「職場での人間関係が大きなストレスになっている」
「職場の人間関係が少々めんどくさい…」
「職場でのストレスが原因で、食事も喉を通らない…」
というあなたに、
今回は、
- 職場の人間関係によるストレスを解消する3つの方法
- 職場の人間関係によるストレスを発散する3つの方法
- 職場の人間関係によるストレスを溜めない5つの方法
をご紹介いたします。
会社が掲げたビションを実現するために、会社が定めたミッションを遂行する場所が「職場」であることを考えると、職場では仕事に支障を来さない程度の「必要最低限の人間関係」さえあれば問題ありません。
和気藹々と楽しく仕事をすることも大切ですし、同じ職場の仲間に思いやりを持って接することも大切ですが、いろんな性格や価値観を持った人間が集まっているわけですから、相性がよくない人もいますし、考え方が真逆の人もいます。
なので、無理をして、話が噛み合わない人とは仲良くなる必要もありませんし、職場にいるすべての人に好かれようとする必要もありません。
職場の人間関係によるストレスを解消するためには、まずはじめにそのことを理解する必要があります。
その上で、もしあなたが何らかの原因で、職場の人間関係にストレスを感じているのであれば、本記事でご紹介する解消法・発散方法、溜めない方法をお試しいただければ幸いです。
私も前職で大きなストレスを抱えながら仕事をしていた経験があります。
身体的にも頭痛や手足の痺れ、動悸や下痢といった症状が現れ、数年にわたって職場のストレスと格闘しながら、いろんな本を読みあさり、いろんな方法を試しました。
その結果、最終的に辿り着いたのが、これからご紹介する内容となっております。
それでは早速みていきましょう。
職場の人間関係ストレス解消法
職場の人間関係によるストレスを解消するための、3つの方法をご紹介いたします。
これら3つの方法に共通して言えることは、「自分が変わる」ということ。
周りの環境を変えようとしたり、誰かに期待するのではなく、自分自身が変わることで、職場の人間関係によるストレスを解消する方法です。
3つの方法を実践したからといって、周りの状況が変わるわけではありませんが、今までストレスに感じていた他者の言動がだんだんと気にならなくなり、ストレスを感じにくいメンタルを身につけることができます。
職場の人間関係ストレス解消法
- 割り切る、開き直る、そして、自分を最優先に考える
- 他者を変えようとせずに、自分の考え方を変えてみる
- ストレスの原因を冷静に分析し、今できることをする
それでは「職場の人間関係ストレス解消法」をひとつずつ見ていきましょう。
自分を最優先に考える
職場の人間関係ストレス解消法、ひとつ目は「自分を最優先に考える」です。
自分が必要としているものは、他人が必要としているものと同じように重要だ
出典:ジェリー・ミンチントン(2013)『うまくいっている人の考え方 完全版』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
職場の人間関係にストレスを抱えている人の多くは、皮肉なことに、真面目で几帳面、細かいところに気が付いて、他者の意見を尊重するタイプが多いと言われています。
そんな方の性格を、根本的に変えることは難しいかもしれませんが、職場においては、もう少しドライに考えるべきでしょう。
具体的には、
- 仕事の目的や自分の役割をを果たすために、時には人間関係を割り切って考える
- 決断を下すときは、仕事の目的を最優先に考えて、周りの反応を気にせず開き直る
- 他者と同じくらい、自分の意見や考え、自分の仕事における成果も大切だと考える
何がなんでも自分の意見や考えを貫き通すような、自己中心的な人間になる必要はありませんが、常に他者の意見を尊重しているような人は、自分のことを最優先に考えるくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
自分の考え方を変える
職場の人間関係ストレス解消法、2つ目は「自分の考え方を変える」です。
われわれは「どう見ているか」という主観がすべてであり、自分の主観から逃れることはできません。
今、あなたの目には世界が複雑怪奇な混沌として映っている。
しかし、あなた自身が変われば、世界はシンプルな姿を取り戻します。
問題は世界がどうあるかではなく、あなたがどうであるか、なのです。
出典:岸見一郎 古賀史健(2013)『嫌われる勇気ー自己啓発の源流「アドラー」の教え』ダイヤモンド社.
今あなたが見ている職場の人間関係は、あなたというフィルターを通して眺めている「あなただけの現実」と言えます。
つまり、「あなただけの現実」が大きなストレスになっていて、その現実を変えたいのであれば、あなたというフィルターを交換する、つまり、あなたの考え方を変える以外に方法はありません。
では、具体的にどのような考え方に変えたらいいのか?
職場という状況を考えると、あなたが職場にいる目的や役割をあらためて見つめ直し、他者や周りの環境が変わらないことを前提として、その上で、仕事の目的や役割を果たすためにはどうすればいいか?と考える。
あとは、自分が出した答えを信じて行動する他ありません。
できることを実行する
職場の人間関係ストレス解消法、3つ目は「できることを実行する」です。
「できることを実行する」だなんて、そんなことは当たり前なのでは?
と、思われるかも知れませんが、大きなストレスを感じているときは冷静な判断ができず、何をするにも消極的になり、行動を起こさなければいけないことが頭では理解できても、いざ「やろう」とすると足がすくんでしまいます。
そのため、職場の人間関係に対して少なからずストレスを感じているときは、いったん冷静になって、客観的に状況を把握することがとても大切です。
イライラせずに、落ち着いて、自分が置かれている状況をあらためて整理すると、
「ストレスの原因は何なのか?」
「なぜ自分は苦しんでいるのか?」
が、なんとなく、そして、少しずつわかるようになります。
人間が「恐れ」を抱くときは、得てして、
- 原因がわからない時や状況が掴めないとき
- 理由がわからない時や自分の理解を超えているとき
と言われています。
つまり、
ストレスの原因さえはっきりすれば、具体的な対策を立てることができる
というわけです。
具体的な対策を立てることができれば、あとは自分ができることを実行するのみ。
必ずしも良い結果が出るとは限りませんが、行動しなければ状況が変わることはありませんし、たとえうまくいかなかったとしても、行動することで、あらためて気づくこともあります。
そして、行動した結果は、必ず次につながります。
職場の人間関係ストレス発散方法
職場の人間関係によるストレスを発散するための、具体的な3つの方法をご紹介いたします。
職場の人間関係にストレスを感じている人は、メンタルが弱ってしまい、精神的に落ち込んでいるせいもあって、
「どうして自分がこんな目に合わなければならないのか?」
「なぜ自分だけがこんな苦しい思いをするのか?」
と、自分だけが不幸を背負い込んているような錯覚に陥ることがあります。
しかし、本来、自分を幸せにすることができるのは、他の誰でもなく自分自身であり、決して、他の誰かが幸せにしてくれるわけではありません。
では、幸福感を得るためにはどうすればいいか?
まずは、以下の「幸福感に関する調査結果」をご覧ください。
「所得」「学歴」「健康」「人間関係」「自己決定」。
この5つの要因のうち、幸福度を決めるのはいったいどれでしょう?
2018年の神戸大学、同志社大学の共同研究で日本人2万人を対象に調査されました。
結果は、幸福感に与える影響力は高い順から、「健康」「人間関係」「自己決定」「所得」「学歴」となりました。
出典:樺沢紫苑(2021)『精神科医が見つけた 3つの幸福』株式会社飛鳥新社.
上記のことから、幸福感を得るためには、
- 健康なカラダ
- 人とのつながり
- 自分で決める
という3つの要素が欠かせません。
そして、
3つの要素を、誰でも簡単にできる具体的な方法に落とし込むと、
職場の人間関係ストレス発散方法
- 3度の食事、十分な睡眠、適度な運動を必ず実行する
- 家族や友人、共通の趣味を持つ仲間と一緒に過ごす
- 毎日30分~1時間程度、自分のためだけに時間を使う
となります。
それでは「職場の人間関係ストレス発散方法」をひとつずつ見ていきましょう。
https://urekenblog.com/work-worries9/
健康なカラダを取り戻す
幸福感を高めることによる「職場の人間関係ストレス発散方法」、ひとつ目は「健康なカラダを取り戻す」です。
人は、何かを失って、はじめてその大切さに気づかされることが往々にしてあります。
その代表的なものが「健康な体」ではないでしょうか。
大きな病を患って入院生活が続いたり、大怪我をして自由に身動きできなくなると、気分が落ち込むとともに、元気だった頃のことを思い出して
「健康であることが、どれほど幸せなことか」
をあらためて認識し、本人にとって、健康な体を取り戻すことが最優先事項となります。
例えば、職場の人間関係によるストレスが原因で、頭痛やめまい、下痢や吐き気、動悸や息切れ、手足の痙攣や集中力の低下など、身体的な症状が現れているのであれば、そんな時こそ、無理して仕事を頑張るのではなく、
- 栄養バランスを考えた3度の食事
- 7時間を超える、十分な睡眠時間
- 毎日30分の適度に体を動かす習慣
など、自分で決めたことを確実に実行して、まずは健康な体を取り戻す。
そうすることで、少しずつ元気になって、気分が良くなるだけでなく、同時にワークライフバランスも改善されますから、ストレスを感じる時間も減少し、まさに一石二鳥。
加えて、「健康な体を取り戻す=自分で決めたことを優先する」ことは、自尊心を高めることにも直結しますから、心身ともに良い影響を与えることができます。
人とのつながりを感じる
幸福感を高めることによる「職場の人間関係ストレス発散方法」、2つ目は「人とのつながりを感じる」です。
「自己啓発の父」と称される、オーストリア出身の精神科医、アルフレッド・アドラーは、
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」
と断言しています。
これは、裏を返すと、
「すべての喜びもまた、対人関係による喜びである」
という意味にも解釈できます。
つまり、対人関係によるストレスを、対人関係によって得られる幸福感によって相殺し、ストレスを発散するのです。
例えば、職場の人間関係が原因でストレスを感じている人であれば、奥さんや子供、恋人や親友、古くからの恩師や趣味を通じて出会った仲間など、一緒にいて楽しいと感じる、精神的に落ち着く、心が休まる人たちと過ごす時間を増やす。
そうすることで、
あらためて「人とのつながり」を感じることができれば、幸福感を得ることができます。
加えて、
「自分も良好な人間関係を築くことができる」
と気づくことで、自分に自信が持てるようになり、自尊心を高めることにもつながっていきます。
自分がやりたいことをやる
幸福感を高めることによる「職場の人間関係ストレス発散方法」、3つ目は「自分がやりたいことをやる」です。
「自分がやりたいことをやる」と急に言われても、なかなか思いつかなかったり、お金や時間が足りないなど、「やろうと思ってもできない」と感じる人が多いのではないでしょうか。
しかし、難しく考える必要はありません。
毎日30分~1時間程度、「自分のためだけに時間を使う」と最初に決めてしまうのです。
そうすると、不思議なことに
「この時間を何に使おうか?」
という発想に切り替わって、積極的にやりたいことを探すようになります。
「やりたいことをやる」という行為は、「何をやるか」をはじめ、「すべてを自分で決める」ことに他なりません。
例えば、ガーデニングをやると決めたら、
「どんなお花を植えるのか?どんな道具を揃えるのか?」
「いつやるのか?どんな場所で育てるのか?」
「一人でやるのか?それとも他の誰かとやるのか?」
など、自分で考え、「自分で決める」ことになります。
最初は失敗することもあるでしょうが、自分で決めたことですから、誰に責められるわけでもありませんし、「次は失敗しないようにしよう」と思えばそれでいいのです。
もちろん、うまくいったときは、大きな喜びを感じることでストレスを発散することができる他、自分に自信が持てるようになりますから、自尊心を高めることもできます。
以上、職場の人間関係によるストレスを発散するために、幸福感を高めるポイントとして、
- 健康な体
- 人間関係
- 自己決定
をポイントに挙げましたが、もうひとつ、
「人生最大のよろこび」
について、
アンパンマンの作者で知られる「やなせたかし」さんのメッセージをご紹介いたします。
人生の最大のよろこびは何か?
それはつまるところ、人をよろこばせることだと思った。
「人生はよろこばせごっこ」だと気づいたとき、とても気が楽になった。
出典:やなせたかし(2012)『やなせたかし明日をひらく言葉』株式会社PHP研究所.
人を喜ばせることが、人生最大の喜びであり、「人生とは喜ばせごっこ」だなんて、…なんだか心がほっこりしますね。
やなせさんが仰るように、ストレスを与えるような「残念な人」のことを考えるのはやめて、
「奥さんや子供、恋人や友人、職場の同僚やお客様をどうやって喜ばせようか?」
とワクワクしながら毎日を過ごすことができれば、「今ここにある幸せ」を感じることができるのではないでしょうか。
人間関係によるストレスを溜めない方法
人間関係によるストレスを溜めない方法をご紹介いたします。
「ストレスが溜まる」あるいは「ストレスを溜める」のが自分である以上、「ストレスをためない」ようにするためには、自分が他者との関わり方を変える以外に方法はありません。
では、具体的に、他者との関わり方をどのように変えればいいのか?
ここでは、主に5つのコツをご紹介いたします。
人間関係によるストレスを溜めない方法
- 自己中心的な人と距離を置く
- 自分の言動だけに責任を持つ
- イヤなことはキッパリと断る
- 他者に対して一切期待しない
- 他者の批判や中傷は受け流す
それではひとつずつ見ていきましょう。
自己中心的な人と距離を置く
人間関係によるストレスを溜めない方法、ひとつ目は「自己中心的な人とは一定の距離を置く」です。
残念なことに、自分のことしか考えていない、あるいは、周りの状況がまったく見えていない人が、世の中には少なからずいらっしゃいます。
普段はいい人かも知れませんが、自己中心的な人と一緒に何かをする時は注意が必要です。
自己中心的な人は、自分のことしか考えていませんから、いつもの調子で何ら悪びれることなく、平気な顔をして自分の意見や考えを主張し、自分だけがプラスにはたらくように、自分だけが損をしないように、自分だけが嫌な思いをしないような選択をします。
「相手をひどい目に合わせてやろう」
という気はないのでしょうが、結果として、そうなるのであれば、普段から自己中心的な人とは距離を置いて、決して近づかないことです。
自分の言動だけに責任を持つ
人間関係によるストレスを溜めない方法、2つ目は「自分の言動だけに責任を持ち、相手の反応は気にしない」です。
人はそれぞれ考え方や価値観が異なりますから、当然ながら、同じ出来事であっても受け止め方や反応が異なります。
例えば、あなたが相手を心配してかけた言葉や、良かれと思ってとった行動も、人によっては「嫌味な人だ」と思うこともあれば、「おせっかいな人だ」という印象を持つ人もいるわけです。
であるならば、あなたは自分の言動に責任を持つだけで十分。
あなたの考えや価値観、良心や思いやりから出た言動に対して、「相手がどう思うか?」を過剰に気にすることはありませんし、仮に相手がどのような反応を示しても、責任を持つ必要は一切ありません。
イヤなことはキッパリと断る
人間関係によるストレスを溜めない方法、3つ目は「嫌なことやしたくないことは、キッパリと断る」です。
自分が嫌だからという理由で、平気な顔をして「頼みごと」をする人がいます。
そんな時は、断る理由を考えることなく、
「したくありません」
「私にはできません」
と、はっきりお断りしましょう。
自分の仕事、自分の役割、自分の責任ではないことに関しては、即座に相手に「NO」を突きつけても何ら問題ありません。
そのことで相手との関係に亀裂が入るようであれば、これをきっかけにして、その人とは距離をおくことをオススメします。
断りにくいからといって、嫌々ながら相手の要望を受け入れると、
「なぜ私がやらなければならないのか」
と憤りを感じながら、自分の貴重な時間と労力を費やすことになりますから、あなたにとって何ひとつ良いことはありません。
一生は短いんですもの。
やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ。
出典:ターシャ・テューダー(2016)『思うとおりに歩めばいいのよ』株式会社KADOKAWA.
他者に対して一切期待しない
人間関係によるストレスを溜めない方法、4つ目は「他者に対しては、1ミリたりとも期待をしない」です。
人はそれぞれ価値観や性格が異なっていて、生まれた環境や親の育て方、これまで経験してきたことも千差万別ですから、あなたが考えもしないことを発言したり、あなたが驚くような行動をとったりしても何ら不思議ではありません。
にもかかわらず、人は他者に対して、しばしば自分と似たような発言や行動をすると考え、それを他者に期待してしまいます。
ところが、ほとんどの場合、その期待は裏切られ、他者に対する期待が大きければ大きいほど、自分がイライラしたり、がっかりしたり、心配することになり、それらがストレスとなって蓄積されます。
他者の批判や中傷は受け流す
人間関係によるストレスを溜めない方法、最後は「他者からの批判や中傷は、サラリと受け流す」です。
自分が最善を尽くしていると思うのであれば、そして、今の自分にとってベストの選択をしていると思うのであれば、その行動や結果について他者からいかなる批判や中傷を浴びせられようと、右から左へサラリと受け流しましょう。
聞く耳を持つべきは、心からあなたの成長や成功を願う人からの貴重なアドバイスであり、すでに多くの経験を積んだ専門家やプロフェッショナルからの助言であり、あなたの内側から聞こえてくる心の声です。
あなたのことを何も知らずに、好き勝手に意見する人や、自分の利益を優先する人や、あなたを批判または中傷することで自分の正当性を主張する人の声は、ストレスの原因になることはあっても、あなたにとってプラスになることは何ひとつありません。
まとめ
今回は、
- 職場の人間関係によるストレスを解消する3つの方法
- 職場の人間関係によるストレスを発散する3つの方法
- 人間関係によるストレスを溜めない方法
をご紹介・解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度おさらいしておきましょう。
職場の人間関係ストレス解消法
- 割り切る、開き直る、そして、自分を最優先に考える
- 他者を変えようとせずに、自分の考え方を変えてみる
- ストレスの原因を冷静に分析し、今できることをする
職場の人間関係ストレス発散方法
- 3度の食事、十分な睡眠、適度な運動を必ず実行する
- 家族や友人、共通の趣味を持つ仲間と一緒に過ごす
- 毎日30分~1時間程度、自分のためだけに時間を使う
人間関係によるストレスを溜めない方法
- 自己中心的な人と距離を置く
- 自分の言動だけに責任を持つ
- イヤなことはキッパリと断る
- 他者に対して一切期待しない
- 他者の批判や中傷は受け流す
職場の人間関係によるストレスを解消する最大のポイントは何か?
と聞かれたら、私は迷わず「自尊心を高めること」と答えるでしょう。
自尊心とは何か?
簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。
出典:ジェリー・ミンチントン(2013)『うまくいっている人の考え方 完全版』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
「自分には、幸せになる権利がある」
そう強く思うことができれば、
「目の前のストレスに悩んでいる場合じゃない!」
と、客観的に自分を直視することができるのではないでしょうか。
自分を客観的に直視することができれば、自分の性格や考え方をはじめ、周りの状況やストレスを与える相手の言動を冷静に受け止めることができますから、感情に心を乱されることなく、自分にとって最適な考え方や行動を選択することも容易にできます。
自尊心を高めるために、少し時間を割こう。
その見返りとして、あなたは自信を身につけ、素晴らしい人間関係を築き、楽天的な人間になれることだろう。
しかし、いちばん大きな見返りは、新しいセルフ・イメージ(自分自身について抱いているイメージ)である。
なぜなら、そのとき、あなたは人間的に大きく成長し、はるかに幸せな自分に変身しているからだ。
出典:ジェリー・ミンチントン(2013)『うまくいっている人の考え方 完全版』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
ストレスを解消するための考え方や行動も大切ですが、同時に、自尊心を高めるための良書を読んだり、心から好きと思えることに時間を使ったり、自分が得意なことを活かした仕事を探すなど、「今、ここにある幸せ」を感じる時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
最後に、大切なことをもうひとつ。
もしあなたが職場の人間関係によるストレスで、心が疲れている…誰かに悩みを聞いて欲しい…解決策について相談したい…気持ちを落ち着かせたい…という場合は「オンラインカウンセリング」の利用をおすすめいたします。
オンラインカウンセリングとは、臨床心理士や国家資格を持つカウンセラーと1対1で約50分程度、オンライン上で気軽に悩みを相談できるサービスです。
具体的には、
- 自分の感情を素直に表現し、悩みを打ち明けることによって気持ちを落ち着かせる
- 日頃から抱えている悩みや問題をカウンセラーと一緒に考えて、解決の糸口を見出す
- 心の中にしまっていた気持ちを話すことで、今置かれているの自分の状況を整理する
- カウンセラー(専門家)の話を聞くことで、客観的な視点から自分の考えを認識する
ことによって、
ひとりで抱え込んでいた不安や悩みを和らげ、心の健康を取り戻す効果が期待できます。
私がそうであったように、心の不調が身体的な症状(心身症)に発展すると、心と体が健康な状態に戻るまで数ヶ月~数年かかることも珍しくありません。
なので、今現在、職場の人間関係による強いストレスや大きな不安を抱えていらっしゃる方は、自分の心と体を最優先に考えて、オンラインカウンセリングに限らず、心のケアやリフレッシュ、あるいは、ストレスの原因から距離を置くことを検討してみましょう。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)