「メルマガの開封率を上げる方法や考え方が知りたい」
「メルマガタイトルの決め方や、開封率を上げるコツは?」
「メルマガの件名はどれくらいの文字数が最適か?」
というあなたに、今回は
- メルマガの開封率を上げる根本的な方法
- メルマガタイトルの決め方 6つのコツ
- メルマガタイトル(件名)の最適な文字数
について、どこよりもわかりやすく解説いたします。
メルマガの開封率を上げるためには、読者ターゲットを絞り込んで、
- 読者が読みたくなる、読まずにはいられないメルマガに育てる
- 読者の注意を引くメルマガタイトル(件名)をつける
この2つの施策を継続的に行う必要があります。
つまり、メルマガを制作する際、
「誰に、どんなメルマガを届けるのか?」
「読者がメルマガに期待すること(もの)は何か?」
「読者はどんなタイトルに反応するのか?」
と自分に問いかけながら、コンテンツ(内容)やタイトルを考える習慣を身につける。
これ以外に、メルマガの開封率を上げる方法はありません。
前職で10年以上、メルマガの企画・運用を行い、発行責任者を務めた経験をもとに、今回の記事では、メルマガの開封率を上げる考え方やテクニック、コツやヒントを惜しみなくお伝えします。
メルマガを始めたばかりの会社やお店、メルマガの開封率が上がらずに悩んでいるご担当者様は、一人でも多くの方にメルマガを開封していただくために、ぜひ参考になさってください。
それでは早速見ていきましょう。
メルマガの開封率を上げる方法
メルマガの開封率を上げるためにはどうすればいいか?
メルマガの担当者であれば、常にそのような考えが頭の片隅にあるかと思います。
- どんなタイトル(件名)がいいか?
- 差出人の名前はどのように書くべきか?
- メルマガをいつ配信するか?
などを模索しながら、少しでもメルマガの開封率が上がるように、日々改善を重ねているのではないでしょうか。
メルマガのタイトル(件名)や差出人の名前を工夫したり、配信するタイミングを変えることで、うまくいけばメルマガの開封率は上がりますから、それらを改善し続けることは大切です。
しかし、メルマガのタイトル(件名)や差出人の名前はメルマガを開封させるためのテクニックであり、「見た目」の変化にすぎませんし、メルマガを配信するタイミングを変えたところで、内容が変わるわけではありませんから、一時的に開封率が上がったとしても、継続的に高い開封率をキープすることは簡単ではありません。
では、あらためて冒頭の質問に戻りますが、
メルマガの開封率を根本的に上げるためにはどうすればいいか?
そして、高い開封率をキープするためにはどうすればいいのでしょうか。
結論から申し上げると、その答えは「メルマガのメリットとベネフィットを明確にし、追求すること」にあります。
わかりやすく言うと、自社のメルマガを読むことで、
「読者が得られるメリットやベネフィットは何か?」
この2つをとことん考え、それら明確にし、追求し続けるのです。
それ以外に、メルマガの開封率を根本的に上げる方法はありません。
メルマガを読むメリットやベネフィットの例
メルマガを読むメリット
- お買い物に使えるポイントや割引クーポン、小額の金券がもらえる
- 毎号、抽選でプレゼントがもらえる(メルマガで当選番号を発表)
- セール・キャンペーン情報、新商品や売れ筋商品の情報が得られる
メルマガを読むベネフィット
- スタッフの紹介やアンケート結果を見ていると、笑みがこぼれる
- ビジネスの格言コーナーを読むと、仕事に向かう意欲が湧いてくる
- イラストや4コマ漫画を見ると、心がほっこりして一息つける
メルマガのタイトルや差出人の名前は、メリットやベネフィットをより魅力的かつ効果的に伝える手段であり、まず初めに考えるべきことは、メルマガを読むことで得られるメリットやベネフィットなのです
それともうひとつ。
「どんな人にメルマガを読んで欲しいのか?」
という、メルマガの「読者ターゲット」を明確にすることも忘れてはなりません。
では、メルマガの読者ターゲットをどのようにして決めるのか?
答えは簡単。
自社の商品やサービスの顧客ターゲットを、そのままメルマガの読者ターゲットに当てはめるのです。
まだ顧客ターゲットを明確にしていなければ、この機会にきっちり明文化しておきましょう。
上記をまとめると、以下のようになります。
メルマガの開封率を上げる方法
- メルマガを届けたい相手を明確にして、ターゲットを絞り込む
- 読者ターゲットのメリットやベネフィットを考え、追求する
- 毎号のメルマガコンテンツにメリットやベネフィットを入れる
- 魅力的かつ効果的に伝わるメルマガタイトル(件名)をつける
- 読者のライフスタイルを勘案し、最適な曜日・時間に配信する
これがメルマガの開封率を上げる根本的な方法であり、唯一無二の方法です。
「毎号、楽しみにしています!」
そんな声がお客様から聞かれるようなメルマガに育てるために、見た目だけを変えるのではなく、時間はかかるかもしれませんが、読者のメリットやベネフィットを考えながら本質的な改善に取り組んでいきましょう。
メルマガタイトルの決め方のコツ【具体例アリ】
メルマガタイトルの決め方のコツについて、具体例を挙げながら解説いたします。
前項で申し上げたとり、メルマガの開封率を上げるための根本的な解決策にはなりませんが、読者の注意を引くためのテクニックとして、タイトル(件名)や差出人名を工夫することは、メルマガの開封率を上げる有効な手段のひとつです。
メルマガのメリットやベネフィット効果的に伝えるためにも、以下の6つのコツを掴んで、メルマガのタイトル(件名)をつけましょう。
メルマガタイトルの決め方 6つのコツ
- 価格や割引率、期間や時間を記載
- メルマガの名称がわかるようにする
- 緊急性や希少性、限定感を伝える
- 気持ちに寄り添ったメッセージを
- 普段から口にするフレーズを入れる
- 冒頭で具体的なメリットを伝える
上記「メルマガタイトルの決め方 6つのコツ」の中から、いくつかの要素を組み合わせてメルマガのタイトル(件名)を付けると、その効果を実感できるはずです。
それでは、「メルマガタイトルの決め方 6つのコツ」を、具体例とともに見ていきましょう。
価格や割引率、期間や時間を入れる
メルマガタイトルの決め方のコツ、ひとつめは「価格や割引率、期間や時間を入れる」です。
メルマガのタイトル(件名)に価格や割引率、期間や時間を入れると具体性が増すため、抽象的な表現に比べるとメルマガの開封率が上がります。
なお、割引率や割引額をPRする際は、商品名を出したり、リアルな購入金額を提示しましょう。
メルマガの名称がわかるようにする
メルマガタイトルの決め方のコツ、2つめは「メルマガの名称がわかるようにする」です。
メルマガの開封率を上げるためには、タイトルでメリットを打ち出すことも大切ですが、いつも楽しみに読んでくださっている方のために、「わかりやすさ」も同じかそれ以上に大切です。
差出人の名前を自社のメルマガの名称に設定すると、多くの読者はメルマガを受信したことに気づきますが、それができない場合は、タイトルの冒頭にメルマガの名称を入れるなどして、メルマガを楽しみに待ってくださっている方への配慮を忘れないようにしましょう。
緊急性や希少性、限定感を伝える
メルマガタイトルの決め方のコツ、3つめは「緊急性や希少性、限定感を伝える」です。
大袈裟に煽る必要はありませんが、メルマガの読者にとって有益と思われることは、メルマガのタイトルで緊急性や希少性を表現する言葉を使ったり、限定感を出すことによって、読者の注意を引きましょう。
「うっかりしてた」「すっかり忘れてた」という方もいらっしゃいますから、そのような方にとっては「ありがたいお知らせ」になるはずです。
気持ちに寄り添ったメッセージを
メルマガタイトルの決め方のコツ、4つめは「気持ちに寄り添った言葉をかける」です。
お届けするメルマガの内容の中で、読者の不安や悩みを解消する商品やヒントを紹介している場合は、メルマガの冒頭で、彼や彼女らの気持ちに寄り添った「温かい言葉」をかけてみましょう。
メルマガのタイトルとは言え、自分のことを気遣ってくれるメッセージを目にして好意的に感じない人はいませんし、思わずメッセージの続きを読みたくなるものです。
普段から口にするフレーズを入れる
メルマガタイトルの決め方のコツ、5つめは「普段から口にするフレーズを入れる」です。
思わず口にしてしまうフレーズ(言葉)や、日頃から心に抱いていること(セリフ)を、そのままメルマガタイトルの冒頭に入れることで、「そうそう」「私も」「だよね」と共感する読者の注意を引くことができます。
もちろん、メルマガのコンテンツの中で、タイトルに入れた「フレーズ」と関連性のある内容を盛り込むことは必須です。
冒頭で、具体的なメリットを伝える
メルマガタイトルの決め方のコツ、6つめは「冒頭で、具体的なメリットを伝える」です。
この方法が、メルマガ読者の注意を引く、最も簡単でスタンダードな方法と言えるでしょう。
ただし、毎号のメルマガで具体的なメリットを提示できるわけではありませんから、まずは先にご紹介した5つの「メルマガタイトルの決め方のコツ」を自分のものにして、創意工夫しながら読者を飽きさせないようにすることが肝要です。
メルマガタイトル(件名)の文字数
メルマガタイトル(件名)の文字数は、何文字にすべきか?
について解説いたします。
仕事中にデスクのパソコンでメルマガを読む方もいらっしゃいますが、通勤電車やお昼の休憩時間にスマートフォンを使ってメルマガを読んでいる方も多いため、メルマガタイトル(件名)の文字数は、最も小さいデバイスである「スマートフォン」を基準に考えるべきでしょう。
つまり、スマートフォンのメールソフトで受信箱を開いた時に、メールの受信履歴が一覧で表示される際の(件名の)文字数で要点を伝えることが、メルマガを開封していただく上で大きなポイントとなります。
とはいうものの、スマートフォンにはいろんな種類があり、当然ながら画面サイズも異なりますので、表示される文字数も機種によって異なります。
そのため、ここではアップル社の「iphone」を例に解説いたします。
結論から申し上げると、「iphone」の機種別ユーザー数では「iphone7/iphone7 Plus」「iphone8/iphone8 Plus」「iphoneSE(第2世代)」「iphone11」が多いため、メルマガのタイトルを決める際は、4機種の中で最も画面サイズが大きい「iphone11(6.1インチディスプレイ)」で表示される「24文字以内」で読者の注意を引く必要があります。(自身のiphone11にて文字数を確認済み)
加えて、「iphone7」「iphone8」「iphoneSE(第2世代)」が上記4機種の中で最も小さい画面サイズ(4.7インチディスプレイ)であることを考えると、重要な部分はメルマガタイトルの冒頭18文字以内に収めると良いでしょう。
ただし、上記の文字数はあくまで目安です。
メルマガタイトルの文字数にこだわりすぎて、伝えたい内容がわかりにくいと意味がありませんから、「わかりやすさ」を維持できる範囲で、上記の文字数を意識しながらメルマガタイトルを作成することをオススメします。
なお、アンドロイドの画面サイズは、2016年に発売された「Pixel」から2020年発売の「Pixel 5」を調べると、最小で5インチ、最大で6.3インチディスプレイとなっていますので、メルマガタイトルの文字数に関しては、「iphone」と同様のことが言えそうです。
参考URL:iPhone利用率は41.0%、MVNO+サブブランド利用率は初の下落~MMD研究所 – iPhone Mania
まとめ
今回は
- メルマガの開封率を上げる根本的な方法
- メルマガタイトルの決め方 6つのコツ
- メルマガタイトル(件名)の最適な文字数
について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
メルマガの開封率を上げる方法
- メルマガを届けたい相手を明確にして、ターゲットを絞り込む
- 読者ターゲットのメリットやベネフィットを考え、追求する
- 毎号のメルマガコンテンツにメリットやベネフィットを入れる
- 魅力的かつ効果的に伝わるメルマガタイトル(件名)をつける
- 読者のライフスタイルを勘案し、最適な曜日・時間に配信する
メルマガタイトルの決め方 6つのコツ
- 価格や割引率、期間や時間を記載
- メルマガの名称がわかるようにする
- 緊急性や希少性、限定感を伝える
- 気持ちに寄り添ったメッセージを
- 普段から口にするフレーズを入れる
- 冒頭で具体的なメリットを伝える
世の中には開封率が100%に近いメルマガも存在します。
すでにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、そのメルマガとは「有料メルマガ」です。
有料のメールマガジンは、当然ながらお金を払ってまで見たい、読みたいメールマガジンですから、開封率は限りなく100%に近いと言ってもいいでしょう。
そして、有料メルマガには、メルマガの開封率を上げるヒントが隠されています。
そのヒントとは、
とことん読者ターゲットを絞り込み、ターゲットに対して120%の満足度を提供している
ということです。
もしくは、「発信力を持つ有名人がメルマガを配信している」か、どちらかでしょう。
もしも、あなたが(あなたの会社やお店が)、読者ターゲットをさらに絞り込んで、ターゲットに対して120%の満足度を提供できるのであれば、メルマガを有料にできる可能性もあります。
常識を覆す発想かもしれませんが、チャンスはいつも常識の外側に隠されているものです。
それともうひとつ。
メルマガを安全かつ効率よく配信し、メルマガの配信先を適切に管理して、効果測定を行いながらメルマガを改善し続けるためには、自社のメルマガに適した、費用対効果の高いメール配信サービスを選ぶ必要があります。
すでにご利用の方はご存知かもしれませんが、メール配信サービスは、指定した日時にメルマガを一斉配信できるだけでなく、配信先メールアドレスの登録・変更・削除が簡単に行える他、開封率やクリック率を測定できるなど、メルマガの配信や管理、効果測定には欠かせません。
加えて、大抵のメール配信サービスはセキュリティ対策も施されており、中にはHTMLメールを作成できる機能や、メルマガの登録フォームを設置できるサービスもあります。
この機会に、メール配信サービスを利用したことがない方はもちろん、現在利用しているサービスに不満を感じていらっしゃる方は、今一度、自社のメルマガに最適なメール配信サービスを検討してみてはいかがでしょうか。
以下の記事にて、おすすめのメール配信サービスを詳しくご紹介しておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。
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ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^
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