「販促物の具体的な効果やメリットは?」
「販促物の効果的な活用法は?」
というあなたに、今回は
- 販促物がもたらす4つの効果
- 販促物の活かし方のヒント
をわかりやすく解説します。
販促物の意外な効果や活かし方を知ることで、販促物の作り方や使い方が変わり、結果として、販促物その効果を最大限に引き出すことができます。
販促物を制作するには時間も労力もかかりますが、誰もがポストに入っていたチラシや駅のポスターを見て、友人から手渡されたパンフレットや店内で目に留まったPOPをきっかけに、商品を購入したり、サービスを利用した経験があるはずです。
これからご紹介する「販促物の効果」や「販促物の活かし方」は、そのような経験を増やすためのヒントとなることでしょう。
それでは早速、販促物の可能性を広げるために、その効果について見ていきましょう。
販促物の効果
販促物は、みなさまもご存知のように「販売を促進する物」「販売を支援するツール」です。
しかし、販促物は上記以外にもいろんな効果が期待できます。
ここでは「販売を促進する」「販売を支援する」、本来の効果とは別に、販促物がもたらす4つの効果をご紹介することにいたします。
販促物の4つの効果
- 情報が整理される
- 営業活動が円滑になる
- 口コミや紹介が増える
- 企業のセンスが伝わる
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
情報が整理される
販促物の効果、ひとつ目は「情報が整理される」です。
販促物を作ると、必然的に情報が整理されます。
例えば新たに開院した整骨院が、
集客を目的とした「A4サイズのチラシ」を作ることになったとしましょう。
チラシを作るためには、まず初めに掲載する情報を集めることから始めます。
- 店名やキャッチコピー
- 施術内容や料金体系
- 施術の効果や効、
- 整骨院のUSPやベネフィット
- 整骨院のアドレス情報
- 整体師のプロフィール
など、「伝えたい」「伝えなければならない」と思う情報はいくつもありますが、
「A4サイズ内(両面)に」それらすべての情報を掲載することは到底できません。
つまり掲載したい情報をピックアップした後、それらの情報を
- 誰が読んでもわかるように整え
- 最も伝えたいポイントを強調し
- 余計な部分を削除する
などして、個々の情報を整理する必要があります。
Webページであれば掲載する情報を制限する必要はありませんが、A4サイズのチラシは決められた範囲内に情報を収めなければなりませんから、たとえ有益な情報であっても、チラシの目的や用途に適さない情報は削除することもしばしば。
「情報もきちんと整理できたので、あとは配置するだけ」
と思いきや、それらの情報をA4サイズ内に思いつくまま配置していくだけでは、販促物としての効果を最大限に発揮することはできません。
効果的なチラシを作るためには
- いちばん伝えたい情報は何なのか?
- お客様が最も知りたい情報は何なのか?
- 何から順に伝えると、最後まで読んでいただけるのか?
といった、個々の情報の「重要度」や「優先度」をはじめ、
チラシに配置する「掲載順」も考える必要があります。
自社から見た「重要度」、お客様から見た「優先度」はもちろん、ご注文やお問い合わせをいただくまでの導線が引かれた「掲載順」も、レスポンスを上げる大きな要因となりますから、これらの要素もしっかり抑えておきましょう。
数洗う情報の中から、不要な部分が削ぎ落とされ、読みやすくてわかりやすい表現へと形を変えて、より洗練された情報へと生まれ変わるという意味においては、「情報を整理できる」というメリットは大きいと言えます。
営業活動が円滑になる
販促物の効果、2つ目は「営業活動が円滑になる」です。
個々の営業スタッフが各々に活動すると、人によって伝え方が異なるため「情報の均一化」が難しくなりますが、販促物を使って営業活動を行うことで、全ての営業スタッフが全てのお客様に均一化された情報を届けることができます
その他にも、お客様に分かりやすく説明する時も販促物は重宝しますし、そのままお渡しすることでお客様が後で内容を確認することもできますから、完成度の高い販促物を作っておくと成約率アップにも貢献してくれるに違いありません。
口コミや紹介が増える
販促物の効果、3つ目は「口コミや紹介が増える」です。
見込み客の話題になる販促物を作ると、口コミやご紹介が飛躍的に増えることがあります。
ポイントは、見込み客が興味を持っている切り口で内容を構成したり、販促物の外観を思わず誰かに話したくなるようなデザインにすること。
それがきっかけとなり、家族や友人に見せたり、学校のクラスメイトや職場の同僚に販促物を手渡したりする機会が増えて、口コミや紹介が増えるというわけです。
企業のセンスが伝わる
販促物の効果、4つ目は「企業のセンスが伝わる」です。
販促物を作ると、必然的に会社やお店のセンスが伝わります。
なぜなら会社やお店のセンスが、販促物のデザインや完成度に表れるからです。
販促物を手に取る人は、そこに書かれている「商品の情報」を受け取るだけでなく、販促物のデザインや完成度を通して、
「この商品を作っているのはどんな会社か?」
をイメージします。
販促物のデザインやレイアウトが美しく、タイトルやコピーが秀逸で、程よい形やサイズ感で、色使いや紙の質感が馴染んでいて、文章が読みやすくて全体の内容が分かりやすければ、そのような販促物を制作している企業に対してセンスを感じます。
対照的に、販促物の仕上がりが今ひとつで内容も分かりにくければ、そこからセンスを感じることは愚か、企業のイメージダウンにつながりかねません…。
「彼女の服装はセンスがいいね」
「彼はイラストを描くセンスがある」
「あの人はデザインセンスに優れている」
など、センスという言葉はいろんなシーンで使われますが、
「販促物のセンスが良い」とはどういうことか?
センスが良い販促物とは
「高い美意識を持ちながら、お客様の立場に立って細部まで気を配った販促物」
です。
そのような販促物を目にしたとき、
「このチラシ、センス良いね」
「この会社、センス感じるわ~」
となるわけです。
ちなみに
- 販促物は見た目じゃなくて内容が大事
- キレイなだけのデザインでは反応を得られない
という方もいらっしゃいますが、
ダサいよりかっこいい方がいいですし、汚いよりキレイな方がいいに決まってます。
モノが溢れている今日、商品で大きく差別化することが簡単ではない中で、商品開発の背景にあるストーリーやそれを作っている会社の姿勢が重要であるのと同様に、
それらをどのように伝えるか?
も同じくらい大切です。
販促物は商品を伝える手段であると同時に、時に会社やお店のセンスを感じさせるツールであることも忘れてはなりません。
販促物の活かし方
最後に販促物の「活かし方」をご紹介します。
チラシやポスター、ショップカードやスタンプカード、DMはがきやパンフレットなど、販促物はいろんな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っていますから、販促物を作るときは1種類だけでなく、複数の販促物を組み合わせたマーケティング活動がオススメです。
ポスティングされたチラシは各家庭に情報を届け、
店頭に掲示されたポスターは道行く人の足を止め、
ショップカードは会社の同僚や友人に手渡され、
パンフレットは職場の休憩室で話題となる…
そんな具合に、数種類の販促物があるといろんな場所やいろんな場面で、いろんな人に商品やサービスの情報を伝えてくれので、「頼もしい」としか言いようがありません。
数種類の販促物を組み合わせると、確実にお客様からのレスポンスは増えます。
しかし、
「そんなにたくさんの種類の販促物を作ることができない…」
という方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、
例えばチラシだけでも
- 周辺のご家庭にポスティングする
- 駅前や街頭、お店の前で配布する
- 施設の掲示板に貼らせていただく
- マンションの入り口に置かせていただく
など、いろんな使い方をすることで集客効果を上げることも可能です。
販促物を集客につなげるコツは、より商品やサービスの魅力を発信することに意識して作ること。
そうすることで、より多くの方に興味を示していただけます。
私自身も多くの販促物を作ってまいりましたが、上記のようなスタンスで販促物を作り始めた時から、自分でもびっくりするほどお客様からの反響が大きくなりました。
チラシやパンフレットをご覧になったお客様が、自社の商品やサービスに魅力を感じ、自らの意思で自社のお店やWebサイトに足を運んでくれる…そんな状況をイメージして販促物を作ると、結果として集客が加速する。
これは事実であり、確実に効果が上がります。
- プリンターのランニングコストを下げたい
- チラシやDM、お手紙の印刷料金を下げたい
- 最近、プリンターや複合機の調子が悪い
という方は、
インクやトナー、プリンタや複合機、印刷会社を見直してみてはいかがでしょうか。
価格だけでなく、サービス内容やサポート体制など、印刷に関することで少しでも現状に不満や疑問をお持ちの方、とりわけ、3年以上同じ商品やサービスを利用している方は、以下の記事をチェックして、今使っているモノやサービスと比較してみましょう。
まとめ
今回は、
- 販促物がもたらす4つの効果
- 販促物の活かし方のヒント
についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
インターネットが普及してからというもの、Webサイトやランディングページ、ブログやSNSを活用したマーケティング活動が主流となっています。
しかし、テレビが登場してからも新聞やラジオに一定の需要があるように、インターネットが普及してもチラシやポスター、パンフレットやショップカードといった紙媒体の販促物も無くなることはないでしょう。
なぜならチラシやパンフレットには、紙媒体の販促物(印刷物)にしか出せないメリットがあり、Webを使ったマーケティング活動では絶対に獲得できないお客様がいるからです。
この記事を読んだことがきっかけとなり、一人でも多くの方が魅力的な販促物を作って、多くの見込み客を獲得し、売上のベースアップにつながることを切に願います。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^
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