「成功体験を積み重ねる具体的な方法は?」
「失った自信を再び取り戻すにはどうすればいい?」
「成功体験を引き寄せるヒントは?」
というあなたに、今回は
- 小さな成功体験を積み重ねるために、今日からできる3つの方法
- 再び自信を取り戻すことができた、筆者の成功体験エピソード
をご紹介します。
成功体験はビジネスや仕事だけに限らず、恋愛や趣味・勉強やスポーツなど、あらゆる分野において、好循環を生み出す最も大きな要因と言っても過言ではありません。
みなさまもご存知のように、小さな成功体験を積み重ねることによって、「やる気が出る」「モチベーションが上がる」「自信がつく」「もっと好きになる」など、様々なプラスの効果が期待できます。
「成功体験は苦労して手に入れるもの」
「成功体験を引き寄せるには運も必要」
と思っている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
ちょっとしたコツさえ掴めば、そして、これからご紹介する3つの方法を実践することで、誰でも簡単に、今日からでも小さな成功体験を少しずつ積み重ねることができます。
それでは早速見ていきましょう。
小さな成功体験を積み重ねるには?
小さな成功体験を積み重ねるにはどうすればいいか?
特別なことを行う必要はありません。
心の持ち方を変えたり、ものごとの受け止め方を変えたり、自分の意識を今までとは別の方向に向けるだけで、小さな成功体験を積み重ねることができます。
小さな成功体験を積み重ねる3つの方法
- 成功を脇に置いて、成長を感じる
- 「失敗してもいい」と、開き直る
- 良い結果を繰り返しイメージする
シンプルかつ誰にでも実践できる方法なので、ビジネスパーソンにかかわらず、何か新しいことにチャレンジして、小さな成功体験を積み重ねていきたいとお考えの方は、ぜひお試しください。
上記3つの方法をしっかり理解し、ことあるごとに意識するだけで、自ずといくつもの小さな成功を手繰り寄せることができます。
それではひとつずつ、詳しく見ていきましょう。
成功を脇に置いて、成長を感じる
小さな成功体験を積み重ねる方法、ひとつ目は「成長を感じる」です。
逆説的な言い方になりますが、小さな成功体験を積み重ねるためには、「成功」を追い求める姿勢を一旦脇に置いて、目の前の仕事を着実にこなすことで、自分は日々「成長」していると実感することが、結果として成功体験を生むことにつながります。
ネットショップの開設を例に説明しましょう。
これまで実店舗でしか販売していなかった商品をネット販売する場合、まずは自社のネットショップを開設しなければなりません。
最近ではパソコンとインターネット環境さえあれば、誰でも簡単にネットショプを開設できるサービスがあるので、ネットショップをオープンすること自体はさほど難しくありませんが、問題はお店をオープンした後の集客です。
Web上に公開したばかりのサイトやページにお客様を呼び込むためには、(狙ったキーワードで)お客様が検索した際に、自社のネットショップを検索上位に表示させる必要があります。
ネットショップでつまづく人の大半は、「集客できない」「サイトへのアクセスが増えない」、あるいは「アクセス自体がない」という理由です。
私が運営しているこのブログも例外ではなく、検索ユーザーにとって有益な情報を発信し続けることができなければ、アクセスが増えることはありません。
インターネット検索とは別に、TwitterやFacebook、InstagramといったSNSを通じてショップへ誘導する手法もありますが、ネット検索からのお客様が増えないと、根本的に集客力アップは望めないでしょう。
このような状況下で「順調に集客すること」を成功体験とするならば、大半の方が道半ばで挫折してしまいます。
一方で、「成長を感じる」ことに重点を置いてみると、見方がガラッと変わり、少しずつ進歩していることに対する充実感や満足感を得ることができます。
成長とは「今までできなかったことができるようになること」です。
そのように考えると
「ネットショップを無事にオープンできた」
「商品の写真を綺麗に撮影できた」
「お店の紹介文を考えて掲載した」
といった日々の活動から確かな成長を感じることができます。
成長していることを実感できるようになると、
「もっと上手に作ろう」
「もう少し工夫してみよう」
「次はこんなことをやってみよう」
といった意欲が湧き起こり、行動にも弾みがついて「気がつけば上達していた」なんてことも少なくありません。
そして、自分でも上達していると感じるようになった頃には、待ち望んだ「成功」がひょっこり顔を出すようになります。
このサイクルを地道に続けると、小さな成功体験は自ずと積み上がっていくでしょう。
「失敗してもいい」と、開き直る
小さな成功体験を積み重ねる方法、2つ目は「開き直る」です。
「開き直る」と聞くと、なんだか諦めているような、どこか投げやりなイメージを抱く方が多いかもしれません。
そのような意味で「開き直る」という言葉を使うこともあるでしょうが、これからお話しする「開き直る」という言葉は「迷いを断ち切る」「雑念を追い払う」という意味合いが強く、どちらかというとプラスのイメージです。
それを踏まえた上で申し上げます。
「失敗してもかまわない」と開き直ることができれば、新しいことにチャレンジしようという意欲が生まれ、成功につながる行動、とりわけ最初の一歩目を躊躇なく踏み出すことができます。
何事も最初から万事うまくいくことはありません。
誰しも始めて何かを行うときは、必ずと言っていいほど失敗するものです。
頭ではそのことをわかっていても、
「うまくいかなかったらどうしよう」
「失敗を避けるいい方法はないか?」
と考えているうちにどんどん後退りして、行動するデメリットを探し続けるうちに、挙げ句の果てには行動すらしない人もいます。
本当に残念でなりません…。
対照的に、
「失敗なんて気にしない」
「失敗することは想定内」
「早い段階での失敗はOK」
と考えている人はすぐに行動しますから、たとえ失敗したとしても、結果として行動を尻込みしている人よりも先に成功を掴みます。
さらに面白いのが、「失敗してもいい」と開き直って行動する人は、新たなチャレンジに対して不安や恐れを感じないため、そうでない人に比べて失敗する確率が大幅に下がるという研究結果も出ています。
これはほんとうに驚きです。
確かに言われてみると、あらためて自身の過去を振り返ってみても、「絶対に失敗できない」と思って取り組んだ仕事に比べて、「まあ失敗しても仕方ないか」「うまくいけばラッキー」と思って取り組んだ仕事の方が、良い結果を残していることに気づかされます。
おそらく開き直っている時の方が不安や恐れを感じない分、思考がクリアになって自由な発想が生まれやすく、大胆な考えや行動を取ることができるからではないでしょうか。
そのような精神状態から生み出された考えや行動は、個性が色濃く現れるとともに、ダイレクトに魅力が伝わるため、見る人の心を動かし、共感を呼ぶのかもしれません。
良い結果を繰り返しイメージする
小さな成功体験を積み重ねる方法、最後のひとつは「良い結果をイメージする」です。
要は、既に自分が成功しているイメージを、「頭の中に繰り返し映し出す」というものです。
「なぜ成功するイメージを頭の中で何度もイメージすると成功体験につながるのか?」
「どのようなメカニズムでそのようになるのか?」
少しわかりにくいのでご説明いたします。
成功しているイメージを頭の中で繰り返しイメージする行為は、言うなれば「ゴールを思い描く」ことと同じ。
つまり、ゴールを見据えて行動を続けることで、次はどのような行動をとるべきか?が自ずと明確になり、その行為を繰り返すことで成功を手繰り寄せる、というものです。
「お金持ちになりたければ、お金持ちのように振る舞いなさい」
と言われますが、これも考え方は同じ。
まずは自分がすでにお金持ちになっているというイメージを、頭の中で鮮明に思い浮かべて、ことあるごとに
「お金持ちであればどのように考えるか?」
「お金持ちであればどんな対応をするか?」
と考え、それを行動に移すことによって少しずつ目の前の状況を変えていきます。
実践する時のポイントは「成功のイメージを固め過ぎない」こと。
明確にイメージすること自体は悪くないのですが、現在の状況に合わせて成功のイメージ(ゴール)も臨機応変に変えていくことが必要です。
行動を続けると予期せぬトラブルや、思わぬ落とし穴にはまることもあります。
最初から成功のイメージを「必ずこうあるべきだ」「こうでなければならない」とガチガチに固めてしまうい、最初の成功のイメージにこだわり続けると、実際の行動や結果を成功のイメージにつなげることが困難となり、それが原因で挫折する可能性が高まります。
それともうひとつ。
「完璧を求めず、まずは完成させる」ことも、行動を続ける上ではポイントになります。
完璧を目指すとなかなか次のステップに進むことができず、もたもたしているうちにゴールが遠く感じるようになり、今いる場所からゴールまでの距離がとてつもなく長いように錯覚するため、道半ばで諦めてしまうことになりかねません。
これらの点に気をつけながら、良い結果を繰り返しイメージして行動を続けると、モチベーションを適度に維持しながら、成功体験というゴールにたどり着くことができます。
成功体験は、自信を取り戻す特効薬
成功体験は、失われた自信を取り戻すことができる「特効薬」と言っても過言ではありません。
実際に、私は仕事での成功体験によって、再び自信を取り戻すことができました。
私は小学生の頃から、家で宿題以外の勉強をした記憶がありません。
それでも成績はクラスの中でも上位で、テストの点数や通知表の成績も3段回評価なら3が多く、5段階評価なら全て3位上で、ほぼ4か5でした。
中学生になっても大幅に成績が下がることなく、常に「平均よりは上」だったように思います。
ところが高校に入ると成績はガクンと下がり、平均以下…ある時の英語のテストでは学年最下位タイを記録したこともあります。
そんな私も高校2年の夏休みくらいから、進学校だったこともあって、漠然と大学入試を意識し始め、人生初の受験勉強を開始することに…しかしながら結果は惨敗。
受験した大学は全て不合格…。
人生初の挫折と敗北感を味わい、無気力なまま部屋にこもってファイナルファンタジー(家庭用のロールプレイングゲームです)に没頭する日々を過ごしていました。
なぜファイナルファンタジーなのか?
今思うと、これからどうなるかわからない自分の人生とは対照的に、必ず訪れるエンディングシーンに向けてストーリーが進んでいく「冒険という名の決められた道」が、その時の自分にとってはうらやましかった?必要だった?のかもしれません。(それで言うと、ドラゴンクエストでも良かったのかも…)
とある大学から追加合格のお電話を頂戴したのは、ファイナルファンタジーも中盤に差し掛かるところだったと記憶しています。
「人生には運を使うタイミングが3度ある」
と誰かが言っていましたが、間違いなくここで1回分、しっかり使いました。
大学を無事に卒業し、大阪にある商社で働くことになった私は、入社して1年ほど経った頃、今で言うと「スタートアップ」、つまり新規事業の立ち上げを任され、そこで人生初の成功体験を味わうことになります。(ここで2回目の運を使ったかも…)
どのような成功体験だったかは、また別の機会にじっくりとお話しするとして、私が今までどんな困難があっても自信を失うことなくやって来れたのは、スタートアップを成功に導いた「仕事での成功経験があったから」と言っても過言ではありません。
毎日夜遅くまで終わらない仕事と向き合い、終電に乗り遅れそうになったことも1度や2度ではありませんし、仕事が終わらず会社の忘年会に出席できなかったこともあります。
それが数年も続きました。
そんな苦労を乗り越えて、掴み取った成功体験があるからこそ、うまくいかないことがあっても
「自分ならきっとできる」
「やってやれないことはない」
「とにかく前に進もう」
と思えるのです。
多分この先うまくいかないことがあったとしても、
「今はできなくても、いずれできるようになる」
と自分を信じて、時には
「なんとかなるさ」
と開き直って、目の前の仕事に集中する毎日を送っていることでしょう。
もしもこの記事を読んでくださっている方の中に、「自分に自信が持てない」「自信を失くしてしまった」という方がいらっしゃいましたら、心からエールをお送りするとともに、ぜひ小さな成功体験につながる最初の一歩を踏み出すことを強くオススメします。
目の前にある辛いことや悲しいこと、どうにもならないと思えるようなことも、1年後には、いや、もしかしたら半年後や数ヶ月後には無くなっているかもしれません。
たとえ無くならなかったとしても、今よりも少しは状況が改善されているかもしれません。
そう思って、日々の成長を感じながら、良い結果を繰り返しイメージして、時には開き直ってチャレンジを続けてください。
無責任なことを言っているのは百も承知ですが、心から応援しております。
まとめ
今回は、
- 小さな成功体験を積み重ねるために、今日からできる3つの方法
- 再び自信を取り戻すことができた、筆者の成功体験エピソード
をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度「小さな成功体験を積み重ねる方法」をおさらいしておきましょう。
小さな成功体験を積み重ねる3つの方法
- 成功を脇に置いて、成長を感じる
- 「失敗してもいい」と、開き直る
- 良い結果を繰り返しイメージする
最後は「身の上話」も登場して、輝かしい?スタートアップの成功をご紹介しましたが、実はその後、一転して人生2度目の大きな挫折を味わうことになります…ハハハ。
人生って、ほんとうにわからないものですね。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)
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