「お店のリピーターがなかなか増えない…」
「再来店率がだんだん下がっている…」
「集客の悩みから早く解放されたい…」
そんなアパレル店や化粧品店、飲食店や美容サロンの店長様に、とっておきの「再来店のアイデア+施策」を3つご紹介いたします。
これらの「アイデア+施策」は、いずれも私が実際に試して効果が高かった方法です。
初めてご利用いただいたお客様に、再び足を運んでいただくためには?
リピーターや常連客を増やすためにはどんな施策を実行すべきか?
アパレル店や飲食店などに限らず、店舗を運営していらっしゃる方であれば、これらは永遠のテーマであり、尽きることのない悩みかもしれません。
これからご紹介する「再来店のアイデア+施策」が、その答えやヒントになれば嬉しく思います。
アイデアと施策はセットです。
良いアイデアを思いついても、それを最大限に活かす施策がなければ実行できません。
ここでご紹介する3つの「再来店のアイデア+施策」はほんの一例です。
そのまま実行しても効果はありますが、これらの「再来店のアイデア+施策」をもとに、お店のスタッフさん数人で再来店のアイデアや施策を出し合ってみる。
そんなきっかけにしていただければと思います。
再来店はアイデア次第
再来店を促す「とっておきのアイデア」を3つご紹介いたします。
これからご紹介する「再来店のアイデア」の中には、定番とされるクーポン券やスタンプカードも登場しますが、どこのお店でも採用しているような、普通のクーポン券やスタンプカードではありません。
再来店のアイデア
- クーポン券の割引率や金額を変える
- すぐに貯まるスタンプカードを発行する
- ポイントが貯まるメールマガジンを配信する
簡単に実行できるものもありますから、「これは!」と思うものがあれば、ぜひお試しくださいね!
それではひとつずつ解説いたします。
クーポン券の割引率や金額を変える
再来店のアイデア、ひとつ目は「クーポン券の割引率や割引金額を変える」です。
クーポン券を発行する場合、通常は
- 〇〇%割引
- 有効期限○月○日
と書かれた1種類クーポン券をお客様に配布します。
そうではなく、再来店を促すために3種類のクーポン券を作るのです。
有効期限は全て同じにしておいて、割引率や割引金額のみ3段回に設定します。
するとお客様はどのような反応を示すか?
「有効期限は同じなのに、割引率が3種類…せっかくだから割引率がいちばん高いクーポンだけでも…」と考えます。
「そんなこと…」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、行動経済学の観点からも、人間はものごとを相対的に見て、相対的に選択し、相対的に判断することが証明されています。
つまり有効期限が同じ場合、3種類のクーポン券の中で、最も割引率が高いクーポン券がひときわ気になるのです。
そして使いたくなるのです。
すぐに貯まるスタンプカード
再来店のアイデア、2つ目は「すぐに貯まるスタンプカードを発行する」です。
初めてご来店いただいたお客様に、再来店を目的としたスタンプカードをお渡しする場合、少ない購入金額ですぐに貯まるスタンプカードを用意しておきます。
可能であれば「平均顧客単価×2」、つまり、2回目のご来店(再来店)でスタンプカードがいっぱいになるくらいがちょうどいいでしょう。
例えば平均顧客単価が5000円とすると、
1万円のお買い上げでスタンプカードがいっぱいになり、
1000円の割引が適用される、
といった感じです。
つまり、
2度目のご来店でご購入金額が1万円に到達すると、3度目のご来店で1000円の割引券が使えます。
何が言いたいかと言うと、
「スタンプカードがすぐに貯まる!」
ということ自体が再来店(2度目のご来店)を促し、
「1000円の割引券が使える!」
というお得感が3度目のご来店を促してくれるのです。
1粒で2度美味しい。
まるでアーモンドグリコのようです。(わからない人はスルーしてください)
ちなみに1回目のご来店から3回目のご来店まで、すべて5000円の買い物をした場合、合計金額は15000円となり、そこから1000円割引したと考えるならば、たったの約7%の割引率です。
この割引率を高いと感じるか、低いと感じるか…。
ポイントが貯まるメールマガジン
再来店のアイデア、3つ目は「ポイントが貯まるメールマガジンを配信する」です。
メールマガジンほど、ダイレクトにお客様に訴求できる手段は他にありません。
メールを送信すること自体はお金もかかりませんし。(一斉メール配信は有料のものが多いですが)
キャンペーンやイベントのご案内、メルマガ読者限定のシークレットセールも、すべてメールマガジンあってのこと。
メールアドレスを取得することは、販促の最重要課題と言っても過言ではありません。
一方で、
「メールマガジンを発行しているけど、なかなかお客様にご登録いただけないんですよね…」
そんなお声もよく耳にします。
私も前職の会社でメルマガを発行していたのですが、登録数を増やすために「あること」をやっていました。
その「あること」とは…「ポイント付与」です。
隔週で配信しているメルマガに、毎回100円分のポイントを付与していました。
これが登録者数を伸ばすことに大きく貢献。
ポイントサービスを採用してないお店は、別のものでもかまいませんので、メールを受け取るたびに「小さなお得感」を届けてみてはいかがでしょうか。
お客様のメールアドレスを取得することができれば、メルマガをご登録いただいたお礼のメールを送信する際に割引特典をつけるなど、再来店のオファーをかけることは容易にできます。
再来店の施策をいくつか組み合わせる
前項では、再来店のアイデア(施策)を3つご紹介しました。
これらの施策を単発で実施しても、一定の効果は得られますが、同時に行うとさらに効果的です。
割引率や割引金額などを調整したり、特典の内容に変化を加えたり、セール期間を除外するなど、少し調整する必要はありますが、可能な限り複数の施策を組み合わせることをオススメいたします。
- 例えばクーポン券は「割引率」
- スタンプカードは「景品プレゼント」
- メールマガジンは「ポイント付与」
など、オファーの内容に変化をつける。
そうすることでお客様にいろんな「お得感」を感じていただけます。
上記でご紹介した他にも、
- 来年のカレンダーがもらえるアンケートを実施する
- 近隣のお店とタイアップしてキャンペーンを開催する
- 店内で催されるイベントの無料チケットを配布する
など、「再来店の施策」を組み合わせて、お客様を楽しませる工夫を考えてみましょう。
考える時のコツは、仕掛ける側、つまりお店のスタッフも楽しい!嬉しい!と感じるものにすること。
自分たちで考えた施策を実行して、それがお客様に喜んでいただけた時ほど嬉しいことはありません。
ぜひお客様とお店(のスタッフ)、双方がハッピーでwin-winになるアイデアをお店のスタッフ全員で考えていただければと思います。
再来店の理由を、お客様に聞いてみる
再来店のアイデアや施策とは別に、
「もっと集客や販売を強化する方法はないか?」
とお考えの方は、すでにリピーターとなっているお客様や、常連のお客様に、
「なぜうちのお店にまた来ようと思っていただいたのですか?」
と聞いてみてください。
多くのお客様は商品やサービスのことを口にすると思いますが、中にはこちらが予期せぬ理由で再来店してくださっていることがあります。
例えば、飲食店において、料理の味ではなく
「スタッフさんの接客がとても気持ちのいいものだったから」
という意見があれば、
先にご紹介した施策とともに、接客のマニュアルを作ったり、新人研修に接客マナーを取り入れるとよいでしょう。
アパレル店において、
「〇〇のシリーズのデザインが、▲▲をする時の衣装にぴったりなので」
というご意見をいただいたのなら、
あらためて▲▲にぴったりの洋服としてアピールすることもできます。
化粧品店において、
「先日購入した〇〇を1週間使ったら、意外にも▲▲に効果があった」
というお客様がいらっしゃったら、
お店で販売している商品の横に「▲▲にも効果があるとのお声も」というポップを付けるといいかもしれません。
まとめ
今回は、再来店のアイデアや施策についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度「再来店のアイデア」をおさらいしておきましょう。
再来店のアイデア
- クーポン券の割引率や金額を変える
- すぐに貯まるスタンプカードを発行する
- ポイントが貯まるメールマガジンを配信する
ネットショップとは異なり、リアルなお店は目の前にいらっしゃるお客様と会話ができます。
実店舗の大きな強みは、お客様との会話の中から集客や販売のヒントが得られることです。
これを活かさない手はありません。
ネットであらゆるものが買える時代になった今日、お客様があえて実店舗で商品やサービスを求めるのはなぜか?
お店の方とコミュニケーションを楽しみながらショッピングを楽しみたい
実際に商品を手にとって、素材や色使い、感触などを確かめたい、
自分にとって最適な商品を見つけるために、店舗スタッフのアドバイスが欲しい
など、いろんな理由があるかと思います。
ぜひそれらの強みを存分に活かして、再来店のアイデアや施策を考えていただければ、必ず答えは見つかると、個人的には思っています。
最後にもうひとつ。
- 少人数かつ低予算で「売れる仕組み」を作りたい
- Web媒体を活用した集客や販売を強化したい
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ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)