再来店を促進するDMの書き方と文例【アパレルの例文掲載】

日本三代渓谷 大杉谷 撮影者:うさやん

いざ再来店を促進するDMを書こうと思っても、何をどの順番で書いていいのかわからない…。

そんな方も多いのではないでしょうか。

「どんなタイトルや見出しにするか?」

「何をきっかけに再来店していただくか?」

「どんなタッチで書けばいいのか?」

など、悩みは尽きません…。

初めて再来店を促進するDMにチャレンジする方はなおのこと。

DMの内容を考えるにも時間がかかりますし、送付するにもコストがかかりますから、費用対効果を考えると

「DMを送付したけどまったく反響がなかった…」

というわけにもいきませんよね…。

今回は、そんなあなたに「再来店を促進するDMの書き方と文例」をお伝えします。

もちろん、効果に関しては私が実証済みです。

なお、これからご紹介する内容は、不特定多数のお客様に送付する「DM(ダイレクトメール)の書き方」となります。

特定のお客様の再来店を促す「手紙の例文や書き方」は、以下の記事をご覧くださいませ。

それでは早速見ていきましょう。

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再来店を促進するDMの書き方

再来店を促進するDM(ダイレクトメール)の書き方をご紹介します。

再来店を促進するDMの書き方

  1. 再来店のベネフィットを伝える
  2. お店からの提案内容を記載する
  3. 再来店を促す言葉を添える

えっ?これだけ?とお感じになった方もいらっしゃるかもしれませんね。

では上記の方法でDMを書くと、なぜお客様の反響を得ることができるのか?

それは「伝える順番」にあります。

再来店いただくために

「どのようなベネフィットを提示するのか?」

「どのような提案を行うのか?」

「DMをどのようなデザインにするのか?」

も重要ですが、

何をどの順番で伝えるか?

はもっと重要です。

ひとつずつ見ていきましょう。

再来店のベネフィット

再来店を促進するDMの書き方、最初のステップは、

DMの冒頭、つまりタイトルや見出しで「再来店のベネフィット」を伝えます。

再来店することで

「どのような恩恵を受けられるのか?」

「どのようなメリットがあるのか?」

ということを、いちばんはじめに簡潔に伝えるのです。

DMは手書きのお手紙のように「お客様の心を動かす」ことが目的ではありません。

DMはお客様に行動を起こしていただくことが目的ですから、季節の挨拶や必要以上に長くて丁寧な挨拶文は必要ありません。

再来店によるお客様のベネフィットは、簡潔でわかりやすいものがいいでしょう。

例えば

「ハガキ持参で1000円の割引が受けられる」

というものであれば、

「1000円のお買い物券」

と表現して、使い方もわかりやすく

  • 購入金額に関係なく使える
  • 店内の全商品に利用できる

など、可能な限り制限を外しておきます。

割引券として使えるけれど、

  • 10,000円以上お買い上げの場合に限ります
  • 一部対象外の商品がございます

と追記しているケースを見かけますが、これは裏を返すと

「たくさん買ってくれたら割引しますよ」

「私たちが指定した商品だけ割引しますよ」

と言っていることと同じです。

そのような中途半端な内容で、足が遠のいていたお客様がわざわざお店に来てくれるでしょうか?

お店の都合に合わせるのではなく、お客様が再来店しやすい状況を作ることが、再来店率アップにつながります

そのために、できるだけ制限を緩和することもお忘れなく。

お店からの提案内容

再来店を促進するDMの書き方、次のステップは、

お店からの提案をDMの中に盛り込みます。

提案といっても難しく考える必要はありません。

例えば、アパレル店の再来店を促進するDMを作成する場合、お客様がアパレル店で洋服を買う理由を考えて、それをヒントに提案を考えるのです。

単純に「おしゃれを楽しみたい」という理由もありますが、その裏には

  • 女の子(男の子)にモテたい
  • 綺麗に見せたい
  • カッコよくなりたい

など、あえて口にはしない「裏の理由」が必ず存在します。

その「裏の理由」をくすぐるような提案を行うのです。

具体的には、

「流行りの着こなし術やカラーの組み合わせをアドバイスする」

「お家にある洋服とのコーディネイトを考えてあげる」

など、ほんとうに簡単なことでかまいません。

お店からの提案が、DMを受け取った全てのお客様に刺さるわけではありませんが、一定の確率で

「こんなアドバイスが欲しかった」

という方もいらっしゃいます。

なお、提案する場合は「お店から」ではなく、可能な限り「店長やスタッフから」と表現する方が親しみやすさを感じていただきやすいのでオススメです。

さらに、商品の写真があれば、数点だけでも構いませんから、お店のイチオシ商品を掲載しておくと、それをきっかけにご来店いただける可能性も高まります。

再来店を促す言葉

再来店を促進するDMの書き方、最後のステップは、

再来店を促す「お決まりの言葉」で締めます。

「あなた様のご来店を心よりお待ちしております。」

「お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。」

など、誰しも一度は耳にしたことがある、あのセリフです。

ただここで、ひとつポイントがあります。

再来店を促す言葉を記載する際は、上記の言葉を単に伝えるだけでなく、

ほんの少し「緊急性」を加えると効果的です。

例えば、

  • 〇〇の商品は全体的に入荷数量が少ない
  • 売れ筋のサイズやカラーはすぐに売れてしまう
  • 夕方の時間帯は混雑が予想される
  • 〇〇の商品は数量限定となっております

など、できるだけ早くご来店していただくように促すフレーズを「さりげなく」付け加えます。

その際に、

「お急ぎください!」

「残りわずか!」

といった、過激な表現を絶対に使わないこと。

あくまでもソフトな表現で

「お早めにご来店くださいね」

というニュアンスを伝えるようにしましょう。

あまりに急かされると、

「お店に行った時、お目当ての商品がなくなっていたらどうしよう…」

と考えるお客様もいらっしゃいますから、くどいようですが「さりげなく」急がせることがポイントです。

DMを受け取った時は「じゃあ行ってみようかな」と思っていても、1日、2日、1週間…と日が経つにつれて、いつの間にかDMの存在を忘れてしまことが多々あります。

「あっ、この割引券使おうと思ってたのに、有効期限が切れてる…」

あなたもそんな経験があるのではないでしょうか。

DMの存在を覚えている間にご来店いただく。そのために「さりげなく」急がせる。

ぜひお試しください。

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再来店を促進する文例(アパレル)

再来店を促進する文例をご紹介いたします。

先ほどの「再来店を促進するDMの書き方」を踏まえて作成した、アパレル店向けの例文です。

(文章や表現など、自由にコピーまたはアレンジしてお使いください。)

お買い物券プレゼント!

いつも【ここに店名】にご来店いただきありがとうございます。

日頃の感謝の気持ちを込めて、1000円分のお買い物券を贈ります。

お買い物券

¥1,000

ご購入金額に関わらずご利用いただけます。

セール品も含め、店内全商品にお使いいただけます。

必ずこのハガキ(お買い物券)をご持参ください。

有効期限:2020年11月30日

こんにちは、店長の〇〇です。2020年秋のトレンドアイテム「ざっくりニット」や「ボリュームスカート」の新作が続々入荷しました。トレンドカラーの「ベージュ・ブラウン」を中心に、差し色となる赤や青のアイテムも豊富にラインナップ。店内でお声がけいただければ、スタッフが最新の秋服コーデのポイントや着こなし術をアドバイスいたします。

 (ここに商品の写真を配置)

サイズやカラーが豊富なこの時期に、ぜひお気に入りのアイテムを見つけてくださいね。

スタッフ一同、あなた様のご来店を心よりお待ちしております。

いかがでしょうか。

前項でご紹介した、「再来店を促進するDMの書き方」の3つのポイントが、文例の中に盛り込まれていたのを、お気づきになりましたでしょうか?

再来店のベネフィット

お買い物券プレゼントをタイトルにして、購入金額の制限を外し、店内全ての商品にご利用いただけるよう設定しています。

お店からの提案内容

トレンドアイテムやトレンドカラーを簡単に紹介。お店のスタッフがコーディネイトのアドバイスをしてくれます。

再来店を促す言葉

再来店を促す言葉とともに、「サイズやカラーが豊富なこの時期に」という表現で、さりげなく緊急性を出しています。

3つのポイントの中でも「再来店のベネフィットを最初に伝える」ことは必須です。

DMをゴミ箱に捨てるか?家の中に持って入るか?

の分岐点となりますので、3つのポイント全てを盛り込むことができない場合は、せめてベネフィットをタイトルに入れるようにしてください。

それだけでも反響は大きく違ってきます。

当ブログに掲載している例文やテンプレートは、中小企業や小さい会社の「売れる仕組みづくり」に貢献するために、「少しでも考える時間や作業時間の短縮につながれば…」という思いから作成したものです。そのため、以下のルールを守って、一人でも多くの方に正しくお使いいただければ嬉しく思います。

  • 当ブログに掲載している例文をご使用いただく際は、内容をよくご確認いただき、ご自身の判断と責任においてお使いください。
  • 例文の内容につきましては、十分に吟味した上で作成しておりますが、正確性や確実性を保証するものではございません。
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  • 当ブログの例文に関するトラブルにつきましては、一切の責任を負いかねます。ご理解ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
  • 当ブログに掲載している例文を無断で転用したり、転載することを固く禁止します。

(※)文章中の「例文」とは、「例文・文例・テンプレート・定型文」などを含みます。

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DMの印刷は、ネット印刷が安い

最後に、

再来店を促進するDMをどこで印刷するか?

についてお話ししたいと思います。

すでにご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、DMの印刷は「ネット印刷」が断然安いです。

ネット印刷とは、Webサイトからご入稿(ご注文)した印刷用のデザインデータを、チラシやパンフレットなど「印刷物」に仕上げてお届けする、通販型の印刷サービスです。

ネット印刷は、一般的な印刷会社に比べてなぜ安いのか?

一般的な印刷会社は1枚の版につき、ひとりのお客様の印刷データを面付けしますが、ネット印刷は1枚の版に複数のお客様の印刷データを付け合わせすることで、版代やインキ代、印刷にかかる手間とコストを大幅に抑えています。

なぜそんなに詳しいのかって?

何を隠そう、

私は14年間、ネット印刷で営業・マーケティング、商品企画などを担当していました。

なので、ネット印刷のことは骨の髄まで知り尽くしています。

「ネット印刷」で検索すると、いろんな印刷会社が表示されますが、

私のオススメは「印刷の通販グラフィック」です。(私が在籍していたのは別のネット印刷会社です)

豊富な商品ラインナップをはじめ、最新の印刷機や最先端の注文システム、印刷の品質や価格、紙の種類やカスタマーセンターの対応に至るまで、すべてがトップクラス。

ネット印刷を初めて利用する方はもちろん、別のネット印刷を利用していた個人や企業の方も、きっとご満足いただけると思います。

Webサイトもわかりやすく、無料サンプルも請求できますから、気になる方はチェックしてみてくださいね。

  • プリンターのランニングコストを下げたい
  • チラシやDM、お手紙の印刷料金を下げたい
  • 最近、プリンターや複合機の調子が悪い

という方は、

インクやトナー、プリンタや複合機、印刷会社を見直してみてはいかがでしょうか。

価格だけでなく、サービス内容やサポート体制など、印刷に関することで少しでも現状に不満や疑問をお持ちの方、とりわけ、3年以上同じ商品やサービスを利用している方は、以下の記事をチェックして、今使っているモノやサービスと比較してみましょう。

▶︎印刷コスト削減方法!インク・プリンタ・印刷会社の見直しを

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まとめ

今回は、「再来店を促進するDMの書き方と文例」を、アパレル店の例文を交えながらご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

忘れないように、もう一度「再来店を促進するDMの書き方」をおさらいしておきましょう。

再来店を促進するDMの書き方

  1. 再来店のベネフィットを伝える
  2. お店からの提案内容を記載する
  3. 再来店を促す言葉を添える

ネット検索すると、再来店を促進するDMについて解説しているサイトやブログは多々あります。

しかし、

「何をどの順番で書くか?」

をはっきりと提示している記事は見当たりません。(私調べ)

「こんな内容にすればいい」

「こんな表現を使うと効果的」

など、それらの内容も間違いではありませんが、マーケティングは順番を間違えてしまうと、ひとつ一つの施策がどんなに優れたものであったとしても、期待するほどの効果を得ることはできません

20年以上マーケティングの最前線でWebサイトをディレクションしたり、チラシやパンフレットを作ってきた中で、私は「伝える順番の大切さ」を嫌と言うほど思い知らされました。

「伝える順番を気にかける」

という行為は、顧客視点で物事を考えることと同義です。

ぜひみなさまも、再来店を促進することを目的としたDMだけでなく、ホームページやランディングページ、ブログや小冊子、パンフレットやポスターに至るまで、

「何をどの順番で伝えると最も効果が上がるのか?」

を考えながら作成していただければと思います。

最後にもうひとつ。

  • 少人数かつ低予算で「売れる仕組み」を作りたい
  • Web媒体を活用した集客や販売を強化したい
  • Webマーケティングの知識やスキルを身につけたい

という方に、おすすめの「Webマーケティングスクール・講座」をご紹介いたします。

Webマーケティングとは?

マーケティングとは、商品やサービスの魅力を効果的に伝える仕組みを構築し、集まった見込み客に他社との違いや自社の強みを伝え、顧客自らが商品を購入あるいはサービスを利用するまでの「一連の流れ」を意味します。

そして、Webマーケティングとは、Webサイトやランディングページ、ブログやSNS、メールマガジンやWeb広告など、Webを中心に行われるマーケティング(活動)を指します。

ビジネスの現場で通用する「実務レベルのWebマーケティング力」を独学で身につけるには、多くの関連書籍を読んで、実際に手を動かしながら、トライアンドエラーを何度となく繰り返すことになります。(私自身がそうであったように…)

その点、Webマーケティングスクールでは座学と実務をバランスよく取り入れた実践的なカリキュラムをこなすことによって、効率良くWebマーケティング学べるだけでなく、わからないことがあっても現役Webマーケターが疑問や質問に答えてくれるので安心です。

以下の記事では、

  • Webマーケター志望の大学生や、キャリアアップを目指す社会人を対象としたスクールを9つ
  • 社内Webマーケターを目指す方や、販売責任者・Web担当者を対象としたスクールを7つ

16個のWebマーケティングスクール・講座をご紹介するとともに、各スクール(講座)の特徴や自分に合ったスクール(講座)の選び方をわかりやすく解説しておりますので、少しでもご興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)

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