「休眠顧客の掘り起こしを行うなら、まずはメールから!」
「休眠顧客に送るメールの例文を探している」
「休眠顧客の掘り起こしを目的としたメールのテンプレートを活用したい」
というあなたに、今回は
- 休眠顧客の掘り起こしを目的としたメールの例文(アパレルのネットショップを想定)
- 「どんな内容を、どの順番で、どのように書けばいいのか?」というテンプレート(雛形)
をご紹介いたします。
メール配信はさほどコストもかかりませんし、書き方のポイントさえ押さえていれば、一定の反応を得ることができますから、迷っている方はぜひこの記事を最後まで読んで、すぐにでも実践していただければと思います。
この記事でご紹介するテンプレートはあくまで「きっかけ」です。
これからご紹介するテンプレートを使って、休眠顧客の掘り起こしにチャレンジしていただき、コツが掴めてきたらメールの内容をアレンジして、少しずつレスポンスを高めていきましょう。
休眠顧客の掘り起こしメール ~例文と解説
アパレルのネットショップを想定して書いた、休眠顧客の掘り起こしメールの例文です。
後ほどメールポイントを解説しますので、まずはメールの全文をご確認ください。
休眠顧客に送るメールの例文
件名:【3日間限定】2020年の新作ジャケットがシークレットセールで20%OFF!
このメールは、
・1年以内に当店をご利用いただいた方
・当店のメールマガジンにご登録いただいている方
にお届けしています。
※ご不要な方はこちらから解除していただけます。
(ここに解除用のURLを記載する)
こんにちは、
【ネットショップ〇〇】の店長「うさやん」です。
本メールをお送りしている方に限り、
3日間限定で「季節先取りシークレットセール」を
(店長の一存で)実施することになりました。
ご購入時に指定の割引コードを入力すると
全ての新作ジャケットが、なんと20%OFF!
通常ではあり得ない新作ジャケットの割引です。
この冬アウターをお探しの方は
ぜひ【ネットショップ〇〇】を覗いてみてください。
【セール期間】
10月23日(金)正午~10月25日(日)21時
【対象の商品】
「2020年の新作ジャケット」のページ内全商品
【割引コード】
USAYAN2874
★ 対象商品の一部をご紹介いたします ★
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(ここにセール商品のURLを記載する)
※商品によっては入荷数量が少ないものもあり、
人気のカラーやサイズは完売が予想されますので
あらかじめご了承くださいませ。
あなた様のご来店を心よりお待ちしております。
ネットショップ〇〇 店長 うさやん
(ここにお店のURLや住所、電話番号など)
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※メール配信の解除はこちらから
(ここに解除用のURLを記載する)
当ブログに掲載している例文やテンプレートは、中小企業や小さい会社の「売れる仕組みづくり」に貢献するために、「少しでも考える時間や作業時間の短縮につながれば…」という思いから作成したものです。そのため、以下のルールを守って、一人でも多くの方に正しくお使いいただければ嬉しく思います。
- 当ブログに掲載している例文をご使用いただく際は、内容をよくご確認いただき、ご自身の判断と責任においてお使いください。
- 例文の内容につきましては、十分に吟味した上で作成しておりますが、正確性や確実性を保証するものではございません。
- 当ブログに掲載している例文は、予告なしに内容を変更・削除する場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。
- 当ブログの例文に関するトラブルにつきましては、一切の責任を負いかねます。ご理解ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
- 当ブログに掲載している例文を無断で転用したり、転載することを固く禁止します。
(※)文章中の「例文」とは、「例文・文例・テンプレート・定型文」などを含みます。
休眠顧客に送るメールの解説
ありきたりなメール内容に見えますが、実はいくつかポイントがあります。
メールで休眠顧客を掘り起こすポイント
- まずは安心感を与える
- お客様を特別扱いする
- 期間や数量を限定する
- 親しみを感じさせる
- 手軽さと視認性に配慮
このポイントを押さえるだけでレスポンスが確実に上がりますから、実際にメールを作成する際はひとつでも多くのポイントをメールの中に盛り込むようにしてください。
それでは各ポイントをひとつずつご説明いたします。
まずは安心感を与える
メールの配信をすぐに解除できる旨を、メールの最初と最後に入れることで、お客様にご安心いただけます。
「メール配信を解除する方法がわからない…」という不安感をまずかき消す。その上でメール内容をご確認いただくと、レスポンスも上がります。
お客様を特別扱いする
「シークレットセール」という文言の中には、「あなたは特別なお客様ですよ」というメッセージが含まれています。
自分が「えこひいき」されて、気分を良くする方はいたとしても、気分を害する方はあまりいません。
期間や数量を限定する
「セールは3日間」「入荷数量が少ない」「人気のカラーやサイズは完売が予想」
期間や数量を限定することで、「早くいかなければ!」という緊急性が芽生え、「このチャンスを逃したくない」という気持ちが来店や購入を後押ししてくれます。
親しみを感じさせる
「店長からのメール」「店長の一存」という表現は、顔が浮かばない会社やお店からのメールに比べて、親しみを感じます。
メールの内容に興味がなく、今回は来店や購入に至らなかったとしても、「親しみやすさ」は好印象へとつながることを忘れてはなりません。
手軽さと視認性に配慮
「割引コードを入力するだけ」という手軽さは、来店や購入の敷居を下げることに直結します。
スマホでの読みやすさを重視して、ひとつの文章を3~5行に。20文字前後で改行すると、読了率が飛躍的に上がります。
休眠顧客の掘り起こし用メールテンプレート
休眠顧客の掘り起こしメールは、以下のテンプレートをご使用いただくとスムーズです。
基本的には以下6つの情報を、順番通りに作成すると休眠顧客の掘り起こしメールは完成します。
- 件名で具体的なベネフィットを伝える
- 冒頭で誰に配信しているのか?を書く
- メールの配信を解除する方法を伝える
- メール本文(わかりやすく簡潔に)
- お店のアドレス・ホームページを記載
- 再びメール配信の解除方法を記載する
それではひとつづつ、簡単にご説明いたします。
件名にベネフィットを
件名の書き方が開封率を大きく左右することは言うまでもありません。
では件名に何を書くか?
簡潔な言葉で表現された「商品やサービスのベネフィット」、あるいは具体的なメリットや特典を買いてください。
数字を入れると具体性が増すので、オススメです。
誰に配信しているのか?
「こんなメール登録した覚えがない!」と思われないように、「このメールは誰に配信しているのか?」をはっきりと書きましょう。
「休眠顧客=長らく利用していないお客様」ですから、過去にメール配信を登録していたとしても、忘れていらっしゃるお客様が多いので…。
メールの配信を解除する方法
メールの最後に配信解除の方法を記載しているものが多いようですが、個人的には最初にお伝えすることをオススメしております。
最初に配信解除を伝えると、「メールを読まずにそのまま解除されてしまうのでは?」と思われるかもしれませんが、現実はその逆。
最初に伝えておくと、「興味がなければメールの内容に目を通してから解除すればいい」と思って、メールを最後まで読んでいただける確率が上がります。
メール本文(わかりやすく)
休眠顧客の掘り起こしをメールで行う場合は、DMはがきとは異なり、季節の挨拶や形式的なお決まりの挨拶文は不要です。
お客様は日頃からいろんなメールをチェックしています。
そして仕事や勉強、家事や子育てに追われています。
飾り立てた文章は、丁寧でいかにも見栄えするように見えるかもしれませんが、お客様の時間を大切にすることを第一に考え、見やすさや読みやすさを重視するためにも、必要最小限に抑えることをオススメします。
お店のURL、アドレス情報
今回ご案内しているメールの内容がお客様にとって必要のないものであったとしても、「久しぶりにWebサイトを覗いてみようかな」というお客様は一定数いらっしゃいます。
そんな方のためにも、必ずホームページやブログのアドレスは記載しておきましょう。
再びメール配信の解除方法
メールの内容に目を通したけど、「やっぱり必要ないかな」と思うお客様は、ここからメール配信が解除できるようにしておきます。
休眠顧客の掘り起こしを目的としたメールは、「見込み客をふるいにかける作業」と言い換えることもできますから、必要のないお客様にメールの配信解除を行っていただくことで、「良質な顧客リスト」を作っていきましょう。
次に何を売るか?を常に考え、休眠させない
ここまで休眠顧客の掘り起こしを目的としたメールの例文と、メールのテンプレートをお届けしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
今回お届けしたのはあくまで「メール」の例文やテンプレートであり、これがDMはがきや電話、訪問になると、伝える内容や伝える順番などは変わってきます。
ただ休眠顧客を掘り起こす際の「考え方」は同じです。
顧客ファースト。
顧客のことを第一に考える。
顧客のためになる情報を簡潔に、わかりやすくお伝えする。これが基本となります。
そしてもうひとつ。
「休眠」顧客となってしまう前に、「休眠」させない方法を考えることも大切です。
つまり「商品やサービスを売っておしまい」ではなく、
「商品やサービスを売った後、次に何を売るのか?」ということ。
この商品やサービスを利用するお客様は、他にどんなものに興味や関心を持っているのか?
この商品やサービスを利用するお客様は、日頃からどんな不安や悩みを抱えているのか?
この商品やサービスを利用するお客様は、どうなりたいのか?どんなものに価値を見出すのか?
そんなことを考えながら、次に売る商品を考えてみると、いいかもしれませんね。
ビジネスはお客様の問題解決です。
お客様が抱えている問題を、いかに簡単に、いかにスピーディーに、いかに安心して取り除くことができるか?
そこにビジネスが成長するための大きなヒントが隠されています。
まとめ
今回は、休眠顧客の掘り起こしを目的としたメールの例文やテンプレートをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう1度
「休眠顧客の掘り起こし用メールテンプレート(雛形)」をおさらいしておきましょう。
休眠顧客の掘り起こし用メールテンプレート(雛形)
- 件名で具体的なベネフィットを伝える
- 冒頭で誰に配信しているのか?を書く
- メールの配信を解除する方法を伝える
- メール本文(わかりやすく簡潔に)
- お店のアドレス・ホームページを記載
- 再びメール配信の解除方法を記載する
最後にもうひとつ。
- 少人数かつ低予算で「売れる仕組み」を作りたい
- Web媒体を活用した集客や販売を強化したい
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ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただき、ほんとうにありがとうございました (^.^)