「今の仕事が嫌い…」
「仕事が嫌すぎる…」
「別の仕事をやりたい…」
というあなたに、今回は「仕事が嫌になったらやるべき5つのこと」をご紹介いたします。
なお、本記事で言う「仕事」は「仕事の内容」であり、「働くこと自体が嫌になる」「職場(の人間関係)が嫌になる」ことではありません。
さて、突然ですが「好きこそものの上手なれ」という格言をご存知でしょうか。
「好きこそものの上手なれ」とは、
どんなことでも、好きなものに対しては楽しみながら上手くなるので、「好き」であれば上達する望みがある
という意味です。
裏を返すと、「嫌だ」と思いながらやっても、上達は望めないということ。
これを仕事に当てはめると、
仕事が好きであれば困難なことがあっても続けられるし、いつか成果を上げることもできるが、仕事が嫌いになったら続けることすら難しくなる。
と解釈することができます。
では、仕事が嫌になったらすぐに別の仕事を探す、つまり、転職すればいいのか?という話になりますが、必ずしもそうではありません。
なぜなら、人は嫌いだったものを何かのきっかけで好きになることもあれば、以前は好きだったものが、時がすぎるにつれて嫌いになることもあるからです。
なので、仕事が嫌になった時にまずすべきことは、
「この先もずっと嫌いである可能性が高いのか?」
それとも、
「再び好きになる可能性は残されているのか?」
を見極めることであり、本記事ではその方法を「仕事が嫌になったらやるべき5つのこと」としてご紹介いたします。
それでは早速みていきましょう。
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと
仕事が嫌になったら、
- ほんとうに仕事が嫌になったのか?
- 一時的に仕事が嫌になっただけなのか?
を確かめる必要があります。
「もう2度とこの仕事をやりたくない!」と思うほどに今の仕事が嫌になったのであれば、早々に別の仕事を探すべきですが、
- 仕事でうまくいかないことが続いた
- お客様や取引先との関係が悪化した
- 仕事のやり方が大きく変わった
など、原因が特定できる場合は、時間が解決してくれることもあるので、一時の感情で「会社を辞める」「転職先を探す」といった決断を下すことはおすすめできません。
では、「本気で仕事が嫌になったのか?」、それとも「一時的に仕事が嫌になっただけなのか?」を見極めるにはどうすればいいのか?
以下に示す「5つの考え方や行動」をお試しください。
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと
- 仕事が嫌になった原因を探る
- 仕事を好きになろうとしない
- 仕事だから…と割り切ってみる
- できるだけ仕事から距離を置く
- 求人サイトで様々な仕事を見る
上記の考え方や行動をとることで、今まで何の疑問も抱かなかった「自分と仕事の関係性」が少しずつ明らかになり、「自分が仕事に求めているもの」を再認識することができます。
その上で、「今やっているお仕事」と「仕事に求めるもの」との間に大きなズレがある場合は、本気で今の仕事が嫌になったと考えていいでしょう。
反対に、「今やっているお仕事」と「仕事に求めるもの」との間に少しでも重なる部分があれば、一時的に仕事が嫌に感じるだけかもしれません。
それでは、「仕事が嫌になったらやるべき5つのこと」をひとつずつ詳しく見ていきましょう。


仕事が嫌になった原因を探る
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと、ひとつ目は「仕事が嫌になった原因を探る」です。
仕事が嫌すぎる場合は、根本的に仕事選びを間違っている可能性があるので、これからお話しする内容には当てはまりませんが、多くの場合、仕事を選ぶときに、少なからず
- この仕事をやってみたい
- この仕事は自分に向いている
- この仕事なら自分に合っている
と思って今の仕事に就いたわけですから、仕事が嫌になった原因が必ずあります。
上記を踏まえた上で、あらためて以下の質問を自分に投げかけてみましょう。
「なぜ自分は今の仕事が嫌になったのか?」
過去の記憶を辿りながら、今の仕事がだんだん嫌になっていった過程を遡ると、必ず仕事が嫌になった原因に行き着きます。
例えば、「営業がやりたい!」と思って入社した会社で充実した毎日を送っていたのに、気がつけば仕事が嫌になっていた方の場合、仕事が嫌になったプロセスを辿ってみると、実は営業することが嫌になったのではなく、お客様からのクレームが増えるにつれて、その対応に時間を取られるようになり、結果として扱っている商品が好きになれなくなった…という感じです。
上記の例では、商品の改善を重ねることによってお客様からのクレームを減らすことができれば、再び今の仕事が好きになる可能性は十分あります。
逆に言うと、いつまで経っても商品が改善されず、クレームが増え続けるようであれば、別の会社に転職して、自分が心底「売りたい!」と思える商品を営業した方がいいでしょう。
仕事を好きになろうとしない
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと、2つ目は「仕事を好きになろうとしない」です。
嫌になってきた今の仕事を、どうにかして好きになろうと努力する方もいらっしゃいますが、嫌いな食べ物を好きになることが難しいように、嫌な仕事を好きになることは困難を極めます。
むしろ、無理して好きになることよりも、
「嫌いな仕事と、この先どうやって付き合っていくか?」
と考えた方がよっぽど健全です。
例えば、学校給食で出されたものを残さず食べなければならない状況で、嫌いなピーマンをどうやって喉の奥に流し込むか?と考える。
そうすると、
- パンに包んで一気に食べる
- 細かく刻んで他のおかずに混ぜて食べる
- 隣のお友達に食べてもらう(※)
(※)お互いに嫌いなものが出たら食べてあげる約束を交わす
など、いろんなアイデアが出てくるものです。
そして、気がつけばピーマンが好き…とまではいかなくても、普通に食べれるようになっていることもありますし、学校を卒業して「必ずピーマンを食べなければならない状況」から脱出していることも考えられます。
仕事だから…と割り切ってみる
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと、3つ目は「仕事だから…と割り切ってみる」です。
「趣味の延長線上に仕事がある」という方は極めて稀で、大半の方にとって趣味と仕事は別物だと想像します。
自分を満足させるために行う「趣味」とは異なり、仕事とは、お客様に満足していただくことによって、その対価を受け取る活動ですから、自分にとっては嫌なことでも、お客様のためにやらなければならないことも多々あります。
つまるところ、それが仕事であり、「仕事とはそういうものだ」という割り切りも時には必要です。
「仕事だからしょうがない」
と割り切って考えることで、昨日までの重苦しい気分が晴れて、驚くほど淡々と仕事をこなすことができるかもしれません。
ただし、精神的・肉体的に耐え難いほどの苦痛を伴う場合は、割り切って別の仕事を探すことを強くおすすめいたします。
できるだけ仕事から距離を置く
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと、4つ目は「できるだけ仕事から距離を置く」です。
「仕事から距離を置く」とは、
- いつも残業しているなら、定時で仕事を切り上げる
- 終業後は会社の人との付き合いを避けて、家路に着く
- 休日はできるだけ会社のことを考えないようにする
- 会社を休むほどの用事がなくても、定期的に会社を休む
- 1週間以上の「リフレッシュ休暇」を取得する
など、できるだけ仕事のことを考えないようにすると同時に、会社にいる時間を極力減らすことを意味します。
仕事から距離を置いてみると、始めのうちはソワソワして「ほんとにいいのかな…」と思いますが、続けていると、思いのほかプライベートが充実するようになって、毎日の生活にもメリハリが出てくるように…さらに続けていると、プライベートが充実しているだけでは物足らず、「仕事も充実させたい!」という思いが強くなってきて、再び仕事に対する意欲が湧いてくることも…。
いずれにしても、今の仕事が嫌と感じている時点で「いい仕事」はできませんから、いったん仕事から離れて心も体もリフレッシュした方が、自分にとっても会社にとってもプラスに作用するので、いわゆる「仕事人間」と言われる人ほど、仕事が嫌になったときは「仕事から距離を置く」ことをおすすめします。


求人サイトで様々な仕事を見る
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと、最後は「求人サイトで様々な仕事を見る」です。
仕事が嫌になったら「求人サイトで仕事を探す」のではなく、「今の仕事以外に、世の中にはどんな仕事があるのか?」を知るために、求人サイトを覗いてみることをおすすめします。
同じ会社で長く働いている人ほど、他の業種や職種、他の仕事を知る機会がありません。
世の中にあるいろんな会社や仕事を知ることで、あらためて今の仕事が自分に適していることを再認識することもあれば、その逆に、
- ほんとうはこんな仕事がやりたかった
- この仕事なら、今よりもっと自分の能力を活かせそう
- 気になっていた「あの会社」の求人が出ている
など、応募するかどうかは別にして、思わぬ発見や出会いもありますから、外の世界を知るという意味においても、大手の求人サイトを訪れて、最新の求人情報に触れることは良い刺激になるでしょう。
まとめ
今回は「仕事が嫌になったらやるべき5つのこと」をご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度おさらいしておきましょう。
仕事が嫌になったらやるべき5つのこと
- 仕事が嫌になった原因を探る
- 仕事を好きになろうとしない
- 仕事だから…と割り切ってみる
- できるだけ仕事から距離を置く
- 求人サイトで様々な仕事を見る
仕事をする上で、「好き」は最強にして最大のアドバンテージと言っても過言ではありません。
仕事を好きになると、
時間が経つのも忘れるくらい、高い集中力を発揮することもできますし、上手くいかないことがあっても、粘り強く最後まで取り組むことができますし、十分な報酬がなくても、継続することで大きな成果を手にすることもできます。
そう考えると、好きな仕事をすることがいかに重要で、長い人生を歩む上で、どれほど大きなプラスの影響を及ぼすことになるか、簡単に想像できます。
もしあなたが本記事でご紹介した「仕事が嫌になったらやるべき5つのこと」を試してみて、それでもやっぱり「今の仕事が嫌い」だと言うのであれば、好きな仕事を探す、つまり転職した方が賢明です。
その際に、ひとつだけご注意いただきたいことがあります。
それは、仕事(求人)を探すとき、絶対に報酬や待遇といった好条件に惑わされないことです。
あなたが心から楽しめるお仕事、他の人よりも簡単かつ上手にできるお仕事、そして、「純粋にこの仕事が好き!」と言えるお仕事を探してください。
大丈夫、きっと見つかりますから!
最後に、大切なことをもうひとつ。
もしあなたが、今現在
- 今の仕事に興味が持てない…やりがいを感じられない…やる気が出ない…
- 自分の仕事に自信が持てない…仕事を心から楽しめない…
- 仕事で大きなストレスを感じている…会社に行くのが嫌になった…
と感じていて、誰かに悩みを聞いて欲しい…解決策について相談したい…気持ちを落ち着かせたい…という場合は「オンラインカウンセリング」の利用をおすすめいたします。
オンラインカウンセリングとは、臨床心理士や国家資格を持つカウンセラーと1対1で約50分程度、オンライン上で気軽に悩みを相談できるサービスです。
具体的には、
- 自分の感情を素直に表現し、悩みを打ち明けることによって気持ちを落ち着かせる
- 日頃から抱えている悩みや問題をカウンセラーと一緒に考えて、解決の糸口を見出す
- 心の中にしまっていた気持ちを話すことで、今置かれているの自分の状況を整理する
- カウンセラー(専門家)の話を聞くことで、客観的な視点から自分の考えを認識する
ことによって、
ひとりで抱え込んでいた不安や悩みを和らげ、心の健康を取り戻す効果が期待できます。
私がそうであったように、心の不調が身体的な症状(心身症)に発展すると、心と体が健康な状態に戻るまで数ヶ月~数年かかることも珍しくありません。
なので、今現在、仕事による強いストレスに悩まされていて、大きな不安を抱えていらっしゃる方は、自分の心と体を最優先に考えて、オンラインカウンセリングに限らず、心のケアやリフレッシュ、あるいは、ストレスの原因から距離を置くことを検討してみましょう。
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました (^.^)