「見込み客を集客する方法が知りたい」
「見込み客の集客を効果的に行いたい」
というあなたに、今回は、
- これだけは抑えておきたい「見込み客の集客方法」
- 確実に成果を出す「見込み客の集客方法」の選び方
をご紹介いたします。
見込み客を集客する方法はいろいろありますが、全ての方法を試すには多くの時間と労力、そして、多大なコストがかかりますから、最初に「どの集客方法を選ぶか?」が重要です。
最初に選んだ集客方法で、ある程度の成果を得ることができれば、徐々に複数の集客方法を組み合わせることで、より多くの見込み客を獲得する「好循環」が生まれます。
それでは早速見ていきましょう。
見込み客の集客方法5選
見込み客の集客方法を、5種類ご紹介いたします。
見込み客の集客方法
- ホームページやブログ、ランディングページで集客する
- チラシやパンフレットなど、印刷物を効果的に活用する
- Twitterでつぶやく、FacebookやInstagramで拡散する
- 既存のお客様に電子メールやダイレクトメールDMを送る
- 展示会に出展する、または、自社で展示会を開催する
厳密に言うと、上記以外にも見込み客を集客する方法はありますが、この5種類の方法をおさえておくと、まず問題ないでしょう。
これから解説する見込み客の集客方法には、それぞれメリットやデメリットがあります。
そのため、
- 自社の開発した商品に適した集客方法はどれか?
- 自社内ですぐに始められる集客方法はどれか?
- 複数の集客方法を実践する場合は、何から順番に着手すればいいのか?
など、自社の商品や自社の現状、担当する社員の得手不得手を勘案しながら読んでいただけると、ぴったりの集客方法が見つかると思います。
見込み客の集客方法を選ぶとき、最も大切なことは、
- 自社が得意とする、自分に向いている方法
- 商品の特性や、顧客ターゲットに適した方法
を選ぶことです。
短期間で結果を求めることなく、すぐに成果が出なくても無理なく続けられる方法を選ぶことが、最終的には大きな成果をもたらしてくれます。
それでは、「見込み客の集客方法」をひとつずつ見ていきましょう。
見込み客をネットで集客
見込み客の集客方法、ひとつ目は「ホームページやブログで集客」です。
すでにホームページやブログを開設しているのであれば、まずはそこで商品をPRしましょう。
自社のホームページに商品の特設ページを作って、商品の全体写真や部分写真、サイズや容量、素材や成分、商品のUSPやベネフィットを掲載し、
「開示できる情報は一つ残らず全て記載する」
という気持ちで、そのページを見れば商品のことが何でもわかる状況にしておいてください。
ここでいう商品の特設ページはECサイトでいうところの「商品購入ページ」ではなく、「自然検索による集客に特化した商品のPRページ」という位置づけとなり、一般的にはランディングページと呼ばれています。
ランディングページ(略してLP)とは、広い意味ではお客様がWebサイトに訪れる際の「最初のページ」のことを言いますが、もうひとつの捉え方として、「特定の商品やサービスを販売するために作られたページ」という解釈もあり、ここでは後者のランディングページを指します。
集客や販売を目的としたランディングページを制作する場合、商品の仕様や特徴を羅列するだけでなく、むしろ
- 他社との差別化を図る自社独自の強み(USP)
- お客様が商品を購入することで得られる具体的なメリット(ベネフィット)
に重点を置いて、豊富な写真と読みやすい文章を組み合わせて、「わかりやすさ」を意識して伝えることを心がけましょう。
ブログで紹介する場合は「小分けして」紹介(投稿)するのがポイントです。
1回の記事にまとめてしまうと情報の発信が単発で終わってしまうため、お客様に気付いていただけない可能性がありますし、検索エンジンで上位に表示させる「SEO対策」の面においても、可能であれば数回に分けて、異なる内容で投稿するようにしてください。(記載する内容が乏しければ単発でもかまいません)
先に申し上げたランディングページがすでに完成している場合は、「ブログ記事→ランディングページ→購入ページ」という流れを作ってもいいですし、ブログ記事からダイレクトに購入ページに誘導してもOKです。
ホームページに購入ページがない場合は、お問い合わせフォームや購入できる店舗をご案内するといいでしょう。
自社のホームページやブログがすでにある場合、上記の集客方法は多少の時間はかかりますが、費用は一切かかりませんし、サイトの更新やブログ記事の投稿に慣れている社員がいれば、制作時間も少なくて済みます。
定期的にホームページを訪れるお客様やブログの購読者がいれば、既存客にも商品をいち早く告知できるため、うまくいけばすぐに集客の効果が現れることもありますから、ホームページやブログを開設しているのであれば、迷わず上記の集客方法を実践しましょう。
チラシやパンフを活用する
見込み客の集客方法、2つ目は「チラシやパンフを活用する」です。
集客の王道ともいえるチラシやパンフレットの活用は、汎用性が高い集客方法です。
学生さんや主婦の方、ビジネスマンやOLさん、スマートフォンを手放せない若者からインターネットを活用する機会が少ないご年配の方まで、紙媒体であるチラシやパンフレットは職種や年齢を問わず見ていただけますし、それを数人で見たり、誰かに手渡したりできますから、これほど便利な集客ツールはありません。
ただしチラシやパンフレットを手に取って見ていただくためには、制作する時間や印刷代金をはじめ、印刷したチラシやパンフレットを「配布する」「送付する」「設置する」必要があるため、ホームページやブログに比べてコストがかかります。
上記のことから、チラシやパンフレットを活用する際は範囲やルートを限定して、より高い効果が見込めるエリアや、レスポンス率が高い人たちの手に渡るように「使いどころ」を慎重に考え、
費用対効果を上げるためにはどこでどのように使えばいいのか?
を意識しましょう。
なお印刷物を制作するためには「印刷用のデザインデータ」を準備する必要があるため、デザインソフト(イラストレーター やフォトショップなど)が使えるグラフィックデザイナーさんに制作を依頼して、完成したデザインデータを印刷会社(主にネット印刷会社)に入稿するという流れになります。
印刷データを制作できるデザイナーさんが自社にいない場合は、「ココナラ」や「ランサーズ」などを利用するとデザインデータの制作を外注することはできますが、チラシやパンフレットに掲載する原稿や写真などは基本的に自社で準備しなければなりませんので、その点をお忘れなく。
なお、ネット印刷が多すぎて、どこに注文すればいいかわからない…」という方は、「印刷の通販グラフィック」をオススメいたします。
ネット印刷はいろいろありますが、価格や品質、サポートや注文しやすさなど、総合力を考えると、「印刷の通販グラフィック」が最も安心して利用できるのではないでしょうか。
最後にもうひとつ。
開発する商品やサービスにもよりけりですが、チラシやパンフレットを活用した集客方法は、
- 路面店への集客
- 習い事や教室へのお誘い
- 近隣で行うイベントやセールの告知
- 営業スタッフが使用する販促ツール
に適していますので、付け加えておきます。
SNSでつぶやく、拡散する
見込み客の集客方法、3つ目は「SNSでつぶやく、拡散する」です。
ツイッター(Twitter)やフェイスブック(Facebook)、インスタグラム(Instagram)などのアカウントをお持ちの企業様は、それらのSNSを活用して拡散しましょう。
ただしアカウントを持っていない場合は、わざわざアカウントを取得してまでSNSで拡散する必要はありません。
もちろん、
「SNSを使った集客術や集客方法は最近のトレンドでは?」
という方も大勢いらっしゃいます。
SNSを集客や販促に活用することについては、「どんどん活用しましょう」という人もいれば、私のようにあえて行う必要はないと主張する人もいて、大きく意見が分かれるところです。
実際にSNSを効果的に活用して、集客や販促に役立てている企業様もありますから、SNSの活用を否定するつもりは毛頭ありませんが、その難易度は高く、誰もが実践かつ継続できるものではありません。
私が「あえてSNSを集客や販促に活用する必要はない」という背景には3つの理由があります。
それは、これらのSNSは「続かない」ことが多く、思った以上に「時間を要する」ということ、そして発言する人がタレントやアーティストのような有名人ではなく、「普通の会社員」が集客や販売のために行っているからです。
日頃からSNSを利用していない方がSNSを始めた場合、日常の業務を優先するあまり、そもそもSNSのことを忘れてしまう…あるいは、つぶやいたり拡散しようと思っても定期的に発信すること(内容)が見当たらない、あるいは慣れていない…大抵はそんな状況に陥ります。
加えてこれらのSNSは会社のアカウントで発信しますから、
- 内容に誤りがないか?
- 誰かを傷つけるような表現はないか?
- マイナスの印象を与えることはないか?
など、上司がその都度チェックしなければなりません。
つぶやく前にチェック、掲載する前にチェック…となりますから、内容を考える時間に加えて、校正やチェックに時間を要します。
さらに有名人でもない限り、集客や販売を目的とした「仕事としてのSNS」をフォローする人は多くありません。
ホリエモンさんが主張するから読みたくなる、サッカー元日本代表の本田選手の発言だからやっぱり気になる、某モデルさんの写真だからついつい見たくなるわけで、発信する内容がどんなに良いものであっても、発信する人との掛け算になることは知っておいた方がいいでしょう。(集客や販売目的でない場合はこれに含みません。)
既存客にメールやDMを送る
見込み客の集客方法、4つ目は「既存客にメールやDMを送る」です。
既存客に電子メールを送信したり、ダイレクトメールを郵送する集客方法は、ぜひ積極的に行ってください。
なぜなら既存客にアプローチする行為は、自社のことを思い出させる「リマインダー効果」があるだけでなく、長らく自社をご利用いただいていない「休眠客へのアプローチ」を自然な形で行うことができるからです。
そのため電子メールやDMはがきを送る際は、開発した商品をお知らせすることも大切ですが、
「いかがお過ごしでしょうか」
「その後お変わりないですか」
というニュアンスを含ませながら、
お客様にお手紙を書くように全体の内容をまとめると良いでしょう。
お手紙のようなメールやDMであれば抵抗なく読んでいただきやすいですし、少なくともマイナスの印象を与えることはありません。
たとえ商品が売れなかったとしても、メールやDMを送ることで自社のことを思い出してもらうことができれば、次に商品の購入を検討する際、自社の商品が選択肢のひとつに加わるかもしれませんし、別のお仕事の商談につながるかもしれません。
そのため、すぐにレスポンスがないからといって「効果が得られなかった」と思うのは早計です。
お客様との信頼関係を構築するためには「接触回数」が大きく影響しますから、新商品に関するお知らせに限らず、お客様のビジネスや利益につながる出来事があれば、積極的にお知らせしましょう。
ただしメールを送信する場合は「個人情報」を扱うため、注意が必要です。
営業スタッフが親しいお客様にメールを送る場合は別として、基本的には許可なくお客様にメールを送る行為はNGですから、新商品の発売をお知らせする場合は、事前にメールマガジンの登録や新着ニュースのお知らせメールなどを受け取ることについて、お客様に許可を得ておく必要があります。
商品の発売をメールでご案内する行為は時間やコストも少なくて済みますし、積極的に取り入れたい方法ではありますが、必ず上記の手順を踏んだ上で行ってください。
対照的にダイレクトメール(はがきや封筒)を送付する場合は、印刷代や封筒代、封かん作業や郵送費など、時間やコストもかかるため、費用対効果を考えながら送付するお客様を絞り込むと良いでしょう。
見込み客を展示会で集客
見込み客の集客方法、最後は「展示会に出展、または開催」です。
数日で多くのお客様に自社の商品をPRする手段として、展示会に出展したり、自社で展示会を開催するという方法もあります。
展示会は出店の準備に多くの時間やコスト、人員を割くことになりますが、出展する展示会の規模やこちらのプロモーション次第では、大きな成果を手にすることができる強力な集客方法です。
私は前職のネット印刷に勤めていた頃、
「ネットでは出会うことができないお客様にも、自社の印刷サービスの魅力を知ってもらいたい!」
という理由から、東京ビッグサイトで開催される国際展示会に出展することを会社に提案し、それが受け入れられ、総監督として展示会の準備からお客様の招聘、当日のアテンド(接客)まで、展示会における業務全般を行いながら全体を取り仕切った経験があります。
その上で、展示会への出展や、自社で展示会を開催しようとお考えの方に、何かひとつだけ伝えるとすれば、細かいことは抜きにして「ぜひ2、3年続けて出展(開催)してください」とアドバイスするでしょう。
全てに共通して言えることですが、展示会も例に違わず、出展回数が増えるにつれてコツが掴めるようになってきます。
私も初めて出展した時は、
「何を準備すればいいのか?」
「どんなブースにすればいいのか?」
「来場者をどうやって呼び止めるのか?」
など、準備段階から本番までわからないことだらけでしたが、
出展回数を重ねるうちに準備すべきものが明確になり、
「いつまでに何を準備すればいいのか?」
「何人くらいでどのようにアテンドすればいいのか?」
など、全てにおいて段取り良くスムーズに準備や運営できるようになりました。
なお、出展する展示会の選び方から準備するもの、ブース設営のポイントや会場で配るアイテム、展示会後のアプローチ方法に至るまで、具体的なコツやノウハウを語り出すとボリュームがありすぎるのでここでは割愛させていただきます。
最後に読者の皆様が最も気になる「展示会の費用対効果」についてだけお話しいたしますと、個人的には「得られるものは大きい」と思っています。
ここでいう「得られるもの」とは、見込み客のことだけを指しているのではありません。
「会場ではどのような販促物を用意すればいいのか?」
「どうすれば自社のブースの前で来場者を立ち止まらせることができるのか?」
「どうすれば自社の魅力を目の前にいる人にわかりやすく伝えることができるのか?」
と真剣に悩み、考え抜いた経験から得られる「社員の成長」も含まれています。
たった数日間のために、数ヶ月前から頭を悩ませながら準備した経験は、その後、数年にわたってプラスの効果をもたらしてくれるに違いありません。
まとめ
今回は、見込み客の集客方法と、それを選ぶ際のポイントをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度「見込み客の集客方法」をもう一度おさらいしておきましょう。
見込み客の集客方法
- ホームページやブログ、ランディングページで集客する
- チラシやパンフレットなど、印刷物を効果的に活用する
- Twitterでつぶやく、FacebookやInstagramで拡散する
- 既存のお客様に電子メールやダイレクトメールDMを送る
- 展示会に出展する、または、自社で展示会を開催する
この記事の冒頭でも申し上げた通り、集客方法は上記の他にも
- 無料のセミナーや集客イベントを開催する
- テレアポや訪問営業
- 新聞や雑誌への広告掲載
- 交通広告や看板の設置
- Web広告やリスティング広告
など、数多くの種類があります。
しかしながら、それらのほとんどがお金を払って掲載を依頼する広告です。
中にはストレスを生み出しやすい集客方法だったり、単発で終わってしまう施策であることから、継続的に見込み客が集まる仕組みを考えた場合、まずは先に述べた5種類の集客方法をまずはお試しいただきたいと思います。
なおメールやDMはがきはリマインダー効果や休眠客の掘り起こしの観点から、展示会は集客効果に加えてそれ以上に得るものが大きいという観点から、「継続的な仕組み」ではありませんがオススメさせていただきました。
見込み客の集客方法が定まれば、あとはトライアンドエラーを重ねながら精度を上げるのみ。
この記事を読んでくださったのも何かのご縁ですから、私も心より応援いたします!
最後にもうひとつ。
- 少人数かつ低予算で「売れる仕組み」を作りたい
- Web媒体を活用した集客や販売を強化したい
- Webマーケティングの知識やスキルを身につけたい
という方に、おすすめの「Webマーケティングスクール・講座」をご紹介いたします。
ビジネスの現場で通用する「実務レベルのWebマーケティング力」を独学で身につけるには、多くの関連書籍を読んで、実際に手を動かしながら、トライアンドエラーを何度となく繰り返すことになります。(私自身がそうであったように…)
その点、Webマーケティングスクールでは座学と実務をバランスよく取り入れた実践的なカリキュラムをこなすことによって、効率良くWebマーケティング学べるだけでなく、わからないことがあっても現役Webマーケターが疑問や質問に答えてくれるので安心です。
以下の記事では、
- Webマーケター志望の大学生や、キャリアアップを目指す社会人を対象としたスクールを9つ
- 社内Webマーケターを目指す方や、販売責任者・Web担当者を対象としたスクールを7つ
計16個のWebマーケティングスクール・講座をご紹介するとともに、各スクール(講座)の特徴や自分に合ったスクール(講座)の選び方をわかりやすく解説しておりますので、少しでもご興味がある方は是非チェックしてみてくださいね。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)