「アンケートの基本的な作り方が知りたい」
「アンケートを作りたいけど、何から手をつけていいかわからない」
「アンケートを実施する方法について悩んでいる」
というあなたに、今回は、
- 正しいアンケートの作り方 3つのステップ
- アンケート作成をWebで行う多くのメリット
について解説します。
アンケートは作り方さえ間違えなければ、アンケート結果からいろんな発見や気づきが得られる貴重な試みです。
正しいアンケートの作り方をきちんと理解すると、アンケートの準備に多少の時間はかかるものの、その後のアンケート実施から集計、活用までがスムーズに行うことができます。
対照的によくないのは、アンケートを実施すること自体が目的になってしまうことです。
売上を上げることが目的になると、安易な安売りや過剰なサービスに傾いてしまうように、アンケートを実施することが目的になると、ユーザーの実態調査や顧客満足度を数値で計測するにとどまり、ほんとうの意味で、アンケート結果を効果的に活用することはできません。
それでは早速みていきましょう。
正しいアンケートの作り方
正しいアンケートの作り方をご紹介します。
「正しい」アンケートの作り方を理解するためには、まずはじめに「間違った」アンケートとはどういったものなのか?を確かめておく必要があります。
では、間違ったアンケートとはどういうアンケートか?
具体的には、
- アンケートを行う目的が定まっていないため、質問項目が支離滅裂
- アンケート結果の活用方法が不透明。ひどい場合は何も活用されない
- アンケートの実施や集計、活用に膨大な時間と労力を費やしてしまう
といったものが、いわゆる間違ったアンケートとなります。
では、正しいアンケートとは、どういうアンケートか?
すでにお分かりだとは思いますが、
- アンケートを行う目的が明確で、厳選された質問項目から多くのヒントや気づきが得られる
- 活用方法が事前に考えられているため、アンケート結果を迅速かつ余すことなく活用できる
- アンケートの実施から集計、活用までが設計されていて、すべてがスムーズで無駄がない
このようなアンケートが、正しいアンケートと言えます。
では、正しいアンケートはどのようにして作るのか?
正しいアンケートの作り方
- アンケートの目的や活用法を決める
- アンケートで質問する内容を決める
- アンケートの対象者や人数を決める
それでは、ひとつずつ詳しくみていきましょう。


目的や活用法を決める
正しいアンケートの作り方、最初のステップは「目的や活用法を決める」です。
目的や活用法を決めることなくアンケートを実施すると、質問項目が漠然としたものになり、アンケート結果を有効に活かすことができません。
- お客様の声をホームページに掲載したい
- 自社のサービスを利用している方の顧客満足度を調査したい
- 商品を購入したきっかけや、購入者の属性が知りたい
これらもアンケートを実施する目的のひとつではあります。
しかし、アンケートはお客様の生の声を聞くことができる数少ない機会ですから、
「自分たちでは気づけない商品のアイデアや、サービスの改善点を見つける」
といった、より具体的な目的を定め、
「アンケート結果をどう活かすか?」
を事前に考えておくことがとても大切です。
質問する内容を決める
正しいアンケートの作り方、次のステップは「質問する内容を決める」です。
アンケートの目的や活用法が決まれば、
「どのような質問項目を設置するか?」は自ずと定まります。
とはいうものの、質問項目を考えるのはそれなりに時間もかかりますから、ついついネット検索で見つけた「無料で使えるテンプレート」をそのまま使ってしまいたくなりますが、せっかく目的や活用法を考えたのですから、
- 目的を果たすためには、どのような質問項目を設置すればいいか?
- アンケート結果を上手に活用するためには、どんな聞き方をすればいいか?
を自分の頭で考えて、効果的な質問項目を作りましょう。
なお、「アンケートの質問項目を作るときのポイント」につきましては、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひご参照になさってください。
対象者や人数を決める
正しいアンケートの作り方、最後のステップは「対象者や人数を決める」です。
アンケートの目的や活用法、質問項目が定まれば、
- どのようなお客様にアンケートをとるのか?
- 何人くらいの方にアンケートを実施するのか?
を決めることになります。
例えば、
- 特定のサービスをご利用いただいているお客様
- 過去1年以内に商品をご購入いただいたお客様
- 3年以上サービスをご利用いただいているお客様
など、アンケートの目的や活用法に応じて、アンケートの対象者を確定します。
メールでアンケートを実施する場合は、アンケート対象者が増えてもコストが上がることはありませんが、店頭でアンケート用紙を配布したり、DMを送付してアンケートを実施する場合は、予算に応じて人数を制限すると良いでしょう。
アンケート作成はWebで
アンケートの作成は、できるだけWebで行うことをオススメします。
お客様にご来店いただける場合はアンケート用紙を配布して、お客様にご記入いただいた用紙を回収する、あるいは用意した専用のポストに投函していただくという方法もございますが、アンケート用紙を作成・コピー・配布する、集まった回答を集計するなど、多くの時間やコストが発生することを考えると、可能な限りアンケートはWebで行った方が賢明です。
以下、ご参考までに、アンケート作成をWebで行う6つのメリットをご紹介いたします。
アンケート作成をWebで行う6つのメリット
- 無料かつ簡単に作れる「Webアンケートツール」が充実している
- アンケートの回答を自動で集計してくれる機能が備わっている
- アンケートフォームのデザインやカラーを自由にカスタマイズできる
- お客様アンケートの実施期間や、各項目の細かい設定ができる
- パソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも回答できる
- 間違いや誤植が見つかっても、すぐに項目の修正や削除ができる
Webでアンケートを実施する際は「Webアンケートツール」を利用します。
「Webアンケートツール」とは、Web上でアンケートフォームを作成して、アンケートの実施から集計までを簡単かつスピーディーに行うことができるサービスです。
「Webアンケートツール」は私が確認しただけでも10~20種類ほどあり、無料で使えるものもあれば有料のサービスもあり、初めて利用する方は「どのサービスにすればいいかわからない…」と、迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時は、少々面倒ですが、
- アンケートに設置する質問項目を確認する
- アンケート実施から集計までの流れをシュミレーション
- 使える予算と相談しながら、最適なサービスを選ぶ
という手順で、最適なWebアンケートツールを選びましょう。
▶︎アンケートフォーム無料作成おすすめサービス5選!比較表も
今回実施するアンケートが、無料サービスの範囲内ですべて実現できるのであれば、無料のWebアンケートツールでも問題ありませんが、無料のサービスで物足りなければ有料プランにグレードアップすることをおすすめいたします。
最後にWebアンケートのデメリットも、少しだけお伝えしておきます。
アンケートをWebで行うと、当然ながらパソコンやスマートフォンを持っていない人、あるいは操作に慣れていないお年寄りやご年配の方は、アンケートにお答えいただくことができません。
さらに、アンケートフォームにお越しいただく(アクセスしていただく)方法についても、事前に考えておく必要があります。
- 自社のホームページにアンケートフォームへと移動するボタンを設置する
- メールマガジンでお知らせして、メール本文にURLを記載する
- チラシやパンフレットにQRコードつけて、スマートフォンで読み取ってもらう
など、方法はいろいろありますが、一定数のお客様に対して一斉にメールを送信する場合は「一斉メール配信システム」がとっても便利です。
ご興味がある方は、以下の記事をご覧くださいませ。
▶︎メール配信サービス5社を比較!目的別おすすめランキングも
まとめ
今回は、
- 正しいアンケートの作り方 3つのステップ
- アンケート作成をWebで行う多くのメリット
について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度「正しいアンケートの作り方」をおさらいしておきましょう。
正しいアンケートの作り方
- アンケートの目的や活用法を決める
- アンケートで質問する内容を決める
- アンケートの対象者や人数を決める
前職のネット印刷では、私が中心となって毎年欠かさずお客様アンケートを実施していました。
今回お伝えした「正しいアンケートの作り方」は、自身の経験を通して「正しい」と確信した方法ですが、当然ながら、すべてのアンケートに当てはまるわけではありません。
ただ、アンケートを作る順序や、大切にしなければならないことはお伝えできたと思います。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^
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