決断力を高める方法!正しい決断を下すための5つのヒント

滋賀県 秋の伊吹山にて 撮影者:うさやん

「今よりもっと決断力を高めるにはどうすればいいか?」

「正しい決断を下すために、決断力の磨き方が知りたい」

「決断力を強化するためには、何をすべきか?」

というあなたに、今回は、

  • 正しい決断とは、どのような決断か?
  • 決断力を高める5つの方法

について解説いたします。

そもそも、決断力は高めることができるのか?

答えはYES。

この記事でご紹介する5つの方法を実践すれば、今よりも決断力を高めることは可能、つまり、今まで以上に正しい決断を下すことができるようになります。

企業の経営者はもちろん、経営幹部や管理職、プロジェクトのリーダーや開発責任者の方は、決断することが仕事と言っても過言ではありません。

ビジネスだけでなく、個人においても、結婚や離婚、引越しや住宅の購入、就職や退職、転職や起業など、誰しも人生において大きな決断を迫られる場面が1度や2度は訪れます。

そんな時、「決断力を高める方法」、すなわち、より正しい決断ができる方法を知っているか知らないかで、その後の展開は大きく変わります

実は、決断力を高めることによって、幸福感を得ることができるだけでなく、周りの人や世の中にも貢献できることは、あまり知られていません。

純粋に「決断力を高めたい」という方はもちろん、「決断力には自信がある」という方も、今までにない「気づき」が得られるかもしれませんので、ぜひご一読いただければと思います。

それでは早速みていきましょう。

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決断力を高める方法

正しい決断を下すためにはどうすればいいのか?

そんな素朴な疑問にお答えするために、決断力を高める具体的な方法を解説します。

「決断力を高める方法」とは、言わば、「より正しい決断を下す方法」です。

あるいは、「より正しい決断を下すための心得」、または、「正しい決断を下すための考え方」と言い換えることもできるでしょう。

なお、 ここで言う「正しい決断」とは、自分だけにメリットをもたらす決断や、自分が犠牲になることで周りにプラスの影響を与える決断ではなく、自分も含め、周りの人や世の中が少しでもハッピーになるような決断を意味します。

これからご紹介する「決断力を高める方法」は全部で5種類。

ひとつでも多く実践していただいた方が、より正しい決断を下すことができます。

決断力を高める5つの方法

  1. 目先の損得よりも、長期的な視点で考える
  2. 人々の幸福や、社会貢献につながるように
  3. 道徳心を養い、ものごとの本質を見極める
  4. 体調を万全に整えて、思考をクリアに保つ
  5. 直感に従い、自分自身で考えて結論を出す

それではひとつずつ見ていきましょう。

長期的な視点を

決断力を高める方法、ひとつ目は

「目先の損得よりも、長期的かつ俯瞰的な視点を持って考える」

です。

目先の利益や快楽、短期的な成功だけに囚われると、一時は喜びを手にすることができるかもしれませんが、周りの状況も常に変化していますから、継続的に利益を出したり、ずっとうまくいくことはまずありません。

正しい決断を下すためには、現状を正確に把握するとともに、数ヶ月後や数年後、数十年後の未来を見据え、長期的かつ俯瞰的な視点を持って、今考えられる最善の選択をする必要があります。

もちろん、長期的かつ俯瞰的な視点から下した決断が、一時的に悪い結果を招いてしまったり、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。

しかし、正しい決断をしていたなら、時間が経つにつれて状況が少しずつ改善され、いつしか

「この決断は正しかった」

と思える時が必ずやって来ます。

急がず、焦らず、じっくりと「その時」を待つ忍耐力も、正しい決断には必要なのです。

勝負に勝つことは、企業でいえば目先の利益である。

目先の利益も大事だが、先行投資的な研究もしなければならない。

長く将棋を続けていくには、目先の勝負以外のところで何かしなければならないのだ。

出典:羽生善治(2005)『決断力』角川書店.

何らかの経営判断を下すとき、私は「20年後から見ても、自分の考え方は正しかったと言えるだろうか」と確認します。

時間軸を加えることによって、会社の置かれた環境を俯瞰して見つめるためです。

出典:塚越 寛(2019)『末広がりのいい会社をつくる ~人も社会も幸せになる年輪経営~』サンクチュアリ出版.

社会に貢献する

決断力を高める方法、2つ目は

人々の幸福や、社会貢献につながるような決断を下す」

です。

人間はわがままで自分勝手な生き物ですから、意識しているかどうかにかかわらず、自分の幸せや喜びを優先しがちです。

しかし、先に述べたように、「正しい決断」とは、自分も含め、周りの人や世の中が少しでもハッピーになるような決断を指しますから、決断を下すときは、意識して人々の幸福や、社会貢献につながるような決断を下す必要があります。

人間はわがままで自分勝手な一面を持っていますが、面白いことに、人は誰かに親切にしてあげたり、誰かを援助したり、誰かの活動に貢献すればするほど、幸福感を得ることができます。

つまり、自分ではない誰かのために行う決断こそ、自分が最も幸福を感じる決断であり、正しい決断なのです。

幸福心理学の有名な実験があります。

被験者に、1週間に5つの親切をしてそれを記録してもらいました。

たったそれだけのことで、6週間後には、被験者の幸福度は大きくアップしたのです。

親切を記録するだけで、幸福度はアップする。

なんと、簡単なことでしょう。

出典:樺沢紫苑(2021)『精神科医が見つけた 3つの幸福』株式会社飛鳥新社.

本質を見極める

決断力を高める方法、3つ目は

「日頃から道徳心を養い、ものごとの本質を見極める

です。

正しい決断を下すには、道徳心を身につけて、ものごとの本質を見極める必要があります。

「そもそもどうしたいのか?」

「本来はどうあるべきか?」

「ほんとうの目的は何なのか?」

上記のような、本質に迫る質問を自分に投げかけ、目の前にある問題を根本的に取り除くために、正しい決断を下す

その際に、有効な判断軸となるのが「道徳心」というわけです。

道徳心とは、誰もが心の中に持っている「善悪や正邪を判断できる心の中の規範」です。

正しい決断を下す目的が「人々の幸福」や「社会貢献」であるならば、正しい決断を下すためには、より多くの人に受け入れられる考え方や、誰もが理解できる判断軸が必要となります。

世の中には善悪の判断が難しい問題も多々ありますが、「人々の幸福」や「社会貢献」を目的として、道徳心をもって決断するならば、すべての人とまでは言いませんが、大半の人にご理解、ご納得いただけるのではないでしょうか。

心と体を整える

決断力を高める方法、4つ目は

体調を万全に整え、雑念を追い払って思考をクリアに保つ」

です。

正しい決断を下すためには、決断するときの体調や精神状態も少なからず影響します。

気分が優れない時や疲れている時、別の考え事をしている時や周りがうるさくて集中できない時などは、重要な決断を避けるべきでしょう。

特に睡眠不足や過労、暴飲暴食やお酒を飲みすぎた時は、絶対に決断してはダメ。

朝からいろんな出来事があって、脳が疲れ切っている「夜」に決断するのもオススメできません。

対照的に、一晩ぐっすり眠った翌朝、自然の中で適度に体を動かすことによって脳が目覚め、心も体もリラックスして思考がクリアになり、集中力が高まっている午前中などは、重要な決断を下すには最適と言えます。

正しい決断をするために、十分な睡眠をとって、決まった時間に適量の食事を済ませ、適度に体を動かして、規則正しい生活を心がけましょう

直感を信じる

決断力を高める方法、最後は

直感を信じて、心の声に耳をすませ、自ら考えて結論を出す」

です。

直感は単なる「思いつき」ではありません。

直感とは自分がこれまで経験した出来事をデータベースとして、総合的かつ論理的に導き出された、「自分にとって最適な選択」です。

とはいうものの、

「なかなか直感が働かない…」

という方は、心の声に耳をすませ、粘り強く自分との対話を重ねることで、少しずつ答えが見えてきますから、諦めずに自分に問いかけてみてください。

正しい決断を意識し続けることによって、ある日突然「答え」が見えてきますから、その時が来るまでじっと待ち続けるのです。

それともうひとつ。

人はそれぞれ性格や考え方が異なりますから、どんなに正しい決断を下したとしても、反対する人は必ず出てきます。

とりわけ、直感に頼る決断は、自分でもうまく言葉で説明できない場合があるため、他の人から見れば理解し難いことが多く、多くの人の賛同を得ることは決して簡単ではありません。

そんな時は、

「なぜ自分はこの決断に辿り着いたのか?」

と自分に問うことで、必ず決断に至った理由が明らかになりますから、根気よく自分との対話を続けることが大切です。

私は、人間の持っている優れた資質の一つは、直感力だと思っている。

というのも、これまで公式戦で千局以上の将棋を指してきて、一局の中で、直感によってパッと一目見て「これが一番いいだろう」と閃いたてのほぼ七割は、正しい選択をしている。

将棋では、たくさん手が読めることも大切だが、最初にフォーカスを絞り、「これがよさそうな手だ」と絞り込めることが、最も大事だ。

それは直感力であり、勘である。

出典:羽生善治(2005)『決断力』角川書店.

基本は、自分の力で一から考え、自分で結論を出す。

それが必要不可欠であり、前に進む力もそこからしか生まれないと、私は考えている。

出典:羽生善治(2005)『決断力』角川書店.
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まとめ

今回は、「決断力を高める5つの方法」について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

忘れないように、最後にもう一度おさらいしておきましょう。

決断力を高める5つの方法

  1. 目先の損得よりも、長期的な視点で考える
  2. 人々の幸福や、社会貢献につながるように
  3. 道徳心を養い、ものごとの本質を見極める
  4. 体調を万全に整えて、思考をクリアに保つ
  5. 直感に従い、自分自身で考えて結論を出す

決断とは面白いもので、決断を下した経緯や、決断の内容を見ると、決断を下した人の考え方や価値観が浮き彫りになります。

「この人は、自分の利権しか頭にない」

「この人は、みんなのことを真剣に考えている」

「この人は、今できる最善の決断をしたのではないか」

「この人は、自分の頭で考えて決断していない」

正しい決断を下せる人が、すべて人格者というわけではありませんが、少なくとも、人格者と呼ばれる人は正しい決断が下せるのではないでしょうか。

将棋で大事なのは、判断であり決断である。

私は、決断するときのよりどころは自分の中にあると思っている。

王をとるか、とられるかの厳しい局面では、最終的に自らリスクを負わなければならない。

そういうところでの決断には、その人の本質が出てくるのだ。

出典:羽生善治(2005)『決断力』角川書店.

人格者になれるかどうかは別にして、決断力を高めることで、今よりも正しい決断が下せるようになって、自分も含め、一人でも多くの人が幸せになる決断をしたいものですね。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^

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