初めての転職で「どうしたらいいかわからない」ときの対処法

空木岳の象徴「駒石」 撮影者:うさやん

「転職活動がうまくいかず、どうすればいいかわからなくなった…」

「転職活動をどうやって進めていけばいいかわからない…」

「初めての転職活動で右も左もわからず、どうすればいいかわからない…」

というあなたに、今回は

  • 初めての転職で「どうしたらいいかわからない」ときの対処法
  • 転職活動がうまくいかずに「わからなくなった」ときの対処法

について解説いたします。

転職活動に限らず、日々のお仕事やプライベートにおいても、「どうしたらいいかわからない」と思うことは起こるものです。

今まで一度も「どうしたらいいかわからない」と思ったことがない方は、誰一人いないのではないでしょうか。

と同時に、「どうしたらいいかわからない」ことが、永遠に続くこともありません

1年前に悩んでいたことを、今も悩み続けている方はどれくらいいるでしょうか。

1年前ならまだしも、3年前、5年前に「どうしたらいいかわからない」と思っていたことを、今も考え続けている人は、ゼロとは言いませんが、限りなく少ないと想像します。

なので、「どうしたらいいかわからない」と思ったときは、

  • 今はまだ、どうしたらいいかわからない
  • 現時点では、どうしていいかわからない

と、捉え方を変えてみることで、まずは気持ちを落ち着かせ、冷静になって現状を正確に把握することが何よりも大切です。

それを踏まえた上で、これからご紹介する対処法をお試しいただくと、少しずつ打開策が見えてきますから、今はまだ心が塞ぎ込んでいて前向きな気持ちにはなれないかもしれませんが、新たな行動を起こすことで、トンネルの出口は必ず見えてきます。

それでは早速みていきましょう。

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転職で「どうしたらいいかわからない」ときの対処法

初めての転職で、どうしたらいいかわからないからといって心配する必要はありません。

「どうしたらいいかわからない」という時点で、少なからず「どうにかしたい!」という意思はあるわけですから、やり方さえわかれば、あとは行動を続けることで必ず前進します

サラッと言いましたが、

  • 自分に合ったやり方を見つける
  • 失敗を恐れずに、行動し続ける

この2つは最重要ポイントです。

特に、ひとつ目の「自分に合ったやり方」がわからなければ転職活動が長期化したり、行動することが面倒に感じたり、最悪の場合は転職活動がストレスになることもありますから、くどいようですが、「自分に合ったやり方」で転職活動を行うようにしましょう。

では、初めての転職で「どうしたらいいかわからないとき」はどのようなやり方があるのか?

大きく分けて3つのやり方があります。

初めての転職で「どうしたらいいかわからない」ときの対処法

  1. 詳しい人に転職活動をサポートしてほしい人は、無料の転職支援サービス「転職エージェント」を利用する
  2. 限られた時間で効率的に転職活動したい人は、転職サイトのスカウト機能(スカウトサービス)を活用する
  3. 自分のペースで転職活動を行いたい人は、転職サイトの「お役立ちコンテンツ」を参考に転職活動を進める

それでは、ひとつずつ詳しく解説いたします。

転職エージェントを利用する

初めての転職で「どうしたらいいかわからない」とき、詳しい人に転職活動をサポートしてほしい人は、無料の転職支援サービス「転職エージェント」を利用すると良いでしょう。

転職エージェントとは、ひと言で言うと「転職サポートのプロ集団」です。

転職ノウハウを熟知した「キャリアアドバイザー」と呼ばれる人が、あなたの適正を知るためにカウンセリングを行い、そこで知り得た情報をもとに、客観的な視点から最適な求人を紹介してくれます。

転職エージェントを利用する際は、専任のキャリアアドバイザーに自分の長所や短所、得手不得手、理想の働き方などを包み隠さず正直にお伝えすることが必須です。

自分を少しでも良く見せようとして誤った情報を伝えてしまうと、仮に内定がもらえたとしても、入社した後、会社の期待に応えることができずに評価を大幅に下げてしまうだけでなく、求人を紹介してくださったキャリアアドバイザーを裏切ることになりますから、ありのままの自分を偽りなく伝えるようにしましょう。

そうすることで、自分の性格や価値観にフィットする求人や、自分の強みが活かせる求人を紹介してくれます。

転職エージェントの役割はそれだけではありません。

  • 履歴書や職務経歴書の添削
  • 面接のアドバイスや日程調整
  • 入社日や希望条件の交渉

など、あなたの転職を成功へと導くために、あらゆる面から転職活動をサポートしてくれるので、初めて転職する方や、ひとりでの転職活動に行き詰まった場合には頼もしいサービスと言えるでしょう。

スカウト機能を活用する

初めての転職で「どうしたらいいかわからない」とき、限られた時間で効率的に転職活動したい人は、転職サイトのスカウト機能(スカウトサービス)を活用すると良いでしょう。

スカウト機能(スカウトサービス)とは、転職サイトにプロフィールや職務経歴、希望条件などを登録することで、企業や転職エージェントの方から求人のオファーを受け取ることができる機能(サービス)です。

企業や転職エージェントは求職者のレジュメ(履歴書・職務経歴書・希望条件など)をみてオファーを出すかどうか判断しますから、わかりやすくて伝わりやすいレジュメを作成し、定期的にブラッシュアップする必要はありますが、基本的には一度レジュメを作成してしまえば、あとはオファーを待つのみ。

時間に余裕があるときは、レジュメを登録した転職サイトで求人を検索・応募してもいいですし、忙しい人や転職を急がない人は、オファーを待ちながら少しずつ転職活動を進めるのもOK。

オファーが届いたからといって必ずしも面接を受ける必要はありませんが、オファーの中には書類選考が免除されるものや、非公開求人の紹介オファーもあるので、届いたオファーには必ず目を通すようにしましょう。

お役立ちコンテンツを参考にする

初めての転職で「どうしたらいいかわからない」とき、自分のペースで転職活動を行いたい人は、転職サイトの「お役立ちコンテンツ」を参考に転職活動を進めると良いでしょう。

大手の転職サイトには、転職の進め方や転職にまつわる悩みに応える「お役立ちコンテンツ」が充実しています。

一例を挙げると、

【リクナビNEXT】の「転職成功ノウハウ」では、

  • 転職活動の基礎知識、応募書類の書き方、面接のポイント、円満退職のしかたなどを解説する「転職ガイド」
  • ちょっとした悩みから内定に直結する問題まで、転職にまつわる疑問に対して専門家が回答する「転職Q&A」
  • 転職に成功した人や失敗した人をはじめ、転職サポートの専門家が最新の働き方について語る「みんなの転職」

【doda(デューダ)】の「知りたい・聞きたい」では、

  • 転職のスケジュールの立て方から新しい職場への溶け込み方まで、時系列に沿った転職のノウハウを解説した「ステップで分かる転職ノウハウ」
  • 転職・仕事・お金など、求職者が気になることをdodaが独自に調査。転職だけでなく普段の生活にも役立つデータを集めた「データで見る転職」
  • 転職経験者が語る転職の成功体験談をはじめ、doda編集長やキャリアアドバイザーが転職市場の動向を解説する「コラム・インタビュー」

などがあり、

転職活動に迷ったときや疑問に感じたとき、これらの情報が大いに参考になるはずです。

上記の転職サイトは歴史も古く規模も大きいため、あらゆる転職ノウハウを熟知していることはもちろん、最新の情報にも敏感なので、転職が初めての方だけでなく、転職を考えている人はチェックして損はないでしょう。

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転職活動の途中で「わからなくなった」ときの対処法

転職活動を続ける中でうまくいかないことが重なって、この先、どのように進めていけばいいかわからなくなったときは、どうすればいいのか?

このまま転職活動を続けるか?

それとも、転職活動をいったん中断するか?

あるいは、転職を諦めるか?

どの道を選んでも、何らかの「学び」につながるとは思いますが、おすすめは「転職活動をいったん中断する」です。

「うまくいかない」ということは「何かが間違っている」と考えるのが自然であり、「わからなくなった」ということは「今はまだ間違いに気づくことができない」状態なので、このまま転職活動を続けてもうまくいく可能性は低いと想像します。

このまま転職活動をやめてしまってもいいのですが、「転職したい」「今の職場から離れたい」と思ったから転職活動を始めたわけで、転職を諦めるということは、「転職したい」「今の職場から離れたい」という気持ちに蓋をすることになりますから、精神的なストレスを抱えることになりかねません。

なので、繰り返しますが、転職活動をいったん中断(求人を探したり応募する行為をストップ)し、あらためて、転職がうまくいかない原因を考えてみることをおすすめします。

とはいうものの、「転職がうまくいかない原因」を探り当てることは簡単ではありません。

応募書類の書き方を変えてみたり、面接のシュミレーションを繰り返しても、それらは表面的な対策でしかありませんから、根本的な「転職がうまくいかない原因」を特定して、修正しない限りは同じ結果を招くことになるでしょう。

では、「転職がうまくいかない原因」を特定するにはどうすればいいか?

まずは、考え方を変えてみることです。

例えば、

  • うまくいかないのは、応募書類の書き方や面接時の対応がよくないからだ

という考え方を、

  • 前職と同じ業界や職種にこだわらず、いちど未経験の異業種に応募してみよう
  • 「やりたいこと」ではなく、「できること」を中心に求人を探してみよう
  • 自分の力で転職先を探そうと思っていたが、試しに転職のプロに相談してみよう

という具合に、

「頑張ってどうにかしよう!」というやり方から、視点を変えることによって、今までとは全く異なるやり方を考えてみる

その中で、最もピンとくるやり方をひとつ選んで、まずは試しにやってみる。

うまくいかなければ別のやり方を試してみる…またうまくいかなければ、さらに別のやり方を試す…。

そうこうしているうちに、

「これだ!」というやり方が見えてきますから、あとは行動量を増やすのみ。

きっと大丈夫。

必ずうまくいきますから、安心してくださいね。

なぜなら、「転職活動の進め方がわからなくなった」と思っている時点で、すでに「何かが間違っていることに気づいている」わけですから、正しいやり方さえ見つけることができれば、良い方向へ動き出すはずです。

ほんとうに何もわからない人は、間違っていることにすら気づかないまま、いつまでも同じやり方を続けていますから…。

私たちの学習の仕方は、基本的には失敗に基づく消去法です。

ありとあらゆる選択肢を試行錯誤しながら試して、失敗を消していくうちに最後に成功が残り、そこでやっと、これが答えだとわかります。

出典:勝間 和代(2021)『勝間式生き方の知見 お金と幸せを同時に手に入れる55の方法』株式会社KADOKAWA.
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まとめ

今回は

  • 初めての転職で、どうしたらいいかわからないときの対処法
  • 転職活動がうまくいかずに、わからなくなったときの対処法

について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

忘れないように、最後にもう一度、

「初めての転職で、どうしたらいいかわからないときの対処法」を、おさらいしておきましょう。

初めての転職で「どうしたらいいかわからない」ときの対処法

  1. 詳しい人に転職活動をサポートしてほしい人は、無料の転職支援サービス「転職エージェント」を利用する
  2. 限られた時間で効率的に転職活動したい人は、転職サイトのスカウト機能(スカウトサービス)を活用する
  3. 自分のペースで転職活動を行いたい人は、転職サイトの「お役立ちコンテンツ」を参考に転職活動を進める

私も過去に「どうしたらいいかわからない」ことが山ほどありました。

一例を挙げると、

  • 仕事のトラブルで、「会社の指示」と「お客様の気持ち」の板挟みになったこと
  • 職場のストレスで、急に動悸が激しくなったり、食べ物が喉を通らなくなったこと
  • 起業してお店をオープンしたものの、半年も経たないうちに先行きが見えなくなったこと

プライベートでは

  • 四国のとある山に登ったとき、道に迷ってしまってパニック状態になったこと
  • ゴルフの練習をやりすぎて右腕の筋を痛め、1年経っても痛みが取れなかったこと
  • 上顎のしこりが気になって病院で検査したら、「腫瘍がある」と言われたこと

など、その他にも細かいことを挙げると色々ありますが、おかげさまで、現時点では上記の悩みはすべて解消され、心身共に健康な生活を送っています。

この記事を読んでくださっているあなたも、過去に「どうしたらいいかわからない」ことが、ひとつやふたつはあったかと思いますが、今も同じことで悩んでいる方はどれくらいいるでしょうか。

加えて、もしあなたが、いくつかの困難を乗り越えてきたのなら、人間的にも成長しているはず。

だから今度もきっと大丈夫。

今はまだ「どうしたらいいかわからない」かもしれませんが、きっとよくなります。

少なくとも、私はそう思っています。

人生は、成功だけじゃつまらない。

失敗したり、迷ったり、いろいろあるからおもしろいんです。

出典:斉藤一人(2020)『斎藤一人 神的 まぁいいか』マキノ出版.

最後に、大切なことをもうひとつ。

もしあなたが、今現在

  • 今の仕事に興味が持てない…やりがいを感じられない…やる気が出ない…
  • 自分の仕事に自信が持てない…仕事を心から楽しめない…
  • 仕事で大きなストレスを感じている…会社に行くのが嫌になった…

と感じていて、誰かに悩みを聞いて欲しい…解決策について相談したい…気持ちを落ち着かせたい…という場合は「オンラインカウンセリング」の利用をおすすめいたします。

オンラインカウンセリングとは、臨床心理士や国家資格を持つカウンセラーと1対1で約50分程度、オンライン上で気軽に悩みを相談できるサービスです。

具体的には、

  • 自分の感情を素直に表現し、悩みを打ち明けることによって気持ちを落ち着かせる
  • 日頃から抱えている悩みや問題をカウンセラーと一緒に考えて、解決の糸口を見出す
  • 心の中にしまっていた気持ちを話すことで、今置かれているの自分の状況を整理する
  • カウンセラー(専門家)の話を聞くことで、客観的な視点から自分の考えを認識する

ことによって、

ひとりで抱え込んでいた不安や悩みを和らげ、心の健康を取り戻す効果が期待できます。

私がそうであったように、心の不調が身体的な症状(心身症)に発展すると、心と体が健康な状態に戻るまで数ヶ月~数年かかることも珍しくありません。

なので、今現在、仕事による強いストレスに悩まされていて、大きな不安を抱えていらっしゃる方は、自分の心と体を最優先に考えて、オンラインカウンセリングに限らず、心のケアやリフレッシュ、あるいは、ストレスの原因から距離を置くことを検討してみましょう。

ということで、今回はこの辺で。

最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)

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