の仕事に自信を持つ方法が知りたい?」

「ここ最近、今の仕事が向いてないと感じる…」

というあなたに、今回は、

  • 仕事に自信が持てないときに有効な、たったひとつの考え方
  • 今の仕事が合わない、向いてないと思ったときにやるべきこと

について、わかりやすく解説いたします。

自分の仕事に自信を持っている人は、その言動や立ち振る舞いから、お客様も「この人に任せておけば心配ない」という印象を受けるため、安心して仕事を依頼することができる一方で、自信がない人にお仕事を頼む際は「ほんとうに大丈夫?」と不安がよぎるものです。

なので、自分の仕事に自信がなくても仕事を続けること自体はできますが、仕事の成果を挙げて、会社からの高い評価を得ることは難しいかもしれません…。

世の中には知らないことの方が圧倒的に多いので、始めてチャレンジすることや数回しか経験したことがないことは、自信が持てなくて当然です。

しかしながら、新入社員は別として、入社して数年が経過しても自分の仕事にある程度の自信が持てないなら、その仕事は「自分には向いていない」と考えた方がいいでしょう。

では、

今の仕事に自信が持てないとき、今の仕事が向いていないと思ったらどうすればいいのか?

早速見ていきましょう。

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仕事に自信が持てないと思ったら

「仕事に自信が持てない…」

そんなときにお試しいただきたい有効な「考え方」をご紹介いたします。

それは…

「人よりも簡単にできること」を見つけ出し、とことん極める

という考え方です。

なぜ上記の考え方が有効なのか?

それは、

  1. 自分の仕事に自信を持つためには、実績をあげる必要があり、
  2. 実績を作るには、自分の強みを見出して、活かす必要があり、
  3. 自分の強みは「人よりも簡単にできること」の中に隠されているから

なので、

周りの人よりも簡単にできること」を見つけ出して、とことん極める

そうすることで、

  • この仕事だけは誰よりも上手にできる
  • この仕事だけは誰よりも早くにできる
  • この仕事だけは誰よりも正確にできる

と自覚できるようになり、やがては自分の仕事に自信を持つことができます。

しかし、簡単そうに見えて、これがなかなか難しい…。

その理由は2つあります。

  1. 「人よりも簡単にできること」は自分では当たり前にできることなので、周りの人から指摘されなければわからないことが多い
  2. 「人よりも簡単にできること」が見つかったとしても、上司に「今の職場では必要ない」と判断され、取り組めない場合がある

別の見方をすると、もしも、上司があなたの強みを見出して、あなたの強みを活かせる仕事を与えたなら、あなたは「仕事に自信が持てない…」と思うことなく、今のお仕事にやりがいを持って取り組むことができるということです。

いずれにしても、自信を取り戻すには「成功体験」が欠かせません。

「成功体験」と言っても、大きな成功を経験する必要はなく、小さな成功を体験し、積み重ねていくことで少しずつ自信を取り戻すことができます。

なお、以下の記事では「小さな成功体験を積み重ねる方法」について詳しく解説しておりますので、ご興味がある方は是非ご一読くださいませ。

「自信が持てない」と悩む人は、まず「自分に何ができるのか」「何ができないのか」を考えてみてください。

きちんと自分を見つめれば、きっと何か「できること」があるはずです。

そして、その「できること」を完璧にこなすことこそ、仕事をするということです。

~中略~

それでもし「自分にはできないことを相手(たとえば上司など)が要求している」としたら、それは相手の責任です。

出典:アルボムッレ・スマナサーラ(2012)『一生、仕事で悩まないためのブッダの教え』株式会社三笠書房.
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今の仕事が向いてないと思ったら

結論から申し上げると、今の仕事が向いてないと思ったら、その仕事を続ける理由はありません。

「できることなら今の仕事を続けたい…」

という気持ちもあるでしょうが、「今の仕事が向いてない」と思うまでにはいろんな出来事があり、葛藤があり、自分なりに悩み抜いた結果、「今の仕事が向いてない」という考えに行き着いたわけですから、このまま悩みや不安を抱えながら今の仕事を続けたとしても、状況が好転する可能性は低いでしょう。

とりわけ、

  • 仕事に苦手意識を持っている
  • 日々の仕事が苦痛に感じる
  • 何度も同じミスをしてしまう
  • 常に極度のストレスを感じる
  • 仕事の際に自分を偽っている

場合は、今の仕事に見切りをつけて、別の仕事を探すことを強くおすすめします。

では、自分に向いている仕事を探す際、何を基準にして、どのようなお仕事を探せばいいのか?

転職サイトやハローワークでお仕事を検索する前に、まずは自分の強みや適性を知ることから始めてみましょう。

自分の強みや適性を知る5つの質問

  1. 人よりも簡単にできることは何?
  2. 人よりも上手にできることは何?
  3. 人からよく依頼されることは何?
  4. 1日中やっても飽きないことは何?
  5. 時間を忘れて没頭できることは何?

上記の質問を自分に投げかけて、明確な解答を用意することができれば、転職サイトやハローワークを利用した際、自分に向いているお仕事を見つけやすくなるとともに、自分に合わない仕事を除外することができます。

自分1人では強みや適性を見つけることができない場合は、大手の転職サイトで用意されている様々な「適性診断」を活用したり、無料で利用できる転職支援サービス(転職エージェント)を頼るなどして、少しでも自分に向いている仕事に巡り合えるように動いてみましょう。

ちなみに、自分に向いているお仕事に就くことは、働く人(自分)にとっても、採用する企業にとっても、そして、社会にとっても良いことしかありません。

自分に向いているお仕事に就くと、

  • 働く人は仕事の成果を得やすくなることで社内での評価も上がり、日々やりがいを持って働くことができます。
  • 採用する企業は、人件費に対する費用対効果が上がり、コスト削減や業績アップにつなげることができます。
  • 社会全体を見ても、より多くの人が向いている仕事に就くことで生産性が上がり、労働時間の減少に寄与します。

なので、今の仕事が向いてないと思ったら、まずは今の会社で働きながら自分の強みや適性を見出すことに努め、少しでも自分に合うお仕事を探してみましょう。

何かを真剣に諦めることによって、「他人の評価」や「自分の願望」で曇った世界が晴れて、「なるほどこれが自分なのか」と見えなかったものが見えてくる。

続けること、やめないことも尊いことではあるが、それ自体が目的になってしまうと、自分というかぎりある存在の可能性を狭める結果にもなる。

出典:為末 大(2013)『諦める力』株式会社プレジデント社.
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まとめ

今回は、

  • 仕事に自信が持てないときに有効な、たったひとつの考え方
  • 今の仕事が合わない、向いてないと思ったときにやるべきこと

をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

忘れないように、もう一度おさらいしておきましょう。

自分の仕事に自信が持てないときは、

「人よりも簡単にできること」を見つけ出し、とことん極める

自分の強みや適性を知る5つの質問

  1. 人よりも簡単にできることは何?
  2. 人よりも上手にできることは何?
  3. 人からよく依頼されることは何?
  4. 1日中やっても飽きないことは何?
  5. 時間を忘れて没頭できることは何?

自分の仕事に自信が持てない…このままじゃいけない…。

明らかに、今の仕事は自分に向いてない…。

それがわかっていても、今よりも状況が悪くなることを恐れるあまり、次の一歩を踏み出せない…そんな方もいらっしゃることでしょう。

未来のことは誰にもわからないので、そのお気持ちも十分理解できますが、「この状況が続くとどうなるか?」、つまり過去の延長線上に続く未来はある程度予想できます。

そして、もしも過去の延長線上に見える未来が、あなたが望む未来ではなかったとしたら、今こそ勇気を出して自分が望む未来へと新たな一歩を踏み出すべきなのかもしれません。

私が40代で会社を辞めたときも、いろんな不安が頭をよぎりましたが、新しいことにチャレンジするときに感じる不安よりも、今の会社で働き続けることに対する不安の方が大きかったの覚えています。

もちろん、今の仕事を続けながら現状を変える努力をして、新たな道を切り開くこともひとつの選択であり、間違いではありません。

どの道を選んでも、あなたにとって必要な「課題」が用意されていて、それをクリアすることによって新たな「気づき」が得られることでしょう。

大丈夫、きっと良くなりますから、安心してくださいね。

私がそうであったように…。

過去の事実そのものは変えられませんが、それをどう思うかは自分次第です。

同じ過去を不満や後悔の対象にもできれば、その過去があるからこそ今の自分がある、と肯定的に捉えて、そこから学んで将来をよりよくする材料に変えることもできます。

出典:勝間 和代(2021)『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』株式会社KADOKAWA.

最後に、大切なことをもうひとつ。

もしあなたが、今現在

  • 今の仕事に興味が持てない…やりがいを感じられない…やる気が出ない…
  • 自分の仕事に自信が持てない…仕事を心から楽しめない…
  • 仕事で大きなストレスを感じている…会社に行くのが嫌になった…

と感じていて、誰かに悩みを聞いて欲しい…解決策について相談したい…気持ちを落ち着かせたい…という場合は「オンラインカウンセリング」の利用をおすすめいたします。

オンラインカウンセリングとは、臨床心理士や国家資格を持つカウンセラーと1対1で約50分程度、オンライン上で気軽に悩みを相談できるサービスです。

具体的には、

  • 自分の感情を素直に表現し、悩みを打ち明けることによって気持ちを落ち着かせる
  • 日頃から抱えている悩みや問題をカウンセラーと一緒に考えて、解決の糸口を見出す
  • 心の中にしまっていた気持ちを話すことで、今置かれているの自分の状況を整理する
  • カウンセラー(専門家)の話を聞くことで、客観的な視点から自分の考えを認識する

ことによって、

ひとりで抱え込んでいた不安や悩みを和らげ、心の健康を取り戻す効果が期待できます。

私がそうであったように、心の不調が身体的な症状(心身症)に発展すると、心と体が健康な状態に戻るまで数ヶ月~数年かかることも珍しくありません。

なので、今現在、仕事による強いストレスに悩まされていて、大きな不安を抱えていらっしゃる方は、自分の心と体を最優先に考えて、オンラインカウンセリングに限らず、心のケアやリフレッシュ、あるいは、ストレスの原因から距離を置くことを検討してみましょう。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)

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