「仕事ができる人になりたい」
「仕事ができる人の考え方が知りたい」
「仕事ができる人の習慣とは?」
というあなたに、今回は「仕事ができる人の特徴や考え方」の中から、代表的なものを10個ご紹介いたします。
誤解を恐れず申し上げると、ほんとうに仕事ができる人は純粋に仕事が好きで、心から仕事を楽しんでいるだけであって、「自分は仕事ができる」という自覚がほとんどありません。
なので、仕事ができる人になりたい方は、今のお仕事をもっともっと好きになるか、あるいは、自分が心から楽しめるお仕事を探して、その仕事に没頭することができれば、その分野において「仕事ができる人」に少しずつ近づくことができます。
だったら、
「仕事ができる人の特徴や考え方を理解したところで、意味がないのでは?」
と思ってしまいますが、そんなことはありません。
なぜなら、「仕事ができる人の特徴や考え方」を理解して、それらを常に意識しながら仕事に取り組むことで、「仕事ができる人」への最短ルートを歩むことができるからです。
それでは早速見ていきましょう。
仕事ができる人の特徴や考え方
「仕事ができる人の特徴や考え方」をわかりやすく解説いたします。
まずはじめに、「仕事ができる人とはどのような人を指すのか?」を確認しておきましょう。
あっさり言えば「成果を出せる」。
これが「仕事ができる」ということです。
広い意味でのお客の立場で「頼りになる」「安心して任せられる」「この人ならなんとかしてくれる」、もっと言えば「この人じゃないとダメだ」、そう思わせる人が僕のいう「仕事ができる人」です。
(楠木 建 氏のコメントより)
出典:楠木 建 山口 周(2019)『「仕事ができる」とはどういうことか?』株式会社宝島社.
人によって仕事ができる人の定義には多少の振れ幅があるものの、上記の引用からも、仕事ができる人とは総じて
- 心から信頼できる人
- 安心して任せられる人
- 常に期待を超える人
と言えそうです。
では、仕事ができる人はどのような特徴や考え方を持っているのか?
もっと詳しく言うと、
心から信頼できる人とは、安心して任せられる人とは、常に期待を超える人とは、どのような特徴や考え方を持っているのか?
以下、「仕事ができる人の特徴や考え方」の中から、代表的な10項目をご紹介いたします。
仕事ができる人の特徴や考え方
- 深い洞察力に優れている
- 集中力が高く、持続できる
- 直感的かつ論理的である
- 楽観的かつ、悲観的である
- 自責思考で、決断力がある
- 時系列を意識して考える
- 道徳心に従い、愛がある
- 有言実行を貫いている
- 健康管理に気をつけている
- 仕事を楽しむことができる
上記の特徴をいくつか持ち合わせている人は、周りの人から仕事ができる人と認識されている可能性が極めて高いと言えます。
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。


深い洞察力に優れている
仕事ができる人の特徴や考え方、ひとつ目は「深い洞察力に優れている」です。
洞察力とは「ものごとの本質を見抜く力」であり、深い洞察力に優れている人は、今起きている出来事や人々の言動を表面的に観察するだけでなく、根本的な原因や言動の意図といった「見えない部分」まで深く見通す力を持っています。
そのため、
「問題の原因がどこにあるか?」をスムーズに特定できるだけでなく、「この部分をこうすればもっと良くなるのでは?」といった改善ポイントを見つけることもできるというわけです。
つまるところ、ビジネスは課題設定と問題解決の繰り返しですから、課題を発見する力や問題が起こる根本的な原因がわからなければ、ビジネスを前進させることはできません。
そういう意味において、深い洞察力に優れていることは、仕事ができる人にとって必要不可欠な要素と言えます。
洞察力とはつまり、「目に見えない現象の背後で何が起きているのか?」「この後、どのようなことが起こりうるのか?」という二つの問いに対して答えを出す力のことです。
出典:山口周(2017)『知的戦闘力を高める独学の技法』ダイヤモンド社 .
集中力が高く、持続できる
仕事ができる人の特徴や考え方、2つ目は「集中力が高く、持続できる」です。
絶対に失敗できない仕事や、締め切りが間近に迫っている仕事、今後の行方を左右するほどの重要な仕事をする際、仕事ができる人は高い集中力を発揮するだけでなく、集中力を最後まで切らすことなく仕事を完結させます。
ちなみに、一般的な大人が高い集中力を発揮できる時間は15分程度と言われており、集中力が持続できるトータルの時間は約50分です。
仕事ができる人の集中力が持続できる時間を計測したことがないので、正確なことは言えませんが、私が知っている仕事ができる人は、明らかに長時間にわたって高い集中力を持続しているように見受けられます。
おそらく、
高い集中力が発揮できる15分程度の時間と数分のインターバルを交互に繰り返して、「集中力のバランス」を上手にとりながら、最後まで走り切るのでしょう。
直感的かつ論理的である
仕事ができる人の特徴や考え方、3つ目は「直感的かつ論理的である」です。
「問題の原因はここにあるのでは?」という直感的なひらめきを出発点として、それが論理的に説明できるかどうか?を検証してみる…もしも論理的に説明できないようであれば、また別の視点からアプローチする…。
直感と論理を往復しながら最適解を導き出す思考回路こそ、仕事ができる人の真骨頂であり、仕事ができる人と言われる所以なのかもしれません。
よく論理と直感を対立させて考える人がいます。
両者はそれぞれに異なった性質を持っているのですが、実際に頭を使って仕事をする人からすれば、”論理は常に直感を必要とする”というのが本当のところだと思います。
つまり、出発点においては問題を発見・設定するためには必然的に直感が求められる。
これは「論理と直感、両方とも必要」というような単純な問題ではないんです。
順番の問題としてまず直感がなければ論理というものはあり得ない。
(楠木 建 氏 のコメントより)
出典:楠木 建 山口 周(2019)『「仕事ができる」とはどういうことか?』株式会社宝島社.
楽観的かつ、悲観的である
仕事ができる人の特徴や考え方、4つ目は「楽観的かつ、悲観的である」です。
楽観的とは、物事はすべてうまくいくと考えて、無用な心配をしないことを意味します。
悲観的とは、先行きに望みはない…うまくいくはずはない…と考えることを意味します。
そして、「楽観的かつ悲観的」とは、
新しいことにチャレンジするときは「きっとうまくいく」と楽観的に考えて、行動する際の障壁となる不安や恐れを振り払い、いざ取り掛かると、「そう簡単にうまくいくはずはない」と考え、最悪の事態を想定しながら慎重に物事を進めることを意味します。
つまり、仕事ができる人とは、楽観的に考えることで行動量を増やし、悲観的に考えることで細部にまで気を配り、詳細な計画を立てて、様々な選択肢を用意できる人なのです。


自責思考で、決断力がある
仕事ができる人の特徴や考え方、5つ目は「自責思考で、決断力がある」です。
自責思考とは、物事がうまくいかないときに、その原因が自分にあると考える思考パターンです。
決断力とは、自分の判断と責任において物事を決定する能力で、「決断力がある人」はその能力が高いことを意味します。
もうお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、自責思考と決断力は「原因や責任が自分にある」という点において常に主体的です。
仕事ができる人は自らの意思や判断に基づいて行動するタイプが多く、うまくいかないからといって他人のせいにしたり、判断がつかないからといって決断を先送りにすることはありません。


時系列を意識して考える
仕事ができる人の特徴や考え方、6つ目は「時系列を意識して考える」です。
「時系列を意識して考える」とは、これから起こる(と予想される)ことを、時間の経過に従って、その時々の状況(状態)を踏まえながら(想像しながら)考えることを意味します。
例えば、会社の方針転換で、来月から残業をゼロにする場合、時系列を意識して考えると、
- 残業が常態化していた社員は、残業代がなくなって、お給料が減る
- 残業代をあてにしていた社員から、「給料が減った」と不満が出る
- 残業していた頃と同じお給料の職場が見つかれば、転職を検討する
と予想できます。
そこで、仕事ができる人は、彼や彼女らの不満を少しでも解消するために、前もって会社の方針を伝える説明会を開いたり、残業代に代わる手当を検討したり、売上に準じた報奨金を出したり、副業を解禁するなど、問題が起こる前に先回りして、何らかの対策を講じることができるというわけです。
道徳心に従い、愛がある
仕事ができる人の特徴や考え方、7つ目は「道徳心に従い、愛がある」です。
道徳心とは、誰もが心の中に持っていて、意識することなく使える「善悪や正邪を判断できる心の中の規範」であり、ここで言う愛とは「相手を慈しみ、いたわる心」を指します。
大きな成果を得るためには、正しい決断を下し、多くの人の協力を得ることが必要不可欠です。
その点において、仕事ができる人は意思決定に必要とされる「絶対的な判断軸」を持ち、上司や部下、従業員やお客様の共感を得るために欠かせない「慈しみやいたわりの心」を持っています。
つまり、仕事ができる人は、ビジネスパーソンである前に人格者であるというわけです。


有言実行を貫いている
仕事ができる人の特徴や考え方、8つ目は「有言実行を貫いている」です。
有言実行とは、「口にしたことを必ず実行すること」を意味します。
仕事ができる人は、明確なゴールや目標を定めたら、「いつまでに何をやるか?」を決めて、大きな困難が目の前に立ちはだかっても少々のことでは諦めず、失敗を成功の糧にしながら着実に前進します。
周りの人からすると、「もうダメなんじゃないか…」と感じることも多々ありますが、本人の中ではゴールまでの道筋がはっきりと見えているので、粘り強く最後までやり抜くことができるのでしょう。
「自分が望んでいるものは何か」ーこれをはっきりとわかっている人は、そこに到達するまでやり抜くことができます。
具体的な目標を決めたら、そのために必要な行動は何かを具体的にすることも大切です。
「いつまでに、何をするのか」を決めるのです。
出典:ハイディ・グラント・ハルバーソン(2017)『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン.
健康管理に気をつけている
仕事ができる人の特徴や考え方、9つ目は「健康管理に気をつけている」です。
- いつも元気でエネルギッシュ、動きにキレがある
- 疲れ知らずで、少々のことでは仕事を休まない
- 健康的な体型を維持し、年齢よりも若く見える
仕事ができる人には、そんな方が多いように感じるのは私だけでしょうか。
私が知っている仕事ができる人も、バランスの良い食事を心がけ、十分な睡眠時間を確保し、体を動かすことを習慣にしている方が多く、中にはスポーツジムに通っていたり、ジョギングを日課にしていたり、週末にスポーツで汗を流している方もいらっしゃいます。
もちろん、例外もあるでしょうが、仕事で最高のパフォーマンスを発揮し続けるには、心身ともに健康な状態を維持する必要がありますから、日頃の健康管理がいかに重要であるかは言うまでもありません。
仕事を楽しむことができる
仕事ができる人の特徴や考え方、最後は「仕事を楽しむことができる」です。
仕事ができる人は、例外なく心から仕事を楽しんでおり、仕事を苦にすることはありません。
仕事が楽しめるようになると、もっともっと仕事がやりたくなって、良いアイデアも出てきますし、仕事のスキルやセンスも磨かれて、大きな成果を手にすることができるというわけです。
加えて、「仕事をすること自体が自分への報酬」となるため、たとえ仕事で失敗しても、落ち込むことなく再び仕事に取り組むことができます。
まとめ
今回は「仕事ができる人の特徴や考え方」の中から、代表的なものを10個ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
忘れないように、もう一度おさらいしておきましょう。
仕事ができる人の特徴や考え方
- 深い洞察力に優れている
- 集中力が高く、持続できる
- 直感的かつ論理的である
- 楽観的かつ、悲観的である
- 自責思考で、決断力がある
- 時系列を意識して考える
- 道徳心に従い、愛がある
- 有言実行を貫いている
- 健康管理に気をつけている
- 仕事を楽しむことができる
仕事ができる人だからといって、どんな仕事においても仕事ができるわけではありません。
仕事ができる人は、自分の得手不得手や向き不向きを理解しており、自分が得意な仕事や、今まで経験したことのない仕事に対しては果敢にチャレンジしますが、いざ、その仕事が「自分には向いていない」とわかったなら、次からは自分が苦手とする仕事を得意な人に任せて、「仕事の成果」を優先します。
つまり、仕事ができる人は
- 自分には何ができて、何ができないのか?
- この仕事はどんなスキルや経験が必要なのか?
- この仕事に最も適した人物は誰か?
など、
「自分のこと」「仕事のこと」「他者のこと」を客観的に見て、最高の結果が出せるように、総合的な判断ができる人と言えるでしょう。
初めのうちは迷ったらとにかくやってみる。
ところが、いつまでたってもそのやり方を続けている人というのは、たぶんセンスがない。
「これは自分の領分ではない」と思うことには手を出さないという「土俵感」。
「これは自分の土俵だ」という感覚がだんだんはっきりしてくる。
これもまた仕事ができる人の特徴だと思います。
(楠木 建 氏 のコメントより)
出典:楠木 建 山口 周(2019)『「仕事ができる」とはどういうことか?』株式会社宝島社.
最後にもうひとつ、仕事ができる人の考え方をご紹介しておきます。
それは、
「仕事は楽しんだもん勝ち、そして、楽しませたもん勝ち」
です。
仕事が楽しいと、仕事をすることが苦になりませんし、楽しいから「もっともっと!」という向上心も生まれますし、少々嫌なことがあっても楽しいから続けられるんですよね。
加えて、仕事である以上、必ずお客様がいますから、お客様に喜んでいただいたり、お客様に感謝されると、今よりもっと仕事が楽しくなって、ますます仕事が好きになります。
なので、もう一度言いますが、
「仕事は楽しんだもん勝ち、そして、楽しませたもん勝ち」
なのです。
人間が一番うれしいことはなんだろう?
長い間、ぼくは考えてきた。
そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。
実に単純なことです。
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。
出典:やなせたかし(2012)『やなせたかし明日をひらく言葉』株式会社PHP研究所.
ということで、今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました。^ – ^
もしあなたが、転職すべきか今の会社に残るべきか、ほんの少しでも迷っているなら、引き続き、以下の記事をご一読ください。
「迷いがなくなる」とまでは言いませんが、あらためて自分の気持ちを整理する上で、ご参考にしていただけるはずです。
転職すべきか残るべきか迷っているなら
人は歳をとりますし時間も有限ですから、仕事にやりがいや楽しさを感じることができなかったり、人間関係で大きなストレスを抱えていたり、何よりも、今の会社で「自分という人間を活かしきれていない」と感じるならば、転職を考え始めた方がいいでしょう。
とはいうものの、転職するとなれば、別の不安や悩みも出てきます。
何か新しいことにチャレンジするとき、未知なる領域に足を踏み入れるとき、人はワクワクやドキドキと同じくらい、まだ起きていないことを想像しては、不安や悩みを抱くものですから…。
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