「休眠顧客の掘り起こしを目的としたメールの開封率を上げたい」
「お店への再来店を促すメールの件名に頭を悩ませている…」
「割引セールやイベントの告知をお知らせする、メールの件名の書き方が知りたい」
というあなたに、今回は、
休眠顧客の掘り起こしをはじめ、販売や再来店の促進を目的とした
「メールの開封率を上げる件名の書き方 5つのポイント」
をご紹介いたします。
お客様に送信するメールは、内容も大切ですが、それと同じくらい件名も重要です。
メールは他の販促ツールに比べると運用コストも安く、利用するにあたって特別なスキルも必要としません。
加えて、作成する手間や時間も少ないなど、様々なメリットが目立ちます。
その反面、多くの企業がメールマガジンやメールを使ったマーケティングを行っているため、自社が送信したメールが埋もれてしまうことも多々あり、
「なかなか開封していただけない」
「反応(レスポンス)が低い」
というデメリットも…。
では、上記のデメリットをカバーするためにはどうすればいいか?
送信先となる顧客リストやメール本文の内容も大切ですが、
まずは、メールの開封率を大きく左右する「件名の書き方」が極めて重要と言えます。
全てのお客様、全てのビジネスマンは、
件名を見てから「メールを開封するかどうか?」を判断します。
メールの本文にお得な情報が記載されていたとしても、開封されなければ伝わりません。
では、メールの開封率を上げる件名の書き方はあるのか?
答えはYES。
メールを送信する顧客リストの属性によって、反響の大小はありますが、20年以上に及ぶ、自身のマーケティング経験からも、「メールの開封率を上げる件名の書き方」は確かにあります。
メールの開封率を上げる件名の書き方
メールの開封率を上げる件名の書き方について、5つのポイントをご紹介いたします。
メールの開封率を上げる件名の書き方
- お客様が得られる具体的な恩恵やメリットを書く
- お客様に「一切のリスクがない」ことを伝える
- 適度な文字数で、漢字とひらがなをバランス良く
- 早く開封してもらえるように、緊急性や希少性を
- 内容を確かめずに入られない「意外性」を出す!
上記5つのポイントを押さえながら、メールの件名を作成していただくと、確実にメールの開封率が上がることをお約束いたします。
ひとつずつ詳しく解説いたします。
ベネフィットを簡潔に
メールの開封率を上げる件名の書き方、ひとつ目のポイントは「ベネフィットを簡潔に」です。
お客様が商品やサービスを利用することによって得られる具体的な恩恵や良い効果、つまり「ベネフィット」を簡潔な言葉で表現します。
例えば、疲れが取れる健康食品の無料サンプルを提供する場合は、「疲れが取れる」という漠然とした表現ではなく、
「毎朝スッキリ起きられると好評!」
「つらい腰の痛みが緩和されると評判!」
「週末に疲れが溜まらないと好評!」
など、薬事法に抵触しないように注意しながら、できるだけ顧客ターゲットが日頃から使っている具体的な言葉で、ベネフィットを表現してみましょう。
お客様は商品の特徴よりも、それを使うことでどのようなメリットがあるのか?を知りたいと考えています。
リスクを感じさせない
メールの開封率を上げる件名の書き方、2つ目のポイントは「リスクを感じさせない」です。
お客様に「メールを開封する」という「小さな行動」を起こしていただくために、件名で「一切のリスクがない」ことが伝わるようにします。
代表的な表現としましては、
無料/お試し/手間無し/贈りもの/プレゼント/ご招待/お届け/タダ/キャッシュバック/割引/手数料無し/下取り/進呈/提供/今だけ/今回限り/○月○日まで
などがあり、メールの内容に応じて
「今だけ無料進呈」「無料ご招待」「○月○日まで無料お試し」
という具合に組み合わせたり、状況に応じて使い分けるといいでしょう。
件名の先頭に【無料ご招待】と書くなど、【】内に入れて配置する方法もオススメです。
字数や見た目に配慮する
メールの開封率を上げる件名の書き方、3つ目のポイントは「字数や見た目に配慮する」です。
件名が長くなりすぎると最後まで見えませんし、読まれませんから、長くても35~40文字以内がオススメです。
それともうひとつ。
意外と思われるかもしれませんが、「見た目」にも注意する必要があります。
漢字が多すぎると難解な印象を与えますし、ひらがなやカタカナが多すぎるとスカスカした見た目となって、稚拙な印象を与えかねません。バランスの取れた見た目を意識するのであれば、漢字が3~4割、ひらがなやカタカナが6~7割くらいにしましょう。
緊急性や希少性を出す
メールの開封率を上げる件名の書き方、4つ目のポイントは「緊急性や希少性を出す」です。
お客様も何かしらお仕事をなさっていることを考えると、よほど重要な内容でない限り、メールを受信してすぐに開封する方は少数です。
メールの受信数が溜まってくると、ひとつひとつ開封して内容を確認することが億劫になり、メールを開くことなく「未開封→開封済み」へと移行します。
その後、メールの内容を後で確認する人は何人いらっしゃるでしょうか…。
つまり、お客様がメールを受信した時に、可能な限り今すぐ開封していただく、そうでない場合も、「後ほど確認しなければ…」と感じさせる件名にしておかなければなりません。
無理矢理「緊急性」や「希少性」を出すわけにはいきませんが、ほんの少しでも「緊急性」や「希少性」を感じさせる表現を使いましょう。
メールの内容にもよりますが、「数量限定」「人数限定」「期間限定」の要素を件名に入れておくことをオススメいたします。
確かめずにいられない!
メールの開封率を上げる件名の書き方、5つ目のポイントは「確かめずにいられない!」です。
正攻法ではないかもしれませんが、意表をつく文言を件名に入れることによって
「内容を確かめずに入られない」
という衝動を起こさせる方法も極めて効果的です。
例えば
「仕入れすぎにより大幅値下げ実施!」
「発注数を間違えたので大幅割引します!」
とバカ正直に書けば、多くのお客様は
「どれくらい安くなるの?」
「何だって??????」
と、必ずその値段を確かめたくなります。
ご注文やご利用につながらなかったとしても、話題作りになりますし、強烈なインパクトとして記憶に残るので、個人的にはオススメです。
まとめ
今回は、
「メールの開封率を上げる件名の書き方 5つのポイント」
について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度おさらいしておきましょう。
メールの開封率を上げる件名の書き方
- お客様が得られる具体的な恩恵やメリットを書く
- お客様に「一切のリスクがない」ことを伝える
- 適度な文字数で、漢字とひらがなをバランス良く
- 早く開封してもらえるように、緊急性や希少性を
- 内容を確かめずに入られない「意外性」を出す!
最後にもうひとつ。
メールの開封率を上げるための、最も基本的かつ大切なことをお伝えしておきます。
それは、お客様に
「会社のファンになってもらうこと」「お店のファンになってもらうこと」
です。
アーティストをイメージしていただくとわかりやすいと思いますが、ファンになると、どんなことでも
「見たくなる」
「知りたくなる」
「少しでも近づきたくなる」
ほんとうに不思議ですね。
私がaikoさんの熱烈なファンだった頃、ファンクラブへの入会はもちろん、CDやDVDは必ず予約して買っていましたし、可能な限りライブに足を運んでいました。
もしも、aikoさんのファンクラブがメールマガジンを発行していたなら、喜んで登録していたでしょうし、毎回メールを楽しみにしていたことでしょう。
「言われてみれば当たり前」
のことですが、いざ、
「メールの開封率を上げるにはどうすればいいか?」
という問いに向き合うと、
「会社(お店)のことを好きになってもらうにはどうすればいいか?」
という、本質を見失ってしまいます。
メールの件名の書き方も大切ですが、大前提として「ファンを作る」ことが優先事項であることを、くれぐれもお忘れなきように。
最後にもうひとつ。
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ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)