再来店を促す手紙の例文と、書き方のポイントを徹底解説!

富山県 秋晴れの立山 撮影者:うさやん

過去にご利用いただいたお客様の、再来店を促す手紙を書こうとしたものの、

「良い文面がまったく思い浮かばない…」

「そもそも文章を書くのが得意ではない」

「参考にできる例文はないだろうか…」

という方も多いのではないでしょうか。

再来店を促すお手紙は、「こちらの気持ちを伝えたら終わり」というものではなく、

お客様の行動を促すお手紙

です。

自分のことに置き換えてみるとお分かりいただけると思います。

もしあなたが過去に利用したお店から手紙をもらった場合、その手紙をきっかけに行動を起こす確率はどれくらいでしょうか?

手紙をもらうまでもなく、そろそろ来店しようと思っていたケースも含め、20~30%くらいあればかなり良い方だと思います。

ひどい場合は10%にも満たない、あるいはまったく行動を起こさないこともあるでしょう。

大切なことなのでもう一度言いますが、再来店を促す手紙は「お客様の行動を促すお手紙」です。

お客様に再来店していただくためには、「再来店したい」「再来店しようかな」と思っていただく、つまりお客様の心をほんの少し動かす必要があります。

私は20年以上、営業やマーケティングに携わる中で、休眠顧客の掘り起こしやお店のリピーターを増やす施策を考え続け、再来店を促すお手紙やDMを何度となく作成してきました。

これからご紹介する例文は、過去の経験から得たノウハウを総動員して作成した、

お客様の感情を揺さぶることによって再来店を促す手紙」です。

それでは早速見ていきましょう。

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再来店を促す手紙の例文

ヘアサロンがお客様の再来店を促すために書いた手紙(サンキューハガキ)の例文です。

後ほど書き方のポイントを解説いたしますので、まずは全文をご一読くださいませ。

なお長期間ご来店いただいていない「休眠顧客」に出すお手紙の例文は、以下の記事をご参照ください。(書き方のコツも解説しています。)

〇〇様

先日はヘアサロン▲▲▲にご来店いただき誠にありがとうございます。

カットを担当させていただいた●●です。

ご来店から1週間ほど経ちましたが、髪のお手入れやスタイリングに関して、お困りごとはございませんでしょうか?

当サロンではご来店から2週間以内であれば、無料でお直しができます。

「前髪をもう少しだけ短くしたい」

「全体のボリュームを少し抑えたい」

など、何か気になるところがございましたら、お気軽にご連絡くださいね。

当サロンでセットした髪型もお似合いでしたが、〇〇様の髪質ですと、ワックスを髪全体に馴染ませることで、また違った雰囲気のスタイルを楽しめますよ♪

気分を変えたい時はぜひお試しください!

それでは、〇〇様のまたのご来店を心よりお待ちしております。

ヘアサロン▲▲▲ 担当●●

追伸

インフルエンザが流行しているので、くれぐれもお仕事で無理をなさらないように。

当ブログに掲載している例文やテンプレートは、中小企業や小さい会社の「売れる仕組みづくり」に貢献するために、「少しでも考える時間や作業時間の短縮につながれば…」という思いから作成したものです。そのため、以下のルールを守って、一人でも多くの方に正しくお使いいただければ嬉しく思います。

  • 当ブログに掲載している例文をご使用いただく際は、内容をよくご確認いただき、ご自身の判断と責任においてお使いください。
  • 例文の内容につきましては、十分に吟味した上で作成しておりますが、正確性や確実性を保証するものではございません。
  • 当ブログに掲載している例文は、予告なしに内容を変更・削除する場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
  • 当ブログの例文に関するトラブルにつきましては、一切の責任を負いかねます。ご理解ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 当ブログに掲載している例文を無断で転用したり、転載することを固く禁止します。

(※)文章中の「例文」とは、「例文・文例・テンプレート・定型文」などを含みます。

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再来店を促す手紙の書き方

再来店を促す手紙の書き方を解説する前に、お約束いただきたいことがあります。

それは、再来店を促す手紙の中では、絶対に「売り込みをしない」こと。

例えば、ヘアサロンで髪をカットした場合、お店を出た時点では、お客様にご満足いただけたかどうか?はまだわかりません。

エステサロンやマッサージなどもそうですが、髪を切ったり施術を伴うサービスは、お客様が普段の生活を送る中で、少しずつ効果を実感するものです。

「毎日のスタイリングが楽になった」

「最近お化粧のノリがよくなった」

「なんだか疲れが取れたような気がする」

など、お客様が実感するまでは少し時間がかかります。

そう考えると、ご来店からまだ数日しか経っていない場合、つまり実感が沸いていない状況で、早々に売り込みをしてはならないことがおわかりいただけると思います。

再来店を促す手紙の中で、「なぜ売り込みをしてはいけないのか?」がご理解いただけたところで、ああらためて「再来店を促す手紙の書き方」についてご紹介いたします。

再来店を促す手紙の書き方 5つのポイント

  • 店名だけでなく「担当者名」も記載する
  • まずは「前回のフォロー」を行う
  • お客様に適した「別の提案」を行う
  • 再来店を促す言葉をサラリと入れる
  • お客様を気遣うメッセージを添える

それでは、ひとつずつ解説いたします。

店名だけでなく担当者名も

再来店を促す手紙を書くときは、冒頭で店名を入れることはもちろんですが、必ず担当者名も入れておきましょう。

手紙の最後に担当者名を入れる方もいらっしゃいますが、手紙をきちんと最後まで読む方が少ないことを考えると、担当者名は最初に入れるべきです。

不思議なもので、人は名前を名乗られると、お店からの手紙としてではなく、ひとりの担当者からの手紙として、

「あの人からの手紙だ」

と、担当者のお顔や当時の様子を思い出していただけます

まずは前回のフォローから

先ほども申し上げましたが、再来店を促すお手紙がお客様のもとに届いた時点では、まだお客様の中では今回カットした効果を実感できていません

その状況でまずすべきことは、「前回のフォロー」です。

上記の例文では、

「髪のお手入れやスタイリングに関して、お困りごとはございませんでしょうか?」

とお客様の様子を伺った後、無料でお直しできることも伝えています。

お客様に合った提案を行う

上記の例文では、

「〇〇様の髪質ですと、ワックスを髪全体に馴染ませることで…」

という部分で、お客様がご自身でスタイリングできるヘアアレンジを提案しています。

ここで大切なのは、

  • お客様にとって最適な提案を行うこと
  • お客様にとって有益な情報をお伝えすること

です。

エステサロンなら効果的なサプリメントや食事のアドバイスを、マッサージ店であれば簡単にできる肩こり解消法やストレッチなどをお伝えすると、お客様に喜んでいただけるのではないでしょうか。

再来店を促す言葉を入れる

当然といえば当然ですが、手紙の最後は再来店を促す言葉で締めくくりましょう。

上記の例文では

「〇〇様のまたのご来店を心よりお待ちしております。」

という部分になります。

月並みな言葉でもかまいませんが、

「近日中に新しくなるシャンプーを準備して、〇〇様のご来店を心よりお待ちしております。」

といった感じで、アレンジを加えることができれば、なお効果的です。

お客様を気遣うメッセージを

上記の例文の「追伸」に該当する部分です。

カットしている時、お客様との会話の中で「お仕事がたいへん」であることをお聞きしたなら、体調を気遣うメッセージを入れます。

効果があるかどうかは別にして、本来お手紙を書くという行為は「相手を思うこと」です。

お客様を気遣うメッセージを考えるときは、ひとりの人間としてお客様との会話を細部まで思い出して、会話の中で盛り上がった内容や気になったことを話題にしてみましょう。

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再来店なら郵便ハガキでもOK

再来店を促す手紙を作成する際は、お店のイメージに合ったデザインの封筒やハガキであればそれに越したことはありませんが、無地の郵便ハガキでもこちらの気持ちは十分伝わります。

むしろ、郵便ハガキの方が目立つかもしれません。

お店や会社から届くDMの多くは、綺麗に印刷されたものばかり。

そんな中、手書きの郵便ハガキがポストに入っていると、

「手紙?誰から?」

と思わず見入ってしまいます。

新規客を集客するためのDMであれば、キレイにデザインされたハガキの方がお店の雰囲気やテイストが伝わりますが、再来店を促す手紙は、すでにご来店いただいたお客様に出すハガキですから、必ずしも美しいデザインのハガキである必要はありません。

大量に送付するDMは、お店の魅力や価値、あるいはベネフィットを伝えることで行動を起こしていただくことが目的です。

それに対して、手書きで送るお手紙は、お客様の気持ちに寄り添い、お客様の心を動かすことで、次の行動につなげることが目的です。

この違いを理解した上で、あらためて再来店を促す手紙を、心を込めてお客様に出していただければ、必ず成果が表れます。

その際には、先にご説明した「再来店を促す手紙の書き方」をぜひ実践してくださいね!

  • プリンターのランニングコストを下げたい
  • チラシやDM、お手紙の印刷料金を下げたい
  • 最近、プリンターや複合機の調子が悪い

という方は、

インクやトナー、プリンタや複合機、印刷会社を見直してみてはいかがでしょうか。

価格だけでなく、サービス内容やサポート体制など、印刷に関することで少しでも現状に不満や疑問をお持ちの方、とりわけ、3年以上同じ商品やサービスを利用している方は、以下の記事をチェックして、今使っているモノやサービスと比較してみましょう。

▶︎印刷コスト削減方法!インク・プリンタ・印刷会社の見直しを

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まとめ

今回は

「再来店を促す手紙の例文と、書き方のポイント」

について解説しましたが、いかがでしたか?

忘れないように、もう一度「再来店を促す手紙の書き方」をおさらいしておきましょう。

再来店を促す手紙の書き方 5つのポイント

  • 店名だけでなく「担当者名」も記載する
  • まずは「前回のフォロー」を行う
  • お客様に適した「別の提案」を行う
  • 再来店を促す言葉をサラリと入れる
  • お客様を気遣うメッセージを添える

再来店を促す手紙をまだ書いたことがないという方は、この記事を読んだ後、さっそく郵便局に行ってハガキを30枚ほど買っちゃいましょう。

ハガキを買ってしまうと、もう後には戻れません。

「ハガキを買う」という行動が、次の「手紙を書く」という行動へとつながります。

再来店を促す手紙を30枚送付すると、早ければ1ヶ月以内に、遅くとも数ヶ月以内に何らかの反応が表れるでしょう。

そうなると再来店の手紙を出すことが楽しくなり、文章を書くスキルも上達し、さらに反響を呼ぶ手紙を書くことができるようになる…。

この好循環を一度味わってしまうと、もうやめられません。

手紙を読んで来店してくれたお客様の中には、お店に好意的なお客様が一定数いらっしゃいますから、固定客やお店のファンになる可能性が高く、別のお客様を紹介してくれることもあるでしょう。

なぜなら手書きのお手紙は、大手の会社やお店ほど出さない、というか「出せない」からです。

他社や他店と差別化するためにも、再来店を促す手紙、ぜひチャレンジしてくださいね!

最後にもうひとつ。

  • 少人数かつ低予算で「売れる仕組み」を作りたい
  • Web媒体を活用した集客や販売を強化したい
  • Webマーケティングの知識やスキルを身につけたい

という方に、おすすめの「Webマーケティングスクール・講座」をご紹介いたします。

Webマーケティングとは?

マーケティングとは、商品やサービスの魅力を効果的に伝える仕組みを構築し、集まった見込み客に他社との違いや自社の強みを伝え、顧客自らが商品を購入あるいはサービスを利用するまでの「一連の流れ」を意味します。

そして、Webマーケティングとは、Webサイトやランディングページ、ブログやSNS、メールマガジンやWeb広告など、Webを中心に行われるマーケティング(活動)を指します。

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ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)

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