「Webマーケティングの強みは何か？」
「Webマーケティングを始めることによるメリットは？」
「Webマーケティングと、他のマーケティング活動との違いを知りたい」
というあなたに、今回は、
- Webマーケティングの5つの強み
- Webマーケティングの3つのメリット
をどこよりもわかりやすく解説いたします。
インターネットが普及して、パソコンやスマートフォンを使うことが当たり前となった今日、自社のホームページくらいは開設すべきでしょうが、
「全ての会社やお店が、本格的にWebマーケティングに取り組むべきか？」
と言われると、決してそうは思いません。
ただし、Webマーケティングの強みやメリットを知ることなく、最初からWebマーケティングを敬遠しているのであれば、それはとてももったい…。
もしかすると、会社の利益を拡大する、大きなチャンスを逃している可能性も考えられます。
Webマーケティングに取り組むかどうか迷っている方は、まずは強みやメリットを知ることで、Webマーケティングが自社に適しているか？をご判断いただければ幸いです。
それでは早速みていきましょう。
Webマーケティングの強み
Webマーケティングの強みは何か？
Webマーケティングの強みをわかりやすくいうと、
「その他のマーケティング施策よりも優れているところ」
となるでしょうか。
Webマーケティングの強みはいろいろありますが、大きくは以下の5つとなります。
Webマーケティングの強み
- より細かなターゲットの絞り込みができる
- 初期費用が安く、コストを低く抑えられる
- 効果が持続しやすい、または拡散しやすい
- 詳細かつスピーディーな効果測定ができる
- 一瞬にして全国に同一の情報を発信できる
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
ターゲットを絞り込める
Webマーケティングの強みは、より細かなターゲットの絞り込みができることです。
テレビや新聞などのマスメディアをはじめ、チラシやポスターといった印刷物は、商品やサービスの認知を広げ、浅く広くプロモーションするには効果を発揮しますが、
「特定のターゲットに訴求できるか？」
という点では、Webマーケティングに軍配が上がります。
ご存知のように、ホームページやブログ、SNSを使ったWebマーケティングは、自社の商品やサービスの魅力を発信することで、興味がある見込み客を呼び込むことが目的です。
ユーザーが検索したキーワードに合わせて、検索エンジンに表示されるリスティング広告をはじめ、ディスプレイ広告やアフィリエイト広告も、基本的には興味がある人たちに絞り込んだWeb広告となります。
コストを低く抑えられる
Webマーケティングの強みは、初期費用が安く、全体的にコストを低く抑えられることです。
ホームページやブログを開設するときに発生する初期費用は、基本的にはサーバーのレンタル料金とドメインを取得する費用のみ。（誰でも簡単にホームページを制作できるサービスもいくつかあります）
TwitterやFacebook、InstagramやLINEなどのSNSや、YouTubeでの動画配信にいたっては、アカウントさえ作成すれば、誰でもすぐにはじめられます。
新たなWebマーケティングの手法として注目されている「note」にしても、無料で記事を投稿できますし、Amazonで電子書籍を出版する場合も、自力で原稿を作成・登録すれば費用はゼロ。（しかも印税率が紙の本に比べて高い）
一方、ポスティング用のチラシを作成・配布する場合、チラシのデザイン料金（印刷データ作成料金）や印刷代、ポスティング代金など、多くの費用が発生します。
効果が持続・拡散しやすい
Webマーケティングの強みは、効果が持続しやすい、または拡散しやすいことです。
テレビCMや交通広告は期間が限定されていますし、新聞や雑誌への掲載は一度きり。
対照的に、ホームページやブログは掲載をやめない限り、いつまでも情報を発信し続けます。
チラシやポスター、パンフレットやDMはがきも、基本的には広告の効果を持続させることは難しく、「人から人へ手渡しできる」という強みもありますが、「拡散」という意味においては、SNSの方が圧倒的に有利です。
ただし、特定の地域に限定すると、チラシやポスターといった紙媒体の販促物の方が効果的で、反響が出るまでのスピードも早く、ITに馴染みが薄いご年配の方やご老人に対する影響力も、リアルな広告物の方が向いています。
詳細な効果測定ができる
Webマーケティングの強みは、詳細かつスピーディーな効果測定ができることです。
ホームページやブログに関して言うと、Googleアナリティクスを設定することで、ほぼリアルタイムで閲覧数や閲覧ページ、多剤時間などをチェックできます。
加えて、Googleサーチコンソールを設定すると、ホームページやブログに訪問した際の検索キーワードや検索順位を知ることができますから、現状を正確に把握することはもちろん、今後の具体的な対策を決める上でも大いに役立つことは言うまでもありません。
マスメディアや紙媒体を利用したマーケティングも、ある程度は効果を測定できますが、Webマーケティングに比べると、詳細な情報を得ることは難しく、情報を得るまでのスピードにおいても大きな差が生じます。
全国に情報を発信できる
Webマーケティングの強みは、一瞬にして全国に同一の情報を発信できることです。
説明するまでもありませんが、インターネットは全国、いや全世界をつなぐ情報ネットワークです。
もっと言うと、大人に限っては、ほぼひとりに1台はスマートフォンを所有していますから、全国の各個人に向けて情報を発信することができます。
発信した情報を、ターゲットとする人たちに
「いかにしてキャッチしてもらうか？」
「いかにしてアクセスしてもらうか？」
という点においては、それなりの経験やスキルを要しますが、Webマーケティングを通じて、これまで近隣住民や規定のルートでしか販売できなかった商品を、全国のお客様に提供できるようになったことによって、ビジネスやマーケティングの可能性が一気に広がっています。
Webマーケティングのメリット
Webマーケティングを始めることで得られるメリットは何か？
「メリット」とは価値ある特徴、長所や利点です。
いか、Webマーケティングを始めることで得られる、3つのメリットをご紹介いたします。
Webマーケティングのメリット
- マーケティングの考え方が、会社に根付く
- ホームページやブログは会社の資産になる
- 会社の広報や、人材の採用活動に活かせる
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
マーケティングの考え方が根付く
Webマーケティングを行うことによるメリット、
ひとつ目は「マーケティングの考え方が会社に根付く」です。
Webマーケティングに限らず、会社がマーケティング活動を行うようになると、程度にもよりますが、顧客への理解がよりいっそう深まり、何をするにも顧客目線でものごとを見るようになります。
マーケティングの考え方が社員に浸透すると、具体的にどのようは変化が起きるのか？
「自分たちが伝えたいこと」という視点に加え、「顧客が知りたいこと」を考えるようになります。
さらに、ホームページやブログに掲載する際の「言葉の選び方」をはじめ、写真の見せ方やチョイス、論理的にわかりやすく伝える技術、感情を揺さぶる表現や演出など、それら全てにおいて
「顧客がどのように感じるか？」
を中心とした考え方にシフトします。
商品やサービスを開発する際も、顧客にとっての利便性や機能性、必要性や重要性を第一に考えるようになり、「自分たちが作りたいもの」から、「顧客が欲しがるもの」へと変化し、
「顧客に喜びや楽しさを提供するにはどうすればいいか？」
「顧客が抱えている不安や悩みを解消し、問題を解決するためにはどうすればいか？」
といった思考が自然と身につきます。
会社の資産を増やすことができる
Webマーケティングを行うことによるメリット、
2つ目は「ホームページやブログは会社の資産になる」です。
Webマーケティングを行う過程において、開設したホームページやランディングページ、ブログやECサイトは、定期的に更新・アップデートすることで、半永久的に情報を発信してくれます。
見込み客を集める「集客機能」として、
商品やサービスの詳細に説明する「ガイド役」として、
企業理念や会社の歴史を伝える「案内人」として、
私たちが寝ている間もその役割を果たしてくれますから、こんなありがたいことはありません。
商品のパンフレットや会社概要の小冊子も、情報を伝える大切なツールですが、「情報の発信力」という意味においては、ホームページやブログには敵わないでしょう。
加えて、紙媒体の印刷物は、古くなった情報を更新したり、写真を新たに差し替える場合、あらためて印刷データに修正を加えて、再印刷しなければなりません。
SNSも履歴を辿れば情報は残っていますが、サービスの特性上、最新の情報が注目されやすく、過去の情報に遡って閲覧する方は少ないのではないでしょうか。
上記のことからも、24時間365日、日本全国どこからでもアクセスできるホームページやブログは、会社の貴重な「情報資産」と言っても過言ではないでしょう。
広報や人材の採用活動に活かせる
Webマーケティングを行うことによるメリット、
3つ目は「会社の広報や、人材の採用活動に活かせる」です。
Webマーケティングの目的は、主に自社の商品やサービスが「売れる仕組み」を構築することですが、それ以外にも、会社に関する情報を発信する「広報」としての役割や、新たな人材の採用活動にも一役買ってくれます。
例えば、入社を希望する新卒の学生さんや転職を考えている方が、最初に確認する場所は、紛れもなく「会社のホームページ」です。
同様に、お取引を考えている会社や、何らかの理由で自社のことを調査する場合も、まずは会社のホームページにアクセスして、社歴や代表者のメッセージなどを確認します。
ホームページが常に更新され、コンテンツが充実している会社は、応募者や取引業者に好印象を与える反面、ホームページの見た目が今ひとつで、全く更新されていない会社はマイナスの印象を与えかねません。
裏を返せば、Webマーケティングを行う過程において、ホームページやブログをきちんと整え、細かいところまで作り込むことによって、応募者や取引業者に好印象を与えることができるということ。
前職のネット印刷においても、採用ページを設けて「社員のインタビュー」や「1日の仕事のスケジュール」などを掲載したところ、「入社する意思が強い応募者」が増えて、ホームページからの直接ご応募いただけるようになりました。
まとめ
今回は、Webマーケティングの強みやメリットをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度おさらいしておきましょう。
Webマーケティングの強み
- より細かなターゲットの絞り込みができる
- 初期費用が安く、コストを低く抑えられる
- 効果が持続しやすい、または拡散しやすい
- 詳細かつスピーディーな効果測定ができる
- 一瞬にして全国に同一の情報を発信できる
Webマーケティングのメリット
- マーケティングの考え方が、会社に根付く
- ホームページやブログは会社の資産になる
- 会社の広報や、人材の採用活動に活かせる
Webマーケティングは日々進化しており、数年後には、おそらく今行っている手法が古く感じられるでしょう。
しかし、「マーケティングの本質」は変わることがありません。
Webマーケティングは、あくまでもそれを実現するための取り組みであり、単にインターネットを使った便利なシステムやツールを導入することではありません。
大切なのは、マーケティングの目的やゴールを明確にすることです。
マーケティングの目的やゴールを達成するために、有効かつ最適なツールであれば導入すればいいですが、そうでない場合は利用する価値はありません。
「ツールありき」「システムありき」になってはコストがかかるだけで、本末転倒になりますから、くれぐれもご注意を。
最後にもうひとつ。
- 少人数かつ低予算で「売れる仕組み」を作りたい
- Web媒体を活用した集客や販売を強化したい
- Webマーケティングの知識やスキルを身につけたい
という方に、おすすめの「Webマーケティングスクール・講座」をご紹介いたします。
ビジネスの現場で通用する「実務レベルのWebマーケティング力」を独学で身につけるには、多くの関連書籍を読んで、実際に手を動かしながら、トライアンドエラーを何度となく繰り返すことになります。（私自身がそうであったように…）
その点、Webマーケティングスクールでは座学と実務をバランスよく取り入れた実践的なカリキュラムをこなすことによって、効率良くWebマーケティング学べるだけでなく、わからないことがあっても現役Webマーケターが疑問や質問に答えてくれるので安心です。
以下の記事では、
- Webマーケター志望の大学生や、キャリアアップを目指す社会人を対象としたスクールを9つ
- 社内Webマーケターを目指す方や、販売責任者・Web担当者を対象としたスクールを7つ
計16個のWebマーケティングスクール・講座をご紹介するとともに、各スクール（講座）の特徴や自分に合ったスクール（講座）の選び方をわかりやすく解説しておりますので、少しでもご興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)